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おススメ山菜ランキング20選。人気の山菜の種類と美味しさを主観で評価

山菜を味わおう!おススメ山菜ランキング2025年主観版

山菜はこの記事では野山で取れる食材のことを指しています。

山菜の主観おいしいものランキング!

その中から私が食べたことのあるものの内、美味しかった順に評価します。味は調理方法込みで判別するため、食材単品の評価ではありません。

ハリギリ

言わずもがな。毎年時期になれば探してしまう春の味覚の頂点はハリギリです。

山菜の中では群を抜いておいしい。

ハリギリは美味しすぎます。市販されない食材であるために食べようと思うならば知識を付けて探す必要があるという欠点こそありますが、てんぷらにした時のタラの芽を上回る強烈な芳醇な香りが鼻を抜ける様!植物なのにアスパラを上回るジューシーさ!バターを連想させるコク!そしてその濃厚な口をウコギ科特有の清涼感のある香りで封鎖し、次の一口がまたおいしく食べられる飽きのこなさ。

どれをとっても他の山菜に引けを取らない極上の山菜であり、食べたことが無い人は後悔していますよ?と伝えたくなるぐらい美味しい山菜です。

採集方法もコツが分かればたくさん見つけることができ、数も集めやすいので山菜取りも楽しいです。

食べたことがある人は文句なしで同意してくれる1位のハリギリからスタートです。

詳細は別記事で熱く語っています。探し方なども詳しく教えます。
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アミガサタケ

アミガサタケも言うまでもないシリーズですね。

春の桜のある場所で目を凝らすとみつかることがある

乾燥させて取り出したアミガサタケの出汁は何とも表現できないような味わいをしています。

味わいはまさにスペシャリティ。ハリギリと同じくこちらもアミガサタケの味としか言えません。

私はクリーム系のものと合わせてしまうため、出汁単体の評価はできませんが、クリームと合わせても負けないくらいの強い主張があります。

一度味わってしまうとアミガサタケのクリーム煮が食べたいなぁと思うときがふとあるため、余裕があれば乾燥保存しています。

アミガサタケの採集はあてられれば数が取れるのですが、感覚をつかむまでがなかなかに難しいという印象です。

条件は簡単で、サクラの木+ややふかふかの土+コンクリートの3条件がそろっていると身近な公園や植え込みなどでもチャンスがあります。

生では毒キノコなので処理などには注意が必要ですが、上位2つは毎年探してしまう極上の山菜ですね。
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タマゴタケ

タマゴタケは個人的に三位です。

赤いキノコだけども類似の毒キノコもあまりなく、判別点が分かれば食べやすい

キノコが腐りやすく乾燥に向かないため取ったら消費する必要があります。

とはいえその味わいは上2種類に負けないぐらい美味しいものです。タマゴタケが三位であるのはオリジナリティにあります。

上2種はその食材でしか味わえない美味しさがあるのですが、タマゴタケにはそこまで突き抜けた感動はありませんでした。もちろん食材としてはとてもおいしいです。

焼いたタマゴタケはタマゴタケ自体が鮮度の良いものしか取れないことも相まって柄の繊維はシャクシャクと噛み応えがよく、傘はじゅわーっとキノコ汁が出てきます。

量に醤油をたらせば気分は磯焼の貝に醤油をたらしてほおばる時と変わりません。

秋ごろの採集適期ではブナ科の林床に目を向けることで比較的数を見ることができます。

毒キノコとの見分けも比較的容易にできるため、キノコ採集に興味があるならば手を出しやすいと言えるでしょう。おすすめの食材です。
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タラの芽

タラの芽は4位にランクインです。

開放空間に出現する人気の山菜。天然物は山菜の王様ともいわれる。

タラの芽は養殖されたものが流通しているほど人気の高い山菜となりますが、やはり市販の養殖物と天然物では香りも質感も大違いです。

しかしタラの芽はすぐ大きくなってしまうため、大きな芽を取ることが難しいこととポイントが数年で変わってしまうために安定的に取れないことなどがネックとなります。

味わいは山菜の王様と言われるだけあってコクも食感も優れたいいものとなります。

俗にいうウコギ科の香りも強く、ハリギリ同様に癖になる点は間違いないのですが、いかんせんハリギリの方が癖もコクも強いため、ハリギリを知ると物足りなくなってしまいます。

採集においてはハリギリもそうですが春に探すのではなく冬の内に辺りを付けておくのが大切です。

タラの芽はハリギリよりも環境が変化したギャップに出現しやすく、当たれば数が取れます。

林縁や林内に開放空間ができたような場所を探してみれば意外と見つかります。

一度は天然ものを食べたい人生ですね。
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ウド

5位は意外かもしれませんがウドです。

ウドは食べ応えもあり、香りが抜群にいい

5位中3つがウコギ科。ウコギ科は素晴らしいと言わざるを得ません。

ウドはやはりその清涼感あふれる香りと比較的量が取れることが優れています。

熱い皮をむいて天ぷらにすればハリギリやタラほどではありませんが苦味とほんのりコクが味わえます。

また、清涼感を活かして汁物に香り付けをしたり、さらりとあく抜きをしてシャキシャキした春らしい食感と、林を抜ける空気のような清涼感が味わえます。

ウドは山菜ですが臭み飛ばしのような薬味的な活用にも優れており、この時期に想像力を働かせれば色々と楽しめるのが魅力であると思っています。

取れるのが5月頭頃からになるのも他の山菜とズレているために都合がいいですね。水の多い場所に生えるのでヒルや泥が多いのがネックです。
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セリ

6位はセリです。

ウドが好むような湿度の高い環境に出現するせり科の植物ですが、私は好きなんですよねぇ。

まず香りが抜群にいいです。天ぷらにすれば蕎麦やめんつゆのような香りが強いものと食べてもはっきりと清涼感のある香りが楽しめます。

茎や葉が細いので繊維感が薄くぱりぱりと食べられるため、ハリギリやタラとは別ベクトルで楽しい食感をしています。

天ぷらの腕前の上達がこうした食材では分かりやすく、作ったり技法を取り入れるたびにおいしいセリのてんぷらが作れます。

時期は早いと2月頃から取ることができ、先駆けで味わえるのも気に入っていますね。

3月のてんぷらはセリとヤブカンゾウが2傑です。

しいたけ

シイタケは7位にランクインです。

天然しいたけはなかなか見つからないが、ふとした時にある

養殖物が出回るシイタケですが、やはり天然物は弾力も大きさも異なっており、私は美味しいゴムだと思っています。

鮮度抜群のシイタケは本当にゴムです、多分タイヤにかじりついたらこんな感じなんじゃないかな?

シイタケの評価はとても難しいと思っており、家庭のガスコンロやフライパンで調理すると食感以外の質感の違いを感じられません。炭火で焼くと超高級で味も美味しいゴムを味わうことができます。

これに醤油をたらせば間違いなくシイタケってこんなにおいしいんだなと思えるはずです。シイタケ臭さを消すことが美味しく調理するコツで、それを炭火で賄います。

欠点としては天然シイタケがなかなか取れないことです。

時期が冬頃で、雨も少なく条件にシビアなことやシカによる食害で様子見していた株が全滅など悲しい事情が多く簡単に取れないために7位です。

でも挑戦する価値がありますよ。美味しいですから。
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サルナシ

サルナシは8位にランクインです。

サルナシも取りやすい場所を見つけられれば取れるが、見つけるまでは大変

コクワの愛称で信州エリアではよく知られる山菜です。

味わいはキウイフルーツにそっくりであり、自然で取れるものとしてはかなり美味しいご馳走なのですが、キウイフルーツ科の味すぎてキウイでよくね?と思ってしまうため8位です。

私は毎日キウイを食べる人間なのでわざわざとらなくてもいいなという感じです。

しかし山菜としてみればフルーツと同じ味がするわけですからそれはそれはご馳走です。

酸味が強く、自然下ではカメムシ類による捕食の影響を受けます。加えて採集後に追熟しないと硬く酸っぱいために食べるのには時間がかかります。それが外れるとなんやねんこの手間だけかかる山菜はとなります。

サルナシがちゃはそれはそれで楽しいのです。つる植物なため、採集難易度は高めです。都合よく見つけられる場所を発見すれば味わえるぐらいの数は取れます。
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キイチゴ類

キイチゴ類は9位です。

モミジイチゴはとてもおいしい。トゲが痛いのとアリが嫌なので9位

9位はモミジイチゴですね。クサイチゴは生で食べると20位ぐらいです。

モミジイチゴは美味しいですね。間違いなくフルーツ系の山菜では上位クラスの味わいがあり嫌いな人もまあいないという感じの味わいです。

酸味と甘みが日当たりにより多少変化し、当たりのものはついつい摘まみたくなるぐらい美味しいです。

一方で生食意外に活用しようとするとバラ科のトゲがうっとおしく数取るのは面倒くさいです。

おまけに常温では採集後に果実が崩れるという欠点があり、タッパーなどで管理すればいいのですがざる籠なんかだと果汁がしたたり落ちてしまいます。

味わいいけど食べるための苦労が多いため、面倒なのでこの位置です。美味しいですよ!
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ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウは10位です。

大きくて食べ応えがあり、数も取りやすいのでお勧めできる。

ヤブカンゾウは主張しないけれども食べれば美味しいという塩梅の山菜です。量が取りやすく、ほんのり甘味があり、私はネギ臭がなくなったネギと言っています。

質感もぬめりがほんのりとあり天ぷらにすればシャクシャク感が楽しいいい素材です。

ただ、オリジナリティがありません。質感は素晴らしいのですが、ヤブカンゾウである必要があると問われるとヤブカンゾウを食べた経験が得られるぐらいしかありません。

量が取りやすいメリットを生かして天ぷらをたくさん食べたい人やネギのような質感が好きな人にはとても刺さる食材です、ハマるとめちゃくちゃ食べたくなります。
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ワラビ

ワラビは11位です。

開放空間に出現する。スキー場などが代表例。

ここまでが私の中で積極的に探す山菜のラインになります。

ワラビはぬめりが美味しく、茎のシャキシャキ感とのギャップが楽しい山菜ですね。

量も簡単に取れるため山菜利用の価値は高いのですがあく抜きが必要なため面倒くさいのと利用がおひたしをベースに漬物系やたたきになるため、なんか地味なのが評価を落としています。

もちろんぬめり好きの人には刺さると思いますが、手間が嫌な私は低評価です。

しかし環境がはっきりしていることや量が取れることを考慮すればこの食材が昔から活用されてきたのもうなづけます。

味わいには十分なオリジナリティがあるため、探す価値と味わう価値は十分にあると言えるでしょう。
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フキノトウ

フキノトウは12位です。

当たりのフキノトウは美味しいのですが、まずいフキノトウはとてもおいしくないために評価が安定しないというのが個人的な評価です。

天ぷらにしたフキノトウはハマれば美味しいものもあるのですが、フキの香り自体があまり好きではなくどうも積極的に探そうとは思いません。

出現時期が1~2月頃と早く、このフキノトウを単体で探さなければならない点もイマイチな点ですね。

風味のオリジナリティは高いのですが、合う合わないがはっきり分かれる香りかなと思います。

一度食べた料亭のフキノトウのてんぷらは3位に入るぐらいでしたが、自分で取ったものはランク外です。

ウルイ

ウルイは13位です。ウルイの特徴は食べる必要ある?という特徴のなさです。

ウルイは葉の形は面白いのですが食感や味に特徴がなく、これ食べる必要ある?と思ってしまいます。

名称はギボウシの仲間であり、ギボウシは園芸を始め色々な場所で目にするため入手の機会は多いです。何ならフラワーショップで購入すれば鮮度のいいものが食べられます。

天ぷらにしましたが味の記憶が一切ありません。しかし癖が無いということは何者にでも合うということなので変な癖があるものよりも評価は上です。

コゴミ

コゴミは14位です。

コゴミは見つけたらうれしいが、味についてはさほどでもない

評価的にはウルイと変わりませんが、自然下で見つけると嬉しいという特徴があります。

見た目はクルクルと巻いており、とても可愛らしいのですが味わいに特徴はありません。

ただ、山菜といえばコゴミというようなネームバリューがあるため、これがコゴミかぁと最初は感動するのですが、2回目はもういいかなという反応になるんじゃないかなと思います。

見つける時が一番うれしいですね。
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ヨモギ

ヨモギは15位です。

ヨモギ。有名な山菜ではあるが評価はあまり高くない

新芽の時期は香りも柔らかくまだ美味しいのですが新芽の時期が終わると苦味が非常に強くなり人を選びます。

キク科植物はだいたいこんな感じです。

ヨモギの草餅を作ったときにヨモギの新芽を活用したのですが、香りが強すぎ&苦味が強すぎて食べられなかったのが10年以上前なのに記憶に残っています。

食べて大丈夫?という感じです。

ただ、その辺にも生えており採集しやすいという点や新芽ならばまだ活用の余地がある点を入れると好きな人は上位にランクインできるポテンシャルを秘めているかなと思いますね。
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クサギ

クサギは新芽の時期に葉を摘んで天ぷらにすることができます。

クサギの芽は春先に摘める

芽はふわふわとしており、クサギ特有のピーナッツ臭がするため面白い味わいをしています。

好きな人はハマる味という感じですが、特筆語ることは無いかなという感想ですね。

春の新芽の時期にわざわざとることは無いです。
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イタドリ

特有の酸味が非常にきついです。

年寄りの人の中には昔生で食べたという方がいました。とてもではないですが生では食べられないです。ルバーブの仲間であることを考慮すれば調理次第では美味しく食べられると思います。

イタドリでジャムを作ったところ茶色い液状の非常に不快な見た目のジャムができました。

不味くはないですが、味は覚えておらず見た目がひどかったことだけを覚えています。何かのどっきりとかに活用できるかもしれません。


ヤブレガサ

ヤブレガサはまずいです。

ヤブレガサは個人的にはおいしくない。繊維質だし苦すぎる。

茹でても柄のところは非常に硬いため、捨てることになりますし、葉についている綿は口に残ります。

極めつけは不快なレベルまで到達した苦味です、飲み込むのに苦労して、これ2つ目食べたら体に悪そうという感想が出てきます。

見つけた時の可愛らしい姿を見た時がピークですね。1回食べたらもう探さないです。

ノビル

ノビルは苦手です。好きな人は一桁台にランクインできるかなと思います。

ネギ臭のある芋という感じで私は吐き気がしてしまいます。

一方でラッキョウとかアサツキが好きな人は山菜としても上位に配置するはずです。

身近な場所でも十分に生えており根茎ではなく葉の部分を青ネギ代わりに活用するような使い方ではネギ臭が楽しめて野外調理の際などに重宝します。

葉だけならば10位ぐらいにおけるかもしれません。

ゼンマイ

ゼンマイは20位です。

見た目はおいしそうだが、味は別にない。その割に手間がかなりかかる。

ビビンバのゼンマイでも味付けの風味しかしません。

ゼンマイはワラビと並ぶほど強烈なアクを持ち、あくを抜いても特有の風味や味わいは無いという手間のわりにリターンが無い食材です。

これならばウルイやコゴミの方が助かるという感じですね。

採集や見つけるのは楽しいのですが、最近は見つけても取ることは殆どありません。
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というように個人的に食べてきた山菜の仲間の中からランキング形式で紹介してきました。

上位ほど食べた時の感動が思い起こせるのでスラスラと書け、下位はひねり出しているという感じが文章の感じからも伝わる結果となったのではないかなと思います。

皆様もぜひとも山菜に興味を持って探してみてはいかがでしょうか。

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毒草などに注意する必要があります。山菜を取るときには類似の独走がないかは必ず確認し、どこを見て判別するのかは必ず知っておきましょう。