蓼食う虫も好き好き

カブクワの採集に関するお得情報から身の回りの自然に関する疑問まで自然のいろいろな不思議を解決、考察していくブログです。自然への興味を持つきっかけを目指しています。

*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ヒラタクワガタ採集記。ヒラタクワガタは小型と中型がとても多く、気温で出現数が変わる?

ヒラタクワガタ採集では小型中型が多い

この5月や6月はヒラタクワガタに相当お熱となっており、自分自身で色々と出現の傾向を考えながら観察を続けています。

クワガタ初心者の仲間がヒラタを見たいというので。

まだまだ回数も少ないのですが、気温はヒラタにおいても重要なのではないかと考えています。

また、出会える個体も小型中型が多く、ヒラタに限りませんが東京のクワガタという感じが見て取れますね。

今回はこれまでとうって変わり、真夜中に探してみました。

6月中旬に入るタイミングのヒラタ採集

この日は晴れ予報にも関わらず日中は曇りだった日でした。

6月の上旬後半戦。今年初大歯のノコギリ。

今季の初夏は気温が全体的に低く、昼の晴れ間がないと夜間の気温が20度を切るなど久々に涼しい年という感覚があります。

今回は2024年に相模川ヒラタや高尾山のミヤマ採集を一緒にした仲間とヒラタのポイントを訪れてきました。

同行者は神奈川の人であり、やはり平地のコクワ、カブト、ノコギリあたりには遭遇してきている人です。
pljbnature.com
pljbnature.com
(同行の記事。いい虫との出会いが多い)
ミヤマ目当てに高尾に一緒に行き、興味の対象が変わってヒラタに興味があるとのことだったので一緒にさがしてみることに。

やっぱり神奈川でのヒラタは厳しいですよね。

ポイントへの移動中にヒラタの採集における通常クワガタ採集との違いを紹介し、ポイントに入ります。

うろを始めとするヒラタ採集のセオリーは、ノコギリやミヤマと大きく違う

私はここ最近でヒラタ自体には出会えているので、虫仲間にヒラタ採集を楽しんでもらい、あわよくばヒラタ仲間に引きずり込んでしまいたいですね(笑)

本日の採集時間は日曜の22時頃からとなり、2時ぐらいまで探していました。日中仕事終わりからのハードスケジュールですが、車出してくれることと短いシーズンに楽しむため、多少の体力の辛さなどは我慢しないといけませんね。

最初のポイントの成果は

ポイントに入りヒラタを探していきます。

今季出会えた53mmの個体。ヒラタの50mm以上は胸踊る。

虫仲間のヒラタ歴は相模川河川敷で越冬明けのボロい小さなヒラタを私が取ってそれをもらった形なのでありません。

今回はぜひとも自分の手でヒラタをウロや樹液から捕獲して欲しいですね。

数本の木で実際のレクチャーをし、エリアで分散して木々を見ていきます。意外とヒラタを始めコクワなども見つからず、日曜の夜なので日没後に抜かれているかと思っていると?

距離のある場所から呼ぶ声が。きっとヒラタを見つけられたのでしょうと思い近づくと?

写真撮ってなかったので似たサイズ感のものを。

なかなかに立派なヒラタクワガタを自前の掻き出し棒で出すことができたようです。大きさは目測46mmでノギスで測ると46mmでした。なかなかにヒラタのサイズ感が鍛えられてきたようです。

私もそうでしたが、やはり最初のヒラタの大きめの個体というのは嬉しいようで、これは面白いと楽しんでもらえているようでした。

更に感覚を鍛えてもらいヒラタ沼にハマって欲しいですね。私もソロで活動しているときよりもやはり人と共有しながら楽しんでいる方が面白いですね。

ヒラタがあっという間に見つかってびっくりしていました

エリアをそのまま見ていくとどうやら二匹目のヒラタがいたようです。ウロではなく徘徊個体のようでした。大きさは35mm位の感じで、新成虫の輝きを喜んでいましたね。

続いて樹液にてついているヒラタを発見。とりあえず遠出して坊主は避けられたのでよかったです。サイズもかっこいい46mmを自分で掻き出してもらえたのでいい体験となりました。

小型と中型が多い

別ポイントへ移動し、引き続きヒラタを探していきます。

ジュビジュビの樹液を探しつついい木も覚えてもらいます

このポイントはコクワやノコギリの出現が増えてきました。

今後この2種類が出てくると出現はどう変わるのか気になるところです。

樹液にて普通にくっついているヒラタを見つけましたよ。キシタバの仲間なども来ており、なかなかいい感じの樹液となっているようです。

同じ木の地際に潜んでいたヒラタ。これはかなり小さくマメピカサイズですね。

樹液のものと地際のもの。このサイズ感が多いので同じ材から出ているのか?

とはいえマメピカも神奈川ではなかなか出会えませんからいいものです。

しかし、小型と中型がやはり多いですね。

いいサイズに出会うには回数がやはり必要なのでしょうが、幼虫の材の状態で成虫のサイズは決まると考えられますので、そのエリアのクワガタのサイズというのはよく注目したいです。

ジュビジュビの樹液にてヒラタを捕まえ、隣の木を見ると大きなシルエットが普通に幹を歩いています。

遠目だと結構大きそうでしたが、そうでもない

この日2匹目の40mm台のヒラタクワガタです。

順調にヒラタを見つけ、この時点で見つけたのが7匹です。

別ポイントも残されていますし、前回の晴れた暑い日の日没後にはポイントを巡回するだけでヒラタが出てきていたりしましたので、期待してしまいますね。

ヒラタの時間と気温の不思議

ヒラタというかクワガタの有識者の意見の一つに大型個体は真夜中に出るんじゃないかなというものがあるようです。

この後も数が伸びるかと思いきや、何故か急激にストップ。

真夜中ならば採集者も限られ、大型も狙えるのではないかと言う仮説のもと今日も検証に来たわけなのですが、以外にもこの23時頃の7匹目のヒラタを最後にその後3時間ほどヒラタは見つかりませんでした。

この日の条件から推測すると気温の影響が思ったよりも大きいのではないのかと考えています。

日中の気温が上がらなかったおかげで24時の付近での気温は20℃を切り半袖では肌寒いぐらいの感覚でした。
pljbnature.com

2つ前の記事の下見編のときに成果が上がらなかった空気感と非常に似ており、もしかするとこの肌寒さは南方系のヒラタの天敵なのかと思いましたね。

気温を考慮すると初夏は夜中でもイマイチなのかもしれない。ベテランヒラタ採集家の時間設定などの道理がなんとなくわかったような。

23時頃まで好調だったヒラタがほか採集者の影響もなくあっさりと消え、日没直後で気温の高い前回では同じ場所でも数十分後にはヒラタの追加が得られていましたからね。

まあサンプルが少ないので感覚の話ですけれども。

気温以外にも月や風、他にも自然の何かしらの条件があったりするのかもしれません。臆病なヒラタが真夜中にいないというのは不思議でしたね。

普段数振るうポイントも外れた。真夜中の出来事。

来週以降かなり気温が上昇し、ヒラタ以外のクワガタシーズンも始まっていくことが推測されます。

ヒラタは他のクワガタが出始めると少なくなる可能性があるようなので、大型個体を求めて今回の仮説の気温による影響などももう少し検証していきたいものです。

欲を言えば今回の同行者がヒラタにハマってくれて車での深夜採集の機会が増えると嬉しいものです。
pljbnature.com
カブクワ採集で役に立つあらゆる知識はこの記事から読むことができます。
pljbnature.com
次回はこの記事です。55mm以上のヒラタを求めて行ってきました。

ヒラタ採集関連記事

pljbnature.com
前回はこの記事です。計18匹に遭遇した温かい日のものです。
pljbnature.com
pljbnature.com
ヒラタクワガタとコクワガタの違いを知りたいならおすすめです。
pljbnature.com
出現の時期などクリティカルな情報を知りたい場合におすすめです。ノコギリやミヤマと出現事情が違います。
pljbnature.com
pljbnature.com
今季ヒラタクワガタの採集を楽しんでいる記事です。
pljbnature.com
あると便利な道具などについてはここから。ヒラタにおいては虫よけスプレーと掻き出し棒が重要ですね。