蓼食う虫も好き好き

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2023-01-01から1年間の記事一覧

ハヤブサの観察。絶滅危惧種の猛禽類と鳥インフルエンザの感染について考察

ハヤブサは人気の高い猛禽類の一種であり、憧れのバードウォッチング対象です。生態系上位種である彼らからは実に多くのことが学べます。今回は食物連鎖を通じた目に見えない生き物同士のつながりを中心に話題の鳥インフルエンザなども絡めて考察してみます…

あいかわ公園のサクラとミツバツツジ観察。春のあいかわ公園でお花見をしよう

春に神奈川や東京付近で桜のお花見をするならばあいかわ公園がおすすめです。桜だけでなく同時期に咲くミツバツツジも美しく、テントを張ってゆったりと楽しむことができますよ。

カラスの大群を見かけたら? 空を覆うほどのカラスの群れの意味は何か

空に大量発生したカラスの意味は何でしょうか?地震?不幸の知らせ?私が観察している限りでは猛禽類との争いの場合が多いようです。鳥の中の別のシルエットがいないか観察してみましょう。

オオムラサキやアカボシゴマダラ越冬幼虫の探し方とコツ。外来種とオオムラサキのエノキにおける競合や棲み分けについて

ゴマダラチョウの越冬幼虫探しは冬の醍醐味とも言える楽しいイベントです。オオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの3種の幼虫はどれも似ていますが細部は異なっており、好むエノキのサイズも違うなど多様性を見ることができます。

紅葉の色合いを美しく残す撮影時間の考察

美しい色合いを写真に収めるのに必要なのは何でしょうか?カメラの調整?構図?色々あると思いますが、撮影時間の影響が大きいのではないか?と個人的に思います。早朝、午前、正午、夕方などの写真を比較して写真の発色を考察していきます。

olight warrior3S 防犯防災対策の傑作ライトのレビュー。昆虫採集などのアウトドアにもおすすめ

olightの一番人気を誇るモデル、warrior3S。長期間使い続けてどこが優れているのか?どんな人におすすめなのか?というのが分かったので紹介します。総じて防犯防災対策のライトが欲しい人におすすめできる1本です。

雪虫の正体はアブラムシ! 大量発生する雪虫は2種類いる!?の考察

雪虫として知られる昆虫の正体はアブラムシです。ですが、生息地の限られるものと平地の普通種がいることに気づきました。トドノネオオワタムシとケヤキフシアブラムシの2種を紹介し、2つの植物を移動する生態や食物連鎖を通じた色素の授与などの面白い麺…

オレンジと黒の毛虫は危険! ふさふさの毛を持つドクガの仲間と対策を紹介

オレンジと黒の毛虫には注意が必要です。ドクガの仲間は多くが毒を持っており、数種はオレンジと黒をしています。これこそまさにミュラー擬態。毒を持つ者同士が似た姿と色合いをすることで捕食を避ける戦略です。今回の記事ではドクガの擬態や対策などを学…

冬に楽しむムササビ観察の要点。ムササビを探すコツは食べ物の痕や鳴き声を探すこと

冬はムササビ観察に適した時期です。この記事ではなぜ冬がおすすめなのか?現地でどうムササビを探したらいいのか?おすすめ観察ポイントは?などの初心者が思い浮かぶ観察のコツを紹介します。

秋の鳴く虫はなぜ姿が見えないのか? 冬までチッチッチと鳴くカネタタキの紹介

秋と冬の夜に鳴いている虫がいます。カネタタキという1cm程の非常に小さなバッタで、名の通り鐘を叩いたようなチッチッチという刻みのいい声を聞かせてくれます。しかし姿が見えません。ここには小さい鳴く虫の生存戦略を見ることができます

冬の大きな蛾の種類は? 赤っぽいヒメヤママユと黄色のウスタビガは可愛い人気の蛾

秋と冬に巨大な蛾を目にした場合、ウスタビガやヒメヤママユガ考えられます。黄色や茶色っぽい雰囲気をした蛾で、食性が幅広いことから山地などで主に目にします。とても可愛らしい蛾なので虫好きの方にはぜひ触れ合って欲しい種類ですね。

小さい緑色の鳥の名前は何? メジロは街中で目にする身近な鳥!

緑の鳥は数種類いますが、町中で出会う場合にはほとんどメジロです。メジロはツバキの主な花粉運搬役で、三宅島ではツバキ利用の80%近くがメジロに利用されているなど非常に密接な関係を持ちます。植物と鳥という自然の関係を見るのに最適な生き物です。

2023年高尾山の紅葉事情。デートやお出かけに役立つ周辺のカフェや、平日の混雑状況を調査(初心者向け)

11月中旬の高尾山の紅葉情報の紹介と、初心者がデートやお出かけで登る際の注意点の紹介です。ルートの選定やケーブルカーの混雑事情など、理解しておけばスムーズに楽しくハイキングができる情報です。

あいかわ公園の紅葉とダム観光放流を楽しむ

神奈川県で紅葉を楽しむなら宮ヶ瀬でしょうか?ということで秋のあいかわ公園に訪れてみました。紅葉と観光放流で2度美味しい時期なので興味のある方はアクセスも良いあいかわ公園を訪れてみてください。

緑色のカメムシの種類は? ツヤアオカメムシはなぜ大量発生するのか

緑のカメムシとしてツヤアオカメムシはよく目にする種類です。その理由には食草がスギ・ヒノキである点やコブシ、ハナミズキなどの市街地に植えられる様な木を利用できることが挙げられます。大量発生するカメムシの事例を見ていきましょう 。

オレンジ、黒、白、3色の冬鳥ジョウビタキ。バードウォッチング向きのかわいい鳥を紹介

人気の冬鳥ジョウビタキ。オレンジ、黒、白の色合いと可愛らしい見た目の人気の鳥です。冬鳥は春になると日本を離れますが、ジョウビタキが日本で繁殖している事例が確認されています。 身近な鳥の面白い点を紹介していきます。

かわいいミツバチ、いなくなるとどうなる? 受粉を助ける重要な昆虫と人への貢献具合を紹介

ミツバチと我々の生活は切っても切れない重要なものです。食事を例にミツバチの貢献具合を紹介していきます。生態面や虫媒花の戦略、ハナバチ類の減少などミツバチを取り巻く状況なども紹介していきます。ハチ類の見方が変わると嬉しいです。

黒と赤のカメムシ? 桜で目にするヨコヅナサシガメは外来種で人も刺す!

サクラに付く黒と赤色のカメムシがいます。ヨコヅナサシガメというかっこいい名前のカメムシで、肉食性です。触れれば人も刺すその攻撃性や外来種のカメムシである点などを紹介していきます。

外来種のカマキリ!? ムネアカハラビロカマキリは身近に潜む外来昆虫!

昨今話題の外来カマキリ、ムネアカハラビロカマキリ。神奈川においても生息地を拡大している問題種です。見分けのポイントや驚きの侵入経路などのお役立ち情報です。ぜひ身近なハラビロカマキリを観察してみてください。

緑や茶色のカメムシの種類は何? 秋の身近なカメムシを紹介

身近に見られるカメムシの種類はおおよそ絞られてきます。私の地域で見られるものを中心にチャバネアオ、ツヤアオ、クサギ、キマダラといった普通種を紹介します。知ってるカメムシばかりのはずですよ。

緑と茶色の小型カメムシ。チャバネアオカメムシの大量発生はスギやヒノキが要因!?

カメムシの中でも緑色の体に茶色を持つチャバネアオカメムシはよく目にする種類の代表格です。大量発生には要因があり、スギやヒノキを利用する性質が彼らの発生に深く関わっています。

ハートマークが可愛らしいカメムシ。やや珍しいエサキモンキツノカメムシの紹介。

ハートマークが可愛らしいエサキモンキツノカメムシは身近なカメムシの仲間です。 茶色と黒に緑が目立つカメムシで、落ち葉などで成虫越冬をしたり卵を守る行動をしたりと魅力の多いカメムシです。

枯葉のような蝶はクロコノマチョウ! 落ち葉に擬態する蝶を紹介

クロコノマチョウは枯れ葉そっくりの見事な擬態を見せてくれるチョウです。地球温暖化により北上しているとされるチョウで、神奈川では越冬できるギリギリのラインだと思います。素晴らしい擬態を紹介していきます。

最も臭いカメムシ? クサギカメムシは秋に目にする茶色と黒のカメムシ!

秋に壁で目にするカメムシの中でクサギカメムシはキマダラカメムシとともによく目にするカメムシです。臭いと言われるクサギカメムシの香りを検証してみました。その他このカメムシの生態的な面も紹介していきます。

秋のドングリ拾い。クヌギコナラ以外なら11月でもまだ拾える!

どんぐり拾いは夏から秋にものと思われていますが、様々などんぐりに目を向ければ冬まで楽しめます。ナラ、カシ、シイ類の代表的などんぐりを紹介し、人間や動物との関わりなども紹介していきます。どんぐり虫の姿などもお見せします。

セイタカアワダチソウとオオブタクサは同じ外来種だけど何が違う?。黄色い花と間違われるブタクサの戦略を紹介

セイタカアワダチソウとオオブタクサは花粉症の原因としてよく間違えられている植物です。どちらも外来種ですが種子散布の方法など大きく異なる点が目立ちます。強力な外来種である2種の植物の違いやこれらがもたらす影響などを見ていきましょう。

ツチイナゴは秋に目にする茶色のバッタ! トノサマバッタとの違いや越冬などの生態を紹介!

ツチイナゴは主に秋に目にする大型のバッタです。茶色い姿とその形からトノサマバッタと間違えられることが多いです。越冬性や、マメ科を餌とするなどイネ科食のバッタとうまく棲み分けをしているように感じます。そんなツチイナゴの紹介です。

ナナフシにトゲがある?単為生殖で増えるトゲナナフシ

トゲナナフシは身近なナナフシモドキと比べるとやや見かける機会の少ない昆虫です。トゲを持つナナフシで、ナナフシらしい擬態や自切の生存戦略の観察に適しています。最近では鳥による卵の運搬や、♂の発見などで話題になりましたよね。

ひっつきむしでおなじみの植物。細長いひっつきむしの正体は外来種センダングサ

ひっつきむしといえば細長いセンダングサですよね。種が注目されますが花の姿の時には誰もが見たことがあるあの黄色い植物です。 ひっつき虫の種子散布戦略や受粉の戦略を紹介します。

10月のミヤマクワガタ採集。必要なのは下見と運

10月のミヤマクワガタは狙って探すようなものではありませんが、過去に2回ほど採集しています。10月採集を経験すると9月頃は全然取れる気がしてきます。 夏以降のミヤマ採集で必要なのは夏にミヤマを見つける実力と、行動回数による運であるという話を…