蓼食う虫も好き好き

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2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋のドングリ拾い。クヌギコナラ以外なら11月でもまだ拾える!

どんぐり拾いは夏から秋にものと思われていますが、様々などんぐりに目を向ければ冬まで楽しめます。ナラ、カシ、シイ類の代表的などんぐりを紹介し、人間や動物との関わりなども紹介していきます。どんぐり虫の姿などもお見せします。

セイタカアワダチソウとオオブタクサは同じ外来種だけど何が違う?。黄色い花と間違われるブタクサの戦略を紹介

セイタカアワダチソウとオオブタクサは花粉症の原因としてよく間違えられている植物です。どちらも外来種ですが種子散布の方法など大きく異なる点が目立ちます。強力な外来種である2種の植物の違いやこれらがもたらす影響などを見ていきましょう。

茶色のトノサマバッタはツチイナゴかも! トノサマバッタとの違いや越冬などの生態を紹介!

ツチイナゴは主に秋に目にする大型のバッタです。茶色い姿とその形からトノサマバッタと間違えられることが多いです。越冬性や、マメ科を餌とするなどイネ科食のバッタとうまく棲み分けをしているように感じます。そんなツチイナゴの紹介です。

ナナフシにトゲがある?単為生殖で増えるトゲナナフシ

トゲナナフシは身近なナナフシモドキと比べるとやや見かける機会の少ない昆虫です。トゲを持つナナフシで、ナナフシらしい擬態や自切の生存戦略の観察に適しています。最近では鳥による卵の運搬や、♂の発見などで話題になりましたよね。

ひっつきむしの正式名称は? 細長いひっつきむしの正体は外来種、センダングサ

ひっつきむしといえば細長いセンダングサですよね。種が注目されますが花の姿の時には誰もが見たことがあるあの黄色い植物です。 ひっつき虫の種子散布戦略や受粉の戦略を紹介します。

10月のミヤマクワガタ採集。必要なのは下見と運

10月のミヤマクワガタは狙って探すようなものではありませんが、過去に2回ほど採集しています。10月採集を経験すると9月頃は全然取れる気がしてきます。 夏以降のミヤマ採集で必要なのは夏にミヤマを見つける実力と、行動回数による運であるという話を…

アキアカネの食べ物とは?アブラムシを食べる赤とんぼ類はなぜ赤いのか?

アキアカネやナツアカネは赤とんぼの通称で愛される昆虫です。 初夏には黄色で秋が深まるに連れて赤色が強くなっていきます。 これには秋の中心食物であるアブラムシが関与している可能性が示唆されています。

アサギマダラが好む花は? 秋に山地で見つけるコツとその生態を紹介

渡りを行い毒を持つという面白い特徴から多くの人に知られているアサギマダラという蝶がいます。幼虫はキジョランを始めとするキョウチクトウ科の毒草を食べる変わった蝶です。秋と初夏の2回ほど目にする機会があります。有名場所意外で探すコツなどを紹介…

オオスカシバはクチナシを食べる緑の幼虫。大きな幼虫とお尻に注目

クチナシの葉を食べるオオスカシバという緑色の巨大幼虫がいます。成虫はハチドリのような飛翔を行いホバリングが有名です。 今回の記事では幼虫の植物擬態の戦略や可愛らしいぷにぷにの質感などの魅力を紹介していきます。

青い花をつける雑草の名前は? ツユクサはおしべを3種類持つ不思議な植物

青い花は珍しいです。今回紹介するツユクサは身近で目にできる青いお花です。黄色い雄しべを3種類持ち、そのうち1つは全く雄しべとしての機能を持たない仮雄しべです。ツユクサは成長戦略も面白く明所と暗所で異なる伸び方をします。身近な草の観察が楽し…

ミニトマトのような実をつける植物。道端に生える有毒植物、イヌホオズキの仲間

コンクリや舗装路などの人工物環境で目にするのが、イヌホオズキの仲間です。緑や黒のトマトのような実をつけているので非常に目に付きます。花はナス科らしくバナナのような姿が印象的ですが、全草に毒があります。

ヒメアカタテハはオレンジと黒の蝶。成虫で越冬し、秋に目にする蝶の紹介

オレンジと黒色の蝶が秋になるとよく見つかります。何種類かいるのですが、代表的なものとしてヒメアカタテハとツマグロヒョウモンがいます。今記事ではヒメアカタテハの幼虫や成虫を紹介し、モザイク模様で擬態する蝶を紹介します。

ブドウみたいな実をつける雑草の正体は何? 有毒植物ヨウシュヤマゴボウに要注意

ブドウやブルーベリーのような実をつける面白い植物がいます。見た目とは裏腹に有毒な植物で、子供が食べないように注意が必要です。ヨウシュヤマゴボウはパイオニア植物であり、伐採地などの開けた環境に入ります。外来種であり乾燥にも強いのでコンクリー…

茶色の大きい幼虫は誰? ヤマノイモの害虫キイロスズメは緑と茶色の2色いる!

茶色い大きな幼虫がいます。5cmをゆうに超えるイモムシです。キイロスズメはヤマノイモを利用する幼虫で、幼虫ながら茶色と緑色の2色の色合いが現れる変わった幼虫です。お尻の形などから種の特定も簡単なのでぜひ探してみてください。

ヤマトシジミは白いシジミチョウ。オスとメスの見分け方や食性などを紹介!

ヤマトシジミはカタバミを利用することから都市部に適応した蝶と言えます。♂には水色のような金属光沢があり、♀も派手さはありませんが黒色に輝いています。似た種類にはルリシジミがいます。

ベニシジミは黒とオレンジ色のシジミチョウ。スイバを利用し草地に生息する鮮やかな蝶を紹介

ベニシジミは草地環境で目にすることが多いオレンジと銀色のシジミチョウです。タデ科を利用する性質から明るい草地で見かけます。キク科やマメ科を利用し、センダングサやクローバーの仲間によく来ます。春型と夏型の季節型もあり、長い間楽しめる蝶です。

ツツジに白い斑点が出たら、ハダニやグンバイなどの害虫の仕業。ツツジの害虫と対策を紹介。

ツツジに白い斑点が現れた場合ハダニやグンバイという害虫の可能性が高いです。ツツジの害虫としてはルリチュウレンジハバチやベニモンアオリンガもおり、対策を知っておけば早期の対処が可能です。薬剤による対処や葉水での対処などを紹介します。

大きなカメムシの種類は何? 秋に壁でよく見かけるキマダラカメムシは外来種のカメムシ

秋に壁や外灯などで目にする大きなカメムシがいます。その正体は外来種のキマダラカメムシといい、黒い体に黄色の斑点が散らばる特徴的なカメムシです。 越冬する生態やカメムシ類について紹介していきます。

ピンク色の小さな蛾。紫のサルビアにつく外来種、アメリカピンクノメイガ。

紫色のブルーサルビア。秋に見られるこのお花にピンク色の小さな蛾が付いています。正体はアメリカピンクノメイガといい2019年に国内で初確認されたかなり新しい外来種です。毒などはないので可愛らしい蛾を観察してみてください。

ピンク色のコガネムシ。その正体はオオセンチコガネという糞虫

ピンクに輝く派手なコガネムシ。オオセンチコガネと呼ばれるその虫は、動物のうんちを食べることから牧場や山地で目にします。フン虫はあまり知られませんが我々の生活にも大きく貢献しており、身近なものでは牧場のフンの分解とそれによるオーストラリアの…

ウラナミシジミは秋の関東で見られるシジミチョウ。マメ科の害虫にもなる?

関東で秋になると目にするようになるベージュ色のシジミチョウがいます。旅をしながら毎年北上する面白い生態を持つウラナミシジミは農地や自生のマメ科を利用して移動し、関東で9月頃に目にするようになるのです。

樹木に木くずを出す害虫たち。ミカンやバラ、モミジから出る木くずの形で害虫の種類が分かる!

木から樹液や木くずが出ている場合何かしらの虫に加害されています。これらの害虫はおおよそ3種類ほどに特定が可能です。そのためには木の種類と木から出ている木くずの形を見ることで判別が可能です。

緑色の大きな幼虫の正体は? スズメガの仲間やヤママユガの仲間は針状のお尻や毛の有無で見分けよう

思わず2度見してしまうような大きな幼虫がいますよね。緑色の多い巨大幼虫はおおよそスズメガとヤママユガの仲間であると推測することができます。その2種の見分け方とそれぞれの特徴的な点を紹介していきます。

緑と黒の大きな毛虫フクラスズメ。毒はないものの攻撃的な幼虫。

フクラスズメは緑と黒の派手な色合いを持つ毛虫です。毒々しい色合いに反して意外と毒はなく、触ることができる幼虫ですが、その生態はかなり攻撃的で触るにはなかなかに勇気が必要です。エサとなるから虫が分かれば見つけやすい虫なので探してみてください。

シマヘビの特徴とアオダイショウとの見分け方。威嚇行動を取るかわいいヘビの紹介

シマヘビはかなり身近なヘビです。平地の草地などでよく見かけます。毒はなく、縞の名の通り黒い明瞭な線が入るため、種類の特定はとても簡単です。 威嚇行動や積極的に噛んでくる攻撃性の高いヘビですが、なぜかかわいい魅力あふれるヘビを紹介します。