印象に残る緑の大きなバッタ
バッタといえば夏から秋にかけてみんなが大好きな昆虫の1種です。

小さいものから大きいものまでさまざまいますが、ほどほどの捕まえやすさで達成感もあり、かっこいいいい虫ですよね。
しかしながら色が似たものが多く、おまけに種類も豊富ときたもので、名前を調べるのには苦労しますよね。
そこで今回は身近で目にする大きな緑色のバッタの中で、代表的な2種類を紹介します。
ショウリョウバッタとは
ショウリョウバッタは空き地や芝生などのイネ科草本がある場所に広く分布している細長い大型のバッタです。

出現期はおよそ7~10月程度で、体長は♂が4㎝程度、♀で7㎝程度の大きさがあります。
チキチキバッタの別名を持ち、大人となったショウリョウバッタは気持ち良いチキチキという音と共に飛翔してその姿をイネ科の草本内に隠します。

ショウリョウバッタは草食性のバッタであり、主に芝の仲間やススキなどの植物を食べています。
そうした環境へ足を運べば苦労することなく見つけることができますね。
ショウリョウバッタの♂と♀の比較
大きさのイメージを掴むために♂と♀を比較してみましょう。

ショウリョウバッタのオスは身近な翅で飛ばない小型種のオンブバッタと比べると一回り以上大きさが違います。
一見するとオンブバッタの異常個体のように見えるかもしれません。
♂のショウリョウバッタは草むらから飛び出した段階でとにかく細いのが目につきます。
これに加えチキチキ言っていればショウリョウで確定でよいですね。
♀は♂3匹分ぐらいの太さがあります。体長自体も♂の1.5~2倍程度に大きいため、知らずに遭遇すると大きすぎてびっくりするほどです。
私の体感でいうとつまんだ時に野菜スティックぐらいの太さがあります。
体長こそ違いますが♀の方が飛翔速度は遅く捕まえやすいです。また、太さのおかげで移動しても見つけやすいため昆虫採集により向いています。
トノサマバッタとは
トノサマバッタは緑色の大きな姿をしたバッタの仲間です。

翅と後ろ足が非常に発達しており、一度飛ぶと30m以上飛ぶこともある強烈な移動能力を見せつけます。
ショウリョウバッタと比べると似た種類が多く、よく間違えられています。正確な判別のためには似た3種の判別点を押さえておく必要があります。それについては別記事で紹介します。
トノサマバッタはおよそ8月頃から成虫が出現します。

やや背丈のあるイネ科草本が多い環境に出現する傾向があり、ススキなど河川敷や草原環境でよく見つかります。
飛翔能力に優れ、日当たりのよい場所での反応速度がとても高く、飛翔距離もかなりのものであるため、捕まえる難易度はショウリョウバッタと比べ格段に高いです。

ショウリョウバッタと比べると横から見た時の頭部の丸みが強く、お尻の方では翅が突き出ていることが分かります。
このフォルムに注目することでショウリョウとトノサマの2種は簡単に見分けられます。
成虫は11月頃まで見られることもあり、遅くまで昆虫採集の良き相手として観察することが可能です。
ショウリョウバッタとトノサマバッタの違い
2種の違いを比較していきましょう。


前述のとおりフォルムの違いが分かりやすいです。
また、飛翔させた段階でもショウリョウがキチキチと音を立てるのに対し、トノサマはシュパパパというような風切り音に近い音を立てます。
足が強い分瞬発力勢い共にトノサマの方が強く、慣れればショウリョウとの違いはもちろんトノサマに似た2種類のバッタとも飛び出た瞬間と飛翔の音で見分けられます。
しかしそれは個体数を見た上級者向けです。初心者は頭部の丸みとイネ科感で判別しましょう。細長いのがショウリョウバッタです。
この2種類は姿が全然違いますので見分けるのには苦労しないはずです。
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