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クワガタとカブトムシが特に取れる時間帯はあるの?実体験から紹介。

クワガタは朝?夜?いつさがせばいいのか

クワガタやカブトムシを探しに行こうと思うなら、たくさん出会える時間に探したいと思いますよね。

クワガタを捕まえるのに有利な時間はあるのだろうか

しかし色々な情報がある中でいつ探すのが良いのかはよく分かりません。

そこで今回は実体験からお勧めする、カブクワ採集の時間を樹液採集と外灯採集の場合でお伝えします。

カブクワは日没直前から探し始めよう

日が沈む前から現地入りするのが個人的にはおすすめ

結論に入る前に述べたいのは「何時に探すのが良いのか気になる。」ということはどの時間に探せば最も効率的にカブクワに出会えるか?ということを知りたいわけですよね。

そんな方への結論ですが、カブクワ採集をするならば日没直前の頃合いから探し始め、20~21時程度までの短時間で大丈夫です。

時間が無制限ならば全然真夜中に行ったっていいと思う

重要な視点ですが、どの時間に探すかというのは大切なポイントではないです。(外灯採集を除く

カブクワの採集は昼間の内に樹液のポイントを下見しておいて、日没とともにそのポイントに来ているカブクワを探すものです。

夜訪れる前の下見。昼に下見をして夜同じ場所を回るだけ。

もちろん夜に新規ポイントを開拓したり、河川敷や雑木林の未知のエリアを踏破してみることで思わぬ成果につながることもあります。

ですが、安全を確保するという視点で十分な成果を上げるならば、昼間に下見をしていた場所を見て回るというのが絶対に安全です。(特に親子層)

人に見つからないポイントがあるならばカブクワにはいつでも出会える

なので日没直前に訪れてエリアの下見を行い、そのまま日没後にポイントを見て回ればそれでいいのです。

下見をしていた場所がしっかりと樹液が出ており、他の人に見つけられない、見つけられにくい場所であるならば、シーズン中にどの時間に足を運んでも何かしらのカブクワを捕まえることができます。

これは日没直後でも真夜中でも早朝でも変わりません。

0時頃のミヤマクワガタ。深夜だが探せる。

そして安全のために既定のポイントを時間の許す限りローテーションしながら見ていけばいいのです。

樹液の場合にはこのように時間よりもポイントを開拓する能力と下見が成果を上げるために必要です。

ここが合っていればライバルなどの外的要因を除いて時間は大きく関係しません。

マイポイントなら昼間でも普通に遭遇できますからね。

もしその点が甘いと感じているならば補強する記事があります。
pljbnature.com
pljbnature.com
この2記事を理解すればマイポイントの開拓は問題ありません。


有名な場所、取れるらしい場所で探すなら?

探す場所によっては時間帯を意識する必要がある。いい樹液があっても虫がいない場所とは?

一方でポイントへ足を運ぼうとする方の中にはライバルが多い場所、例として都市部の緑がある場所や、公園カブクワの採集場所として名前がwebや個人ブログ、雑誌などで出ている場所へ足を運ぼうとしているケースもあるかと思います。

その場合にはライバルがいない時間を予測していくと成果が上げやすいです。

有名地の高尾山ではケーブルカーの終電や電車の終電で登ってくる人がいる。日没直後から特に人が多いため。

これは人の多いところで見つけられない最大の要因が、ライバルにより取られてしまうことにあるからです。

時間で言えば日没直前に来た親子層の帰宅する頃合い、真夜中、日の出前ですね。(およそ21時、0時、3時台)

真夜中と日の出前は日没直後や朝に比べるとかなり人の出は少なくなります。

理由は面倒くさいから。夜中や朝は人は寝たいのです。

私もなんやかんや一晩中の採集はしていない。でも深夜の虫の出現事情は気になる。

なので自分たちは頑張って行動すればライバルが少ない分出会いやすくなります。

日没直後は昼間おなかをすかせた昆虫たちがたくさん出てくるので、ライバルが多くても場所によっては見つけられるケースもあります。

種にこだわらずクワガタが取れればいいならば日没直後が個体数が多くておすすめではある

なので一番楽に探すケースとしては、日没直後~21時くらいまでを目安にするといいかと思います。ライバルは避けられませんが、現実的な時間です。回数でカバーすれば何かしら出会えるはずです。
そうした有名な場所では朝(日の出後~開園くらい)や昼の時間帯はかなり競争が激しく、7月や8月の夏休みシーズンではまず見つけられないと思った方がいいです。

人の来る場所を採集場所として選んだ時点で時間など関係なく大きなハンデがあるということ

既にそういう場所に行って取れなかったという経験のある方は多いはずです。

なんといったって採集慣れしている人たちが様子を見に行って取れないくらいですから、それはもう凄まじい採集圧(虫に対して取る人の方が多く、個体が減る状態)がかかっています。

このブログではそういう人が人のいない場所を見つける方法を紹介していますので、心機一転新たな気持ちで方法論を学んでみてください。

外灯採集も日没前からがおススメ

外灯は日没直前から飛んでくる。日没直後から急激に活性が上がる傾向を感じる。

高尾山を始め、山地の方面ではコンビニや外灯などに飛来する昆虫を捕まえる手法が有効です。

私はオオクワなどを狙った採集はしていないので、あくまでミヤマ程度位までの所感になりますが、外灯を狙う場合には時間の意識はした方がいいです。

風がすごいと羽音が聞こえない。飛来するものもかなり少なくなるので時間よりも重視したほうがいい

付け加えると月齢(月の満ち欠け)と風も意識した方がいいですね。


時間帯については外灯採集においては環境による邪魔が多いので下手なことは言えませんが、外灯に飛来する虫は私の観察地域では日没直後から21時半程度までにピークがあるようです。

特に日没後から1時間程度はよく飛んできます。

一方で時間以外の要素、気温、風速、湿度などの影響もあると思われる。外灯の時間は難しい。

カブクワに限らず外灯に飛来しているカミキリや蛾などの色々な昆虫がピタリと来なくなるようなタイミングが見られ、それが21時過ぎ位から始まります。

ただしこれは風や月の影響の可能性もあるので参考程度にとどめておいてください。

虫の活性の測定は非常に難しいが、1つの外灯で張り込んだ経験としては日没直後と21時台では21時台で40%程度に活性が落ちている印象。

私のものを参考とするならば、外灯狙いの場合で動き始めるのは日没~21程度を最初の波として知っておくといいかと思います。

また、月の出現によりこの虫の引き寄せは大きく変わります。

月齢は必ず確認し、満月に近い状態での外灯採集は控えるのがいいと思います。

とはいえ外灯がつきの影響を受けないような位置(樹林内)にあるならば月の影響はあまりない。

ですが、外灯採集においては前述の21時程度までであれば満月直後のタイミング(下弦の月)において月が空に登ってくるのが遅いので新月と同様に採集ができます。

これを活用してなるべく月が無い、もしくはのぼりが遅い日を選ぶのが時間以上に重要です。

そして風ですね。風が強い日は飛んでこないのでやめましょう。

難しい話としては外灯の場所が挙げられます。

月を意識すべき外灯(左)と無視して良い外灯(右)光が空に抜けていくか閉じ込められるかが大事

外灯採集は虫が紫外線におびき寄せられる習性を利用したものなので、月の光のような紫外線があると虫はそちらに引っ張られます。

ですが、外灯が樹木の葉で覆われてしまっており、外部から月の光が入り込まないような構造(緑地内の外灯や植物が多い公園、月の光が角度的に届かない山の影など)であると満月であっても虫は外灯にやってきます。

そういう良質な場所を見つけられたら、日没直後から張り込んで虫の飛来のピークを確認しましょう。

外灯の位置、外灯の光の性質により虫の飛来も異なる。良い時間は調べるしか無い。

結局のところ外灯はケースバイケースなので、本記事でもなんでもある程度の指標を持って実際に経験してみるしかないです。

人により千差万別の経験が出てくると思います。

日没直前から探し始め、ポイントを開拓しながら日没後にそこを徘徊しましょう。21時程度までが活性が高くておすすめです。

ということで樹液及び外灯を含めても日没直後から21時程度までが個人的にはお勧めです。

そして記事中でも述べたように

ポイントを自身で開拓しているならば、日没直後から気のゆくまでポイントを巡回。

ポイントにライバルが多いなら真夜中や日の出前など、他の人が動きたくない嫌な時間に行動する。

外灯ならば私の例となる日没から21時程度を参考にし、実際に外灯でその場所のデータを集めて自分だけの外灯データを集める。

ということをお勧めします。
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採集に関する樹液の探し方や木の見分け、どんなところを見るべきかなどの情報はこの記事にまとめてあります。
しっかり学べばバッチリ成果が挙げられる情報をまとめていますので取りたい方は活用してくださいね。

待ち時間やスキマ時間を充実させるために

昆虫採集では待ち時間や滞在時間などのスキマ時間が生まれるため、事前に楽しめるコンテンツを用意しておくと移動時や待機時に捗ります。


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