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秋の毛虫9選。種類は少ないが毒を持つ物が多い注意すべき時期

秋も毛虫

春から夏の毛虫シーズンを終えて行楽日和を迎える秋ですが、この時期にも毛虫は出現します。

秋に目にする毛虫は強力なものが多い。

春や夏に比べると種数自体はかなり少なくなりますが、その代わり出現する種類にはドクガ科やイラガの仲間が多く注意が必要な時期となります。

秋に見つかる毛虫について紹介していきます。時期はおよそ9月から11月頃です。

モンクロシャチホコ

モンクロシャチホコはシャチホコガ科の昆虫の1種です。

外側が黄色い毛をもち、体色は黒と赤色をしている。

出現は8月頃からなのですが、本記事の対象となる9月頃から9月末にかけてソメイヨシノを始めとした桜の仲間の木から降りて越冬場所を探している場面によく出くわします。

終齢幼虫は4㎝程度の大きさがあり、発生すると個体数がとにかく多く樹木の下が桜の成分であるクマリンにより赤く変色している場合が多いです。

色合いは赤みがかっており、黒っぽい雰囲気もあります。

赤っぽい。終齢幼虫の色合い。

危険生物が持つ警告色のような色合いを持ちますが、よく見ると黄色なども毛に含まれていることが分かります。

毒は無く触れたりしても大丈夫です。昆虫食愛好家によると非常においしい虫であるらしく、サクラの成分であるクマリンで桜餅の風味が楽しめるそうです。

ゴマフリドクガ

ゴマフリドクガはドクガ科の昆虫の1種です。

身近な場所に潜んでいるドクガの仲間である

幼虫越冬であるため、秋の時期に幼虫が出現します。

体色はオレンジを中心に黒いをが混じるなど典型的な警告色の配色をしており、幼虫成虫共に毒をもちます。

成虫にはゴマをふりかけたようなまばらな斑点があり、これにより判別はとても簡単です。

成虫の姿。ドクガの仲間はこのような体高のある形をしている。

利用樹種の幅は広くバラ科を中心にブナ科などでも目にするため身近な毛虫ですね。

ドクガ科の成虫は三角形型で頭部に毛を密集させているため、判別がしやすいです。

モンシロドクガ

モンシロドクガはドクガ科の幼虫の1種です。毒をもちます。

モンシロドクガでない可能性もあるため参考程度にお願いします

先ほどのゴマフリドクガと同様に幼虫で越冬するものがドクガ科には多いため、科レベルで見かける機会が多いです。

体色は黒を中心にまばらにオレンジ色が入るというこれも典型的な警告色です。ドクガ科自体が皆似たような配色を持つことで捕食者への科全体での悪い印象を付ける戦略であると考えられます。

こうしたものはミュラー擬態と呼ばれ、ハチの仲間などが黄色と黒の色で統一されていることなどとのつながりがあると考えられます。

成虫は黄色ではなく白い姿をしています。

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チャドクガ

チャドクガはドクガ科の幼虫の中でも特に注意が必要な毛虫の1種です。
(写真がないので取れたらのせます)
庭木などで植えられるツバキ科に大量発生するため、健康被害につながる可能性がとても高いです。

チャドクガはとても群れ、集団で1つの葉に張り付いて食べるという行動を取ります。

これにより他のドクガと比べ抜け落ちた毒針毛が多くなるため、風下に立つだけで皮膚がかぶれるなどの事故が起こります。秋の発生と初夏の発生の2回ピークがあるため、ツバキ科の植物がある場合には注意が必要です。

成虫はゴマフリドクガに似ています。幼虫は前述のドクガのような派手さはありませんが群れるため、近づきたくないと本能的に感じます。

毛虫の中でも特に危険度が高い種類であるため、ツバキ科の付近では洗濯物などにも注意するようにしましょう。

リンゴドクガ

リンゴドクガはドクガ科の幼虫の1種です。

金色の毛を持つリンゴドクガ

金色の長い毛を身にまといいかにも危険そうな見た目をしているのですが、毒を持たないドクガの仲間です。

リンゴドクガの幼虫は蛹越冬であるため、晩秋頃に大型の幼虫の姿で見つかります。

この時期にはおおよその幼虫が姿を消しているため、非常に目につき印象に残りますね。

幼虫には金色とも青リンゴ色とも捉えられる非常に長い毛があり、一目でリンゴドクガであると判別することができます。

成虫はとても可愛らしく蛾の中でもカイコと並べるぐらい可愛らしいモコモコ感と丸みのあるボディをしています。
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ヒロヘリアオイラガ

ヒロヘリアオイラガはイラガ科の外来種の幼虫です。

背面に青色がある。

ヒロヘリアオイラガは蛹で越冬するため主に10月頃にかけて多数の幼虫が葉にくっついている場面に遭遇します。

とにかく作樹種が広いのが特徴で、庭木を始めとした低木で街中などでもよく目にします。

イラガの仲間は通称電気虫の相性で知られ、毒にハチのようなアレルギーがあるわけではありませんが電気が流れたような痛みがあるとのことです。刺されたことはありません。

外来種のヒロヘリアオイラガは国産種とは違う性質を持つ

このイラガの仲間は毛ではなく針を持つのが特徴であり、毒棘(どくきょく)と呼ばれます。

国産種は毒棘だけですが、ヒロヘリアオイラガは毒針毛をもつことも知られており、ドクガなどと同様に抜け毛に注意する必要があります。天敵としてヨコヅナサシガメが挙げられますね。

葉の裏などに無数にいる場合が多いので、うっかり触れないよう葉には気を付けましょう。
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アメリカシロヒトリ

アメリカシロヒトリはヒトリガ科の幼虫の1種で外来種です。写真は取れたら載せます。

サクラを始め大量発生する毛虫の代表格であり、最近は減りましたがかつては大量発生する毛虫の代表格でした。

ヒトリガの仲間には幼虫に毒をもつ者もいます。イラガやドクガの仲間ほどではありませんが注意が必要な毛虫の仲間です。

オオミズアオ

オオミズアオはヤママユガ科の幼虫の1種です。毒はありません。

巨大芋虫という印象だが、毛がある

毛虫というにはちょっと毛が足りませんが、程よい毛が生えていますので見た人の中には大きな毛虫として見えるかもしれません。

オオミズアオは春に成虫が出現するヤママユガの仲間であり、蛹で越冬をします。

そのため秋ごろにかけてサクラなどの樹木で5㎝はありそうな大型の緑のイモムシを目にする機会があります。イモムシには気持ち毛が生えています。

オオミズアオ成虫の姿。憧れている人も多い美しい姿。

成虫は春から秋口まで散発的に出現します。青緑色の大型の蝶であるため、人気も高いいい虫です。発生もソメイヨシノで行えるため、実は身近にいる蛾なんですね。
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フクラスズメ

フクラスズメはヤガ科の幼虫の1種です。

一度見たら間違えることはない幼虫

幼虫はかなり毒々しい緑と黒に赤が混じったような色をしており、しかも6㎝近い大きさがある巨大な幼虫です。いかにも毒をもつような白い毛を持っていますが、実際には毒はありません。

この幼虫は初夏ごろと秋口ごろに目にします。

幼虫の食草がカラムシという日当たりの良い環境を好む植物であるため、群生していることが多いこともあって一度発生すると大量に目にする場合が多いです。

恐ろしい毛虫である。食草がなくなると周囲を徘徊し始める。

幼虫は茎などに頭を持ち上げて掴まっており、刺激や危険を感じると頭部をメトロノームのように素早く振り回します。

併せて内容物を吐き散らかすため、知らずに触れてしまうと毒毛虫よりもトラウマになりかねません。

また、攻撃的でつついたりすると頭を振って攻撃もしてきます。色合いがわかりやすいので毒はありませんが気を付けてください。
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