蓼食う虫も好き好き

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あいかわ公園の紅葉とダム観光放流を楽しむ

秋の公園で紅葉と観光放流を楽しむ

ケヤキは終わりかけ?もう少し気温の低下が欲しいかも

紅葉の時期も到来し、どこへ行こうかワクワクしている方も多いのではないでしょうか?

紅葉といえば山地、神奈川の山地といえば宮ヶ瀬と思い浮かぶ方も多いと思います。

今回の記事では圏央道からのアクセスも良好で自然を満喫できるあいかわ公園を紹介し、旬の紅葉や観光放流の紹介をしていきます。

あいかわ公園とは?

あいかわ公園は神奈川県西部に位置する公園です。

ダム上からは3つの山と横浜までの展望が楽しめる

宮ヶ瀬ダムに隣接しているとても広い公園で、仏果山や高取山、南山といった複数の山にも囲われていることから自然も多い場所です。

春のツツジや桜、夏には昆虫類、秋には紅葉が楽しめます。

前回来たときの紅葉。多分サトウカエデと思われる

遊具や芝生の広場もあり、親子でゆっくり過ごすのにはうってつけの場所と言えるでしょう。

公園ですが近隣の山へのハイキングや、宮ヶ瀬ダムの観光放流(日が決まっている)などの複数のアクティビティが楽しめます。

土日は駐車場料金が500円かかりますが、平日にはかかりませんので気楽に訪れられるのも魅力ですね。

今回は秋の更新なので紅葉を中心に紹介していきます。

アクセスについて

圏央道ができたことにより様々な場所からのアクセスが良好となりました。
相模原I.Cより15分ほどでアクセスが可能です。

あいかわ公園の紅葉事情

時期は11月の中旬でした。

今年は暖かい気候が長く続いたので紅葉のペースはかなりゆっくりという印象ですね。

あいかわ公園の紅葉は入口のドウダンツツジやアキニレから見ていくのがおすすめですね。

もう少し後でもいいかも?

私の訪れたタイミングではアキニレが見ごろを迎えていました。

アキニレは庭木や街路樹として人気の樹木であり、秋の紅葉がグラデーションのように美しく見える木ですね。

ニレの仲間は樹液もよく出るので夏には昆虫類でにぎわっていそうな雰囲気です。

ドウダンツツジの真紅という色合いではない

入口に進んでみるとドウダンツツジが赤くなってきていました。あいかわ公園は丸められたドウダンツツジが多く、ふれあい広場などを始めいろいろなところで目にします。

害虫問題はなかなか難しいところ

ずいぶん大きいドウダンツツジですね。ただ一部が剥げてしまっていたり、自然が豊かな場所だからかカミキリと思われる虫からの加害も目立ちました。

ケヤキも今年はイマイチですが色づきも始まっています。ドウダンツツジ付近のケヤキの色づきがよさそうでしたね。ゆっくり観察するにはちょっと開けていますね。

今年はケヤキの色づきがどこも悪い印象

このケヤキの付近にはイチョウもあるようなので12月中頃位まで楽しめそうですね。

噴水広場まで足を運びました。モミジの色合いが変化してきています。

あいかわ公園の標高は200mほどあったと記憶しています。

イロハモミジの紅葉はまだいまいち。

平地のモミジはまだまだですが、この辺のモミジは色が変わり始めているものがいます。

紅葉としてはカツラやイタヤカエデなどの黄葉は終わり、今はヒメシャラなどが見頃でした。

ヒメシャラの色づきはかなりよかった

後驚いたのですが、この前の気温が27度と非常に高かったからかツツジが花を咲かせていました。

狂い咲きでこんなに咲いているのは初めて見たかも

入口のツツジと花の斜面のヤマツツジと思われるツツジが6割ほど咲いており、植物が勘違いしてしまうほどの変な気候だったようです。
こういう楽しみ方もアリですね。

まさかのヤマツツジ開花。5ヶ月ほど早い遭遇で嬉しい

道中歩いていると花の斜面などにツツジの緑と、ミツバツツジの紅葉に向けて変化している色合いが楽しめます。

だいぶ混雑していますが遠目から見ている分にはごちゃごちゃ感も気にならず、秋らしい雰囲気を感じられます。

ごちゃごちゃ感はすごいですが、色付きはぼちぼち楽しめる

どの場所も派手に大きく色が変わっているというわけではないのですが、紅葉本格化前のグラデーションが楽しめるタイミングでしたね。紅葉っぽい空気感を味わいたい方にお勧めです。

11月までは観光放流も楽しめる

せっかく公園を訪れるなら観光放流のタイミングも抑えておきたいですね。

あいかわ公園では11月まで毎週水曜と第2第4金曜日の11時と14時からの2回、観光放流があります。

水辺で気温が低いからかここのは多くが色づいていた

ダムに向かう途中にもモミジが多く、色変化は弱いですが放流と紅葉でちょっとお得な観光放流が楽しめます。

そこから出るのかーいと思う放流。迫力は十分

観光放流は特に初めて見る方にはとても衝撃的だと思います。水の勢いがかなり強く、秋にはちょっと寒いです。夏なら気持ちいいでしょうね。

小学生の見学がとても多かった

メガネをかけている方はしぶきで見えなくなりかねないので注意が必要です。

放流を楽しんだ後はぜひダムの上に登ってみましょう。

ダム上はダム観光より個人的に楽しい

私的にはダム上に登る方が放流よりインパクトがあります。上には無料のエレベーターか有料のインクラインを使うことで登れます。

ダム天端につきました。

この本能的な怖さを味合わないのは損ですね

横浜まで見える見晴らしがあります。端から下を覗いてみれば怖い怖い。おそらくあいかわ公園で一番記憶に残るのはこのダム上からの眺めなど思います。

無料で入れるのでおすすめ。結構怖い

展望デッキがあり、ダム上から飛び出したような場所にあるのですが本当に怖いです(笑)

レイクサイドカフェ。湖は内部から多分見えない

近隣にはカフェなどもありますので移動につかれたり、下る前に休みたいときに利用するといいと思います。レイクサイドカフェというカフェではダム放流カレーなんていう変なカレーも売っています。


親子のアクティビティにもおすすめ

芝生が多いのがこの公園のいい所かもしれませんね。

夏場とかはふさふさ。秋は程よい感じ?ちょい刈り過ぎな気も

秋の涼しい気候ならごろりと寝転がってもいいかもしれません。ただシカが来ているようなのでシカ糞やマダニなどには注意が必要かもしれません。

導線が隅々まであるので結構安心かも

新設された遊具が芝生広場にあり、平たんな遊具なので子供の見張りも楽ちんで良いと思います。 広場では親子や友達同士で遊んでいる方も目にしました。

冒険の森も人気の遊具ですよね。

長い滑り台は多分人気なんだろうなと思う

夏は暑すぎてガラガラでしたが秋になると休日は大混雑なのではないかと思います。長い滑り台やネットの山みたいなものがあり、楽しそうですね。

結構立派な栗の木。イガも落ちてたので実があったのかも

個人的にはクリの木が隣に並んでいるのが面白いと思います。初夏の昆虫や秋の果実を目当てに植えているのでしょうか?貴重な生き物たちの利用場所ですね。

随分立派な端。地上30m位でだめな人はダメそう

その他地上30mはありそうな森の渡橋やトビが良く飛んでいる風の丘、郷土資料館の展示に体験ができる工房村などなどとても広い公園で回るだけでも疲れてしまいそうです。

子供が飽きてしまっても次から次に楽しめるものがあるのはいいですね。これにハイキングの山があると思えば数回来ても新鮮な体験ができそうです。

周辺環境には服部牧場やオギノパンくらいしかなさそうですが、紅葉時期はもちろん冬以外だと中々楽しめるのではないかと思います。


pljbnature.com
紅葉といえば高尾山ですよね。今現在どうなのかを調査してきました。初心者でも高尾登山がわかります。