蓼食う虫も好き好き

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カブトムシ、クワガタはなぜここまで人気なのか?その要因を考えてみる

そういえばなぜカブクワは人気なのか?

夏の昆虫と聞いて名が挙がるのは不思議なことにカブトムシやクワガタですよね。

大人も喜んで採集しに来るミヤマクワガタ。子供からおじさんまでなぜここまで人気なのだろうか?

同じ時期にはセミ、タマムシ、カミキリムシを始め色々な虫が出ているのにどんな人に聞いてもだいたいカブクワの名が上がります。

なぜカブトムシやクワガタムシはここまで人気なのでしょうか。気になったので全年代から愛される理由を考察してみることにします。

夜に探せるから

個人的には子供時代のこの経験が大きいのでは?と考えています。

夜の闇の非日常感とあの高揚感は昆虫採集でないと味わえない。森の中で宝探しをしているような気持ち。

幼少のころを思い返せば、カブクワの採集を昼間にした記憶はあまりないです。

子供のころは早朝や夜に活動することは殆どありませんよね。

そんな中で唯一しっかりと闇の中で活動できるのがカブクワ採集です。

「今日はカブクワ取りに行こうか」と言われればなぜかワクワクした記憶がありませんか?

いま大人になってもそのワクワク感は味わえる

チョット悪いことをしているような体験と、懐中電灯で真っ暗闇を探索するテレビ番組かのようなワクワク感。

そしてそんな状態でカブクワの生息している森を歩いている冒険感を子供のころに体験することになるので、虫の中でも採集した経験が特に記憶に残りやすいのではないかと思いました。

子供のころにカブクワ採集時に寄ったあの飲食店などを鮮明に覚えていたりします。

きっと当ブログを訪れて採集の情報を集めている方も、昔の記憶でそのようなワクワクする冒険の記憶があるのではないでしょうか?

憧れの虫として刷り込まれているから

カブトムシといえば認知率は100%である。これはすごい!

カブクワは昆虫にしては珍しく、シーズンになるとテレビやネットのニュース、今では生物系youtuberなどにも取り上げられます。

大衆向けの図鑑では必ず彼らをピックアップしたページがあり、昆虫たちの中でもアイドルのように扱われていると感じます。

クワガタも種類の判別は別物としても、クワガタという生き物の認識率は高い。

液晶画面の中で見る大きなカブクワの姿は、小さい子ならかっこいい対象として、大人や高齢者ならばかつての自分の体験として懐かしさを覚えるはずです。

同じ対象で世代を経るとともに見方が変わるというのはある意味珍しいものかもしれません。

カブクワの存在を知るタイミングはそうした何かしらの情報を見ることから始まる。つまり憧れる。

こうした点からこの2種は人の目に付きやすく、記憶に残りやすい。そして前述のトピックのような非日常感が味わえることも相まって他の生き物に興味を持つ入り口になっているように思います。

知人がカブクワ採集を体験すると、親子を通じて話が舞い込んできて、自分たちもやってみたいと思いますよね。

そこから憧れの虫として知れ渡っていくのではないでしょうか。あなたのきっかけは何でしょうか?

見た目がかっこいいから

やはりカブトムシやクワガタの見た目は唯一無二です。

他の昆虫では見られない立派な武器。顎がなければクワガタはここまで人気がないでしょう。

ハサミのような大あごと剣のような角。鎧のような硬い体に、鋭く痛い爪。

身近な昆虫であるチョウやバッタ、カマキリなどと比べてもその姿の異質さは段違いです。

異質な見た目の虫としてカマキリ。武器があるので子供人気がとても高い。やはり武器は大事。

そして何より大型個体は厚くて大きいのです。

日頃目にする虫の中でこんなに大きな昆虫に出会うことはそうそうありません。

その見た目のインパクトからハマる人は多いのではないかと思います。

喧嘩させられるから

人は皆戦わせることが好きです。

樹液における競争を生で見ればもはや夢中

バッタ同士やチョウ同士でも知識があれば戦いは見られますが、目について分かりやすい勝ち負けがあるカブクワの戦いは白黒がはっきりつきます。

自分のカブクワを獲物として相手のカブクワを打ち負かす。こういった自然遊びをした経験から好きという方も多いのではないでしょうか?

今はあまりないかもしれませんが、昔は持ち寄って戦わせたものでは?

そして相手に勝つために次の個体を探していくうちに好きになるのです。

昔ムシキングというカブクワのゲームが流行りましたが、この戦いをカードでやっているようなイメージでしたね。

痛いから

特徴が無い生き物よりも強烈なインパクトを残した生き物の方が記憶には残ります。

見るからに痛いノコギリクワガタ。挟まれて苦い思い出のある方も多いのでは。

例えば小さい頃にクワガタに挟まれた思い出や、カブトムシの足で皮膚が向けた経験。ふと触ったら痛いという経験を引き起こす虫は悪い面とともに思い出に残りやすいです。

カブトムシの足で皮膚から血が出るのは誰しも通る道。

いい面はたくさんありますが、そうした苦い思い出が加わることでカブクワの印象をより引き立てていると考えられます。採集時に嬉しくて掴んだらイタタタという経験は嬉しさとともに強烈に記憶に残りますよね。

良くも悪くも記憶に残ればそうでないものよりも印象に残るものです。

身近な虫だけど希少性があるから

カブクワの採集はなかなか適当にやっていると成果が挙げられません。

夜行性ゆえ子供時代には勝手に探すわけには行かない。特別な許可をもらって探せる虫=貴重な虫。

親子の場合には採集できるシーズンが短い場合が多いことからも憧れて今年は敗れて、しっかり情報を仕入れてようやく入手できるそんな希少性があります。

行き当たりばったりだと季節の都合や採集ポイントの競合などでなかなか出会えないのも希少性を高める。

夜行性でなかなか採集に行く機会が小さい頃はありませんから、トンボやチョウのようにたくさんとることはできないぶん、見つけられた喜びも大きくなり好きになるという可能性がありそうです。

レアリティがあり、珍しさが一目瞭然だから

カブトムシは1種だけですがクワガタにはたくさんの種類があり、同じ種類だとしてもサイズによる競争が生まれ、あの子のよりも大きい、強いなどの差が一目瞭然で生まれます。

ノコギリ、スジ、コクワ、ミヤマなど身近でもいろいろな種類がおり、あのクワガタ捕まえたと盛り上がれる。

その競争心が更なる個体を捕まえる意欲となり、気が付けば探したり捕まえたりするのが好きになっていたという考えです。

採集に戦略性があるから

カブクワの採集は面白く、多くの大人を魅了しています。

ランダム性が強いがいろいろな虫に出会える外灯採集。多くの人を魅了する。

それは単に種類が多いことだけではなく、種毎に取るべき戦略が変わる点や樹液、外灯、灯火、蹴り採集などの様々な採集方法があることにもよります。

捕まえて簡単に飼育、生き物のことが学べるから

捕まえて楽しいだけでは終わらず、育てる方面でも好きになる要素がたくさんあります。

育てることで興味とその虫への理解がさらに深まり、また捕まえに行きたくなる

まず虫かごとゼリーで飼えるという手軽さ、そして種にもよりますが子供が飽きない程度で終える寿命を持つというのも大きいかと思います。

だいたいカエルやイモリ、トカゲなどを飼育すると先に飽きてしまい怒られるのが飼育ですが、1~2か月でだいだい寿命が終わるので、捕まえてから最後まで面倒が見られるのは体験として手軽で大きいと思います。

命の大切さを学ぶ対象としても彼らは優秀です。


と思いつく好きになる要素を上げてみました。

読んだ方の中にはこんなことあったなぁ、あの時懐かしかったなぁと感じる方もいるのではないでしょうか?


そんな思いを持ったならば個人でも親子でも当ブログの情報を活用して再びその体験を味わうのも楽しいはずですよ。それを叶える情報をまとめてあります。
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