蓼食う虫も好き好き

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2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

紅葉はいつから楽しめるのか?10月から楽しめる紅葉の美しい植物たちと紅葉のなぜ?を紹介(紅葉狩り初心者向け)

秋になると桜やツツジ、モミジの仲間などの一部が早くも紅葉を始めます。紅葉の仕組みはやや複雑ですが、メカニズムを理解しておくと色の観察がとても楽しくなります。クロロフィルやアントシアニンなどの色素の足し算を覚えれば簡単に理解できます。

高鳴きで有名な肉食の鳥モズ。秋は鳴き声で探して観察のチャンス。

モズははやにえや高鳴きを始め面白い生態をたくさん持つ鳥です。小鳥でありながら肉食傾向が強いなど他の小鳥とは異なる性質から食物連鎖の観察なども行いやすいバードウォッチング向けの鳥です。

赤いヘビは毒を持つヤマカガシ? 毒の由来とアオダイショウとの見分け方。

強い毒を持つヤマカガシというヘビがいます。その毒はヒキガエルに由来しており、生態系の観察としてとても面白い生き物です。 類似の普通種アオダイショウとの見分け方や毒の話などの知って得するプチ情報をお届けします。

アオダイショウには毒がある? マムシそっくりの幼蛇と擬態の戦略。

身近なヘビの代表種アオダイショウ。噛まれたら毒はあるのでしょうか?マムシに擬態するという話が本当なのか?ヘビは生態系でどんな役割ですか?など知っているようで知らないヘビのお話をしていきます。

高尾山アオタマムシ採集記 枯れたモミの木で探す高尾の人気昆虫

高尾山の人気昆虫アオタマムシ。幼虫はモミの木を利用し、成虫はイヌブナの葉を食べます。このことから生息はやや限られますが、ここ高尾においては頑張れば十分遭遇可能です。タマムシ採集の魅力の詰まったアオタマムシ採集のコツをお伝えします。

高尾山のアオマダラタマムシを求めて、食草となるアオハダ探し。(下見編)

タマムシハンドブックを利用して高尾山のアオマダラタマムシを探してみました。食草となるアオハダの発見が厄介で、食草が分かっていても痕跡などは見つかりませんでした。冬場も足を運んで探してみたい所ですね。

ヤマガラの有毒植物エゴノキの実利用に見る生態系の面白さ

ヤマガラとエゴノキは人気の高いバードウォッチングポイントです。特に生態系の観察に適しており、有毒植物の利用による餌資源の独占や種子散布などなかなかに興味深い戦略が見られます。

アルプの里で見かけた夏の花たち。自然に癒やされる越後湯沢のオススメ自然観光スポット!

越後湯沢にあるアルプの里は手軽に高原環境を楽しめるおすすめスポットです。高山植物、高山の昆虫、空気感が味わえます。今回はニッコウキスゲの季節を訪れ、湿地帯でのトンボ類や草原性のチョウ類の観察が楽しめました。

越後湯沢の昆虫採集記。魚野川水系はヤナギが多くクワガタ採集と蝶が◯

自然豊かでオオクワガタやヒメオオクワガタを採集できるチャンスが有る都心からのアクセス良好な地、越後湯沢。ロマンを追い求めてクワガタ採集に行ってみるのはとてもオススメです。ミヤマクワガタあたりを目当てにしても楽しめると思いますよ。

アゲハチョウそっくりのアゲハモドキは珍しい? 擬態元であるジャコウアゲハとの違いも紹介!

アゲハモドキは毒のあるジャコウアゲハに擬態するとされている人気のベイツ擬態の観察対象種です。幼虫はミズキの仲間で目にし、成虫の採集では8月頃の外灯採集がおすすめですよ。

おにやんま君の効果について考察。本物のオニヤンマはどのようにして虫に避けられているのか?

話題沸騰中の虫除け道具おにやんま君。しかしなぜオニヤンマの姿を模しただけで効果があるのか?なぜ?という疑問も湧いてきますよね。今回は実際に使用した効果の有無と、おにやんま君がなぜ効くとされるのかの所以を考察してみました。総じて様々な視点か…

アゲハチョウの捕まえ方 赤色の花に集まりやすい生態を理解して捕まえよう。

アゲハチョウの仲間は捕まえるのが難しい人気昆虫です。彼らは赤色に集まりやすいと言われています。赤色をしたツツジ類やヒガンバナを中心に探すことで簡単に捕まえられますが、なぜ赤色を好むかというのは知られていません。赤色を選ぶ理由を紹介します。

芝生で飛び回る赤とんぼはアキアカネ? 正体は渡りを行うウスバキトンボ!変わった生態を持つ面白いトンボ。

芝生でよく目にするトンボは赤とんぼかと思いきや、実はウスバキトンボという別の種類だったりします。ウスバキトンボは旅をするトンボで、はるばる熱帯地方からやってきています。

昆虫採集やアウトドアのおすすめライト5選!人気のolightやsofinなど実際に使用しているものからピックアップ(夜も安心アウトドア向け)

昆虫採集の必須アイテムであるライトは様々なものが有り、どれを買うか分かりにくいです。Olightやsofinなどのちゃんとしたメーカーのものを買うのがおすすめです。seeker3 proやwarrior3S、sc31proなど人気ライトのアウトドアシーンにおける使用感を紹介し…

可愛いヤママユガに毒性はある?繭はどんな姿? 10cmもの大きさになる巨大蛾の魅力と生態を紹介!

ヤママユガは国語のエーミールの話でとても知名度のある虫です。エサはコナラなどのブナ科を利用し、昔ながらの里山環境で目にする蛾です。大きい蛾ですが、毒はなく、大人しいとても可愛いがなので、見かけた際には触ってみてください。ぬいぐるいのようで…

クスサンはなぜ大量発生するのか? その原因と巨大な蛾の生態を北海道と広島の事例から推測してみる

大量発生で話題になるクスサン クスサンという大人の手のひらほどの蛾がいます。 日本最大クラスの蛾が多数いるヤママユという種類に分類され、蛾の中でも特に人気が高い種類です。界隈では人気の高い蛾ですが、その大きさと大量発生する性質から一般の方に…

カマキリの種類と翅のない幼虫の姿や色の割合について。見つけやすい花などで探し方も紹介。

カマキリにはハラビロカマキリやオオカマキリなど代表的な4種類がいます。幼虫時には翅がないという特徴があり、大人まで姿は大きく変わりません。不完全変態という方法で大人になるカマキリの生態と、探し方、種ごとの色の割合などを知ることでカマキリ探…

カマキリと寄生虫ハリガネムシに見る生態系。いつカマキリに寄生するのか?カマキリ以外に寄生するのか?など疑問を解決!

カマキリとハリガネムシの話は生態系のつながりを覗くのに最適な対象です。寄生はいつ行われるのか、カマキリ以外にも寄生するのか?寄生虫がどのように生態系に貢献するのか?など面白い情報を紹介します。

ハチドリのような蛾はオオスカシバだけじゃない?類似の蛾ホシホウジャクの吸蜜とハチ類の花利用の違い

ハチドリのような蛾が秋のお花では見られます。ホバリングを行い蜜を器用に利用するものにはオオスカシバやホシホウジャクがいます。同時に訪れるハチ類との吸蜜の仕方の違いを観察することで植物の花粉運搬の戦略を見ることができます。

昆虫採集の服装や注意点、道具セットや長竿捕虫網のおすすめなど基礎情報を紹介(初心者向け)

昆虫採集をしたくてもどんな服装をするのか、気をつけることは何か?捕虫網などの道具は自作?セットを買うべき?など様々な疑問がありますよね。今回は初心者向けの採集入門として、それらの情報を紹介します。

神奈川県西部でのギフチョウの発見。石砂山(藤野町)以外にも細々と生息している可能性あり。

神奈川のギフチョウは藤野町の石砂山が有名です。しかしそこにしかいないわけではなく、津久井や宮ヶ瀬などでも目視の報告があります。今回は丹沢周辺エリアにて希少な絶滅危惧種の蝶、ギフチョウに遭遇することができました。石砂山以外でも運次第では会え…

ボンド草の正式名称はコニシキソウ! 毒性のある白い液を出す植物の駆除にはアリが鍵?

ボンド草の名で知られる有毒植物がいます。コニシキソウというのが正式名称なのですが、通称の方が有名かもしれません。今回はその毒性とアリと共生する面白い生態を紹介し、駆除のポイントなども説明します。

ゴホンダイコクコガネは絶滅危惧種で珍しい? 採集するなら生態を理解して外灯採集がおすすめ

外国産のカブトムシのような姿をしたゴホンダイコクコガネという糞虫がいます。絶滅危惧に指定している県もあるこの珍しい虫の遭遇には、糞を利用することや光に集まるといった生態の理解が必要です。うんちと土をつなぐ生き物を観察してみましょう。

オレンジ色の大きなアゲハチョウ? パンジーの害虫ツマグロヒョウモンとタテハチョウの仲間。

大きなオレンジ色の蝶を目にする機会が増えましたよね。分布の拡大には温度や食草などが関わっています。オレンジの蝶、ツマグロヒョウモンを例にとって要因を見ていきましょう。似た蝶の紹介もしますよ。

絶滅危惧種の珍しいスズメバチ? 巣を乗っ取る変わった生態を持つチャイロスズメバチの生息地とは?

絶滅危惧種の珍しいスズメバチがいることを知っていますか?他スズメバチの巣を乗っ取り利用するチャイロスズメバチという面白いハチです。樹液に来ていることがあるので、もし目にできたらとても幸運です。その生態や寄生生物の難しさについて紹介します。