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ヒラタクワガタのサイズと個体数を求めて、梅雨前の6月上旬に1日中採集活動!

ヒラタクワガタの大型個体を目指して

ヒラタクワガタはいい虫ですよね。厚み、艶のない黒さ、採集の楽しさ、そしてサイズの大きさにその珍しさなど多くの方が探している理由を理解してきた今日このごろです。

ヒラタクワガタ。なんていいクワガタなんだろう。

今年は初夏にヒラタクワガタを中心に探しており、これは虫友のおかげでヒラタに出会える機会や知識が増えて探す楽しみが増えているためです。

今季の最高はおよそ53mm。まだまだ大型個体を狙ってみたいという欲と、気温が急激に上がったのでヒラタの出現事情などを自身の目で確認すべく、再びヒラタを求めていってきました。

本日は11時間ほどの採集日の中でやってきたヒラタ採集の様子をお届けします。

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(前回です)

ヒラタ採集開始

日中お昼前ぐらいを目安にここ最近お世話になっている虫仲間と合流し、ヒラタのポイントを回ってみる予定となっていました。

クロナガオサムシをいただいてしまった。最近オサムシに興味があると言っていたため。

1週間前の涼しい気候とはうって変わり、日中は動くだけで汗がかなり出てくる気温と、真夏ほどの厳しさはない涼しい風のお陰で昆虫採集日和という感じの気候でした。

虫仲間と直近の採集や成果物について話しながら移動するのが楽しいですよね。

気温が急に上がった日なのできっとヒラタも活発になっているだろうと考えていましたが、ポイントに到着してみると平日ですが先行者がいました。

その方と話しつつ木々を見ていきます。

ヒラタ自体はそれでもなお見つけることができました。

このサイズ感が一番多い。マメピカに比べと顎のヒラタ感もしっかりあって好き。

40mm以下の個体が殆どで、つい3週間前に初めて見つけたときにはヒラタがいることに驚いていたものですが、人間は恐ろしいものでヒラタが見つかることにも慣れてしまいます。

もちろん見れれば嬉しいのですけどね。

ここではメスや50mm前後程度のヒラタクワガタも見つかりました。

50mmラインからは明らかに太くなる。かっこいい!

神奈川では平野部や河川敷で50mm以上のサイズはなかなか出会えないため、夏の展示などにも利用させてもらうために大型個体は確保させてもらいました。基本小型やメスは取らないスタンスです。

第1ポイントで4~5匹程度は見つかってしまいました。ヒラタがたくさん見れて幸せですね。

次のポイントも好調

ポイントを移動し再び木を見ていきます。

前回はコクワばかりでしたからね

前回の涼しい日と比べるといそうな感じが強く、期待が持てます。

ポイントを見て回ると、ヒラタのペアが仲良く樹液を味わっているようです。

小さいサイズですが、あまりペアでいる場面には遭遇していないのでたまにはのんびり観察しつつ掘り出して写真だけ頂戴します。

ヒラタのペア。メスが今回結構見つかったかも。

今回、日中にヒラタを取って同じ場所に返し、夜またいるのかというのを個人的に見てみたのですが、多くの場合昼→夜の間で再確認はできませんでした。

ヒラタは地下部を利用してなのか、単純に採集されてしまったのかもしかすると結構樹液や木々を移動していたり入れ替わっているのかもしれません。

ペアを眺めていると虫友がヒラタいたよとおよそ40mmぐらいの個体を持ってきてくれました。

樹液がまとまりついてぐじゅぐじゅ。ヒラタらしい。

うーんヒラタがたくさん。この日の日中はその後ポイントをもう少し周り、10匹見つけました。

面白いのがこの日日中見つけたのがクワガタとしてはヒラタだけという点です。

日中後半は別の場所へ

この日のターゲットは2種類おり、ヒラタクワガタと私的に難関種のアオマダラタマムシです。

アオハダという植物につく珍しいタマムシ。写真は現地の羽脱孔。成虫の存在を示すサイン。

日当たりのある時間帯はタマムシ科採集を楽しんできました。
後ほどタマムシ編も挙げます。おかげさまで念願の初遭遇となりました。この場でも虫友に感謝を述べたいと思います。

夜間ヒラタクワガタ採集へ

日中動き回り、せっかくなので夜間の採集もすることに。ヒラタのカウンターはこのときで10です。

大型個体に加え、何匹出会えるのか?にも期待が湧いていた。

個人的に気になっていた同一個体が同じ場所や取らなかった場所に出現するか見てみたのですが、ほとんどいませんでしたね。

ポイントを見て回るとやはり夜間でも動くと汗をかく程度の気温であるからかヒラタはよく出ていました。

最初のポイントで地際の樹液に穴が空いており、そこにヒラタクワガタらしきクワガタが。目測40mm程度で15cm上ほどにスズメバチがいました。

まあリスクは取るものではないと報告だけすると、樹液に突撃する虫友の姿が。

思ったよりだいぶ大きかった。

スズメバチの接近などを私が索敵しつつ男気でそのクワガタを取った結果、サイズは50mmから52mmぐらいのサイズ感で意外と大きかったのです。

樹上のクワガタやウロのクワガタを採ったら思ったより小さい。というのは採集あるあるですが、目測した姿よりも取ったら大きくなるパターンというのは初めてでしたね。

話によればああした樹液の下に穴があり、体が潜めきれていないというのは大きい個体によくあるパターンなのだとか。

前半に遭遇した50mmほどの個体。

いやはやヒラタ採集歴が長いだけあり、非常に勉強になる話とまさにな実体験を味わえていいものです。

その後ヒラタを順調に目視していき、最終的には18匹ものヒラタクワガタを計6時間ぐらいの中で見ることができました。

前回の記事で涼しい期間の経験をしていたおかげで丁寧に見る感覚が得られたからか、私自身もそれなりに見つけることができてヒラタ採集がますます楽しくなってきていますね。

なぜかヒラタを探すのには夢中になってしまう。人を惹きつける魔力がこの虫にはある。

採集圧もそろそろ増えてくる頃かと思いますが、この時期の課題の一つのアオマダラタマムシもクリアできたので、ヒラタをもう少し探してみたいですね。

約11時間の行動は疲れましたが非常に充実したいい日となりました。
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次回です。うって変わり真夜中の採集です。

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