蓼食う虫も好き好き

カブクワの採集に関するお得情報から身の回りの自然に関する疑問まで自然のいろいろな不思議を解決、考察していくブログです。自然への興味を持つきっかけを目指しています。

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2025年版 カブトムシ、クワガタムシの捕まえ方まとめ

たくさんあるカブクワ情報を学ぶために

クワガタ、カブトムシを捕まえたい方に向けて読みやすく必要な情報を端的にまとめました

カブトムシやクワガタムシを捕まえるために色々な情報を探しているあなたは、自ら情報を探すという点においてカブクワを捕まえるための素質があると言っても過言ではありません。

当ブログ内にも採集に関する樹液周り、木の見分け、各種採集方法、種別の所感、時期に関するものなどなどの情報がたくさんあります。

しかしながら記事も増えてきたので多すぎて何から手を付けたらいいか分からないという方もいると思うので、まとめ記事としてどのようにブログの情報を見ていけばいいのかを紹介したいと思います。

情報は神奈川東京を中心としたものですが、全国でも使えます。

また、要点は抜粋するのでこの記事だけでも必要事項は最低限抑えられますが、別記事を読む方が詳細に理解できます。

失敗事例を把握する

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カブクワをたくさん捕まえている人がいる一方で、全く捕まえられない人もいます。

これは本記事でも紹介している各種採集に関する知識やクワガタ自体に対する理解が少なかったりする知識面と、現地でそれらの知識を生かして行動した経験面、それからそれらの2つの技術で賄いきれない範囲をカバーする装備のそれぞれが貧弱であるからとするものです。

多くの方を見てきた私の経験をもとに、捕まえられない方はなぜ捕まえられなかったのか?を解説しますので、採集に挑んで敗れた方はスタート地点を修正しておきましょう。

失敗例が分かればそれをしなければいいだけですので、過去採れなかった人ほど役に立つはずです。

出現環境を理解する

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まずはカブクワが出現する環境について理解することをお勧めします。

クワガタの出現には欠かせない2つの要素があり、一つが発生するための朽ち木、もう一つが成虫の餌資源となる樹液です。これが数年維持される環境があるならばクワガタのいる可能性があります。

この視点を把握すれば頻繁な洪水や上流からの木の供給がある河川敷とある程度の緑があり定期的に枯れ木が発生する雑木林が探す場所として適任であることが分かります。

そして一般の方がまず浮かぶ山がなぜダメなのか?それはエリアが広すぎる上に樹種が広いからという話をします。出発の時点で勝負が決まる重要なお話です。

探したい種類を選ぶ

環境を理解したら次は自身がどの種類を狙いたいのかを明確にしましょう。
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クワガタの中には標高が高い、森林面積が広いなどの生息条件が決まっているものがいます。

狙いたい種類を絞っておかないと偶然遭遇することができない種類もいますのでここは重要です。

ここでは神奈川になりますが、採取経験のあるコクワ、ノコギリ、カブト、ミヤマ、ヒラタ、アカアシ、ネブト辺りについて個別に学べます。
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傾向として都市部の平地ではコクワ、ノコギリ、カブトが。
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山地ではミヤマ、ネブトが増え、標高が無いとアカアシは難しいです。種によって異なる生態を持つ者もいますので捕まえたい対象の理解は深めておきましょう。

出現する時期を理解する

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場所と種類を絞ったならば、次に重要なのはその虫はいつ出るのか?ということです。

一般に想像される子供の夏休みシーズンにはクワガタたちのピークは終わっており、効率よく、たくさん目にしたいならばピークとなる6月に行動したいものです。

いけすに100匹の魚がいる6月と50匹の7月に探すのでは出会える可能性も大きく変わりますよね。総合的なお話の記事と各月の所感を述べ、メリットデメリットなどをまとめたものがあります。

特に初心者は価値観が変わる記事になるはずです。例えばノコギリクワガタやカブトムシの自己最速記録は5月中旬ですよ。さあ情報をアップデートしておきましょう。
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樹液を理解する

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時期を把握したならば次は成虫の発見に直結する樹液周りを知ることをお勧めします。

樹液を利用する虫なのに樹液のことを知らないのでは遭遇できないからです。

樹液には樹液自体がなぜ出るのかを理解することで、生態的な視点から樹液を見つける方法と、ナラ枯れのような偶発的に起きた自然現象を利用する方法があります。

どちらも学ぶことが確実ですが、2025年時点では後者のナラ枯れを利用する方法が木の見分けを行わなくてよいため、楽です。

しかし河川敷を始め生態的な探し方を理解しておくとナラ枯れが終息した後でも採集が楽しめるので、両方読むことをお勧めします。
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そしてその後は樹液が出やすい時期について理解することをおすすめします。科学的に樹液が出やすい時期である6月頃から7月頃の根拠と体験から基づく樹木加害性昆虫の加害時期を紹介していきます。

有用な樹木を理解する

樹液の出る木はクヌギコナラだけではありません。
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河川敷ならばヤナギやクルミ、アキニレなどが大黒柱ですし、身近な公園やお寺などではカシやシイの木がいいポイントになっていることも多いです。

山地ではミズナラや一部のカエデ類にもやってきます。

つまり植物を知れば知るほど採取できる環境が増えていきます。

植物は初心者にとって理解しにくいものです。しかしクヌギやコナラはナラ枯れによる楽な採集方法があるとはいえ判別しておきたいものです。
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そしてヒラタを始め河川敷に目を向けるならばクルミとヤナギの2種の優先度はクヌギコナラよりも高いです。

やはり何を狙いたいのか?どこへ行くのか?といったゴール設定から逆算するのが重要です。

その後慣れてきたらアキニレやイタヤカエデなど穴場の樹木にも目を向けていきましょう。コツコツ見分けていけば必ず分かります。
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カブクワのいる場所を探す

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いよいよ情報としては十分なラインまで来ました。

ここからはポイントを自身で見つける必要があります。それは○○県 クワガタのいる場所と調べるのではなく、クワガタのいそうな環境をグーグルストリートビューなどの航空写真を利用して見つけることです。

ある程度の緑がある場所、それに隣接した小規模の緑の場所、河川敷などをパソコンで下見しちゃいましょう。場所によっては樹種までわかりますよ。
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この記事は有料版ですが有料な分記事の質を上げています。初心者がたくさんのカブクワに遭遇できるようツールの使い方やネット上で下見をする際に対象の雑木林にカブクワがいるかを見極めるサインなど無料では流石に教えられない情報を詰め込んでいます。親子でカブクワ探しを楽しみたい方に特におすすめする記事です。

ここでは地際から3m程度細枝にいることが多い理由を樹液を流すキクイムシとカミキリムシなどの例から紹介します。そして、樹名板や木の穴など樹液がなくてもクワガタが見つかってしまう場所を教えちゃいます。成果につながるクリティカルな記事です。

採集日の天気を理解する

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晴れの日がベストですが必ずしも休みなどと合わないのが自然というものです。ここでは小雨でも大丈夫、ゲリラ豪雨などの強度はダメという理由と曇りの日は日没が早くなるのでピークシーズンの活動時間が増えておすすめという話をします。

採取に関するテクニックを学ぶ

更に成果を上げるものとしては現地で使えるテクニックがあります。
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しかし採集の成果につなげられる項目がまだあります。

それが現地でクワガタを見つける時に使えるテクニックです。採取の現場で人がいても成果を上げられる人。それはこれらのテクニックを使って差別化を図っているからです。

特に外灯採集のやり方は夜行動するならば押さえておきましょう。

紫外線に引き寄せられるクワガタは外灯周りを円を描くように飛び回り、どこかにしがみつきます。外灯直下を見ているだけでは外灯採集の30%程度しか味わえていませんよ。
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外灯と合わせてお勧めしたいのが蹴り採集。蹴ったらクワガタはぽろぽろ落ちてきます。生態的な面からなぜ落ちてくるのかを紹介し、細い木だけでなく太い木でもけった方がいい理由なども紹介します。

昼夜問わずルッキング採集も覚えておきたいですね、いわゆる見て取る技術なのですが、自身のこれまでの経験が特に影響する方法です。

クワガタがどんな場所につくか?木の状態から樹液が出るか?昼も夜も常に行かせるテクニックです。
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採集者は皆こんなことをやっているんです。

装備を整える

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カブクワ採集に有利に働く道具として数mもある長竿網とライトが挙げられます。クワガタの捕獲は目視→捕獲となります。

知識を蓄えてそれを最大限に生かそうとするならば夜の視野の確保が必要です。それを助けるのがライトであり、目視できなければ網の出番はありません。

網は手の届かない目視した個体を捕まえる際にサポートしてくれる道具であり、長さが物を言います。

1mの網を使う人はそれ以上の場所に見つけたクワガタを捕まえられないというと破壊力が高いかと思います。参考までに私のライトは夜を昼に変えれる程度で、網は5m50㎝です。
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その他にも夏の暑さを快適にする装備や害虫を避ける道具、お金を節約する術など知ってオトクな採集のQOLを改善する物たちを紹介。

採集マナーについて

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このブログを見ている人はクワガタ採集をしているのにクワガタの住処を破壊することが内容お願いします。
眼の前にいても環境を壊すくらいなら諦められるくらいの自制心は持ってください。

採集の感覚をつかむ

実際に採集の感覚を採集記を読むことで味わってみましょう。
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高尾山を始め昆虫採集記は現地の感じが味わえたり、思わぬ虫が紹介されていたりと面白いものです。
知識を持てば持つ程次の昆虫シーズンが楽しみになり、何を捕まえようかの参考として各種採集記は便利です。

捕まえられたら(種の見分けと飼育)

情報を駆使して捕まえられたならば、その種類の見分けや寿命などの生態を把握しましょう
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種別の見分けはこの記事より。難易度は易しい順にコクワ、ノコギリ、スジ、ミヤマ、ヒラタ、アカアシ、ネブトになるかと思います。次の目標を探すのにもおすすめです。
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寿命や飼育に関しては基本的には当年中の寿命が基本で、飼育は雌雄も別々のほうが安心です。

捕まえられたら(さらなる知識を学ぶ)

また、以下ではクワガタを取り巻く背景を知ることで今後クワガタを捕まえるための知識の土台としてとても役に立ちます。
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数を捕まえると湧いてくる疑問を考察したものです。環境条件などの様々な要素から考察していき知識が深まります。
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そもそもカブトムシやクワガタが昆虫と言われる理由を紹介していく記事です。他の人に聞かれた時になぜカブクワが昆虫なのか答えられるようになります。
六脚類ー昆虫網に所属する昆虫と甲虫と言われる昆虫などが分かるようになります。
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大型個体が出るという二次発生の時期があるのかを考察するものです。2次発生は種類によってはあると考えられますが、ミヤマなどの根拠は不明です。

死んでしまったら?

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ここまで熱意をかけて見つけて飼育したカブクワたち、せっかく飼育したものが死んでしまったならば一生物の標本にしてあげれば、この夏の思い出として記憶していくことができます。針と発泡スチロール、シリカゲル(乾燥剤)あたりがあれば作れるため、蝶の場合と違いかなり安く作れます。

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本まとめ記事で紹介したのは一部の記事だけです。すべての記事はこのカテゴリーから読めますので更に知識を増やしたい方は利用してください。

待ち時間やスキマ時間を充実させるために

昆虫採集では待ち時間や滞在時間などのスキマ時間が生まれるため、事前に楽しめるコンテンツを用意しておくと移動時や待機時に捗ります。


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