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関東ヒラタクワガタ、55mm超えの大型個体を目指して。

関東圏の最大クラスを目指したいヒラタ採集

ここ最近涼しい気候が続いていましたがいよいよヒラタクワガタのシーズンも本格的に始まってきています。

本日の成果。東京ヒラタ55mmまで順調に来れたが、この先はどうするか悩み中。

ここ数回のヒラタ調査のおかげでヒラタ採集の感覚がかなり鍛えられてきました。恐らくヒラタに必要となるのは環境と出現場所の理解。そして気温と湿度の条件も非常に重要であると思われます。

現地で得られた肌感とwebなどで得られる気象条件などの情報とにらめっこして良さそうだと思えるタイミングで55mmを超える難関サイズのヒラタを求めて採集へと繰り出してきました。

ヒラタクワガタの出現事情

ヒラタクワガタですが、ここ最近の傾向を見るに湿度と気温の条件に思ったよりもシビアなのではないかと思われます。

気温と湿度で出現が大きく減った前回の成果

特に今年は涼しいため、夜間気温が20℃を切ると出現が著しく悪くなるような体感がありますね。

気象条件とにらめっこをしていると神奈川と東京では気温も湿度も大きく違うようで環境の差は大きいようです。

現地の条件を読んで良さそうなタイミングとなる頃合いに訪れてみることにしました。

大型ヒラタを目指して下見と新規開拓

昼間は湿度が低いため、ポイント開拓の下見に当てることにします。

他記事用の花写真などを取りつつ散策

訪れているエリアでもまだ開拓の余地があると思われますので歩いて回ってみることに。
その前に昼間のポイントを見ておきます。

樹液にはスズメバチが増えてきており、見たところまだ女王蜂が主体のようです。

6月中には働き蜂が出てくるので怖いところですね。

スズメバチを脇目にウロを見ていると早速本日1匹目のヒラタクワガタです。

樹液に普通についていた個体。スズメバチを避けつつうまく確保できた。

35mmぐらいのこのエリアの標準サイズとでも言うべき個体ですね。

写真を取るのとウロを開けてもらうために一旦キープしてみます。

今回は基本的にウロのものは出して一旦キープして日没後に大物が出てこないか、入ってこないかという実験をしてみます。

午後からのスタートなのであまり奮わないかな?先行者が午前に来ていないかな?と思いつつ歩いていると、ウロからやや大きめのあごが突き出ているのを発見します。

すかさず出ている上半身を掴んで引っ張り出してみると?

50には乗っていないくらいの感覚。十分立派なのだが目が肥えた。

49mmぐらいでしょうか?なかなかに立派な顎で結構大きいかもしれないと思いました。ふ節が1箇所欠けていますが多分新成虫ではないのかと思います。

日中から50前後のヒラタに遭遇するとはなかなかについてそうな気がしますね。

その後日中はマメピカヒラタを発見したりウロにメスを見つけて取り逃がしたり、ヒラタかと思ったらコクワだったりと4時間ぐらい行動していました。

日没後にヒラタを再び探す

日の落ちる前ぐらいからまたヒラタを探していきます。

カトカラ類(キシタバの仲間)もかなり増えてきた。樹液の案内人である。

この日の下見で新たにクヌギの良い木が数本まとまっている場所を発見しました。

木が割れており、かなり良さげな気がします。オオスズメバチも来ていました。

ただクヌギの樹液は真夏にかけて出る傾向が多いので、今はコナラの時期なんですよね。

クヌギの時期になるとヒラタの出現にはやや遅いので意外と出番はないかもと思っています。

上方向にウロが続いており、ヒラタを逃がしてみると結構深そうな感じ。

ここ最近ヒラタは見れていませんが、とても良さそうなウロのある木と地際に樹液の出ていて窪みがある木の2本が徘徊個体を除き大型を見つけられそうな場所だと思っています。

音などにも敏感なので一応気を払ってウロに目を向けると...


!!

めちゃくちゃ大きな顎が見えました。

顎から頭部だけが出ており、そこだけでも前に取った53mmよりも大きい感じを受け取りました。

幸いにも光にあたって即座に逃げなかったので簡単に掻き出してみると、ウロの中でペアで過ごしていたようです。

手に取るとかなり大きくてびっくりするぐらいだった

メスも出てきました。

いやはやこれはかなり大きいですね。掻き出してその大きさにびっくりしてしまいましたよ。50後半ぐらいはあるんじゃないかなというぐらいの迫力を感じましたが、図ってみると55mmちょいという感じでした。

メスはその場で同じ穴にリリース。

55mmは私的な目標ラインだったのでとても嬉しかったですね。やはりメスのいるウロには大型個体がいるんでしょうか。日中にメスの有無などが見れていると夜間に大型が出ていたりするのかもしれませんね。

そしてこの日の日没直後は予想通り気温湿度ともに非常によく、ヒラタクワガタをたくさん見ることができました。

幹歩きのヒラタ

55mmのあとにはマメピカの個体が幹を這っており、樹液の出るウロにはまさかの2ヒラタ。1匹は40後半ぐらいの比較的大型の個体です。

ウロはこんな感じで浅いみたいだったのでおしりだけ取ることができました。

45mm位と37mmぐらい。以前は見たことのない木だったが、やはりくるか。

ヒラタは累計で9匹ぐらいでしょうか。取れなかったものを含めると+3匹ぐらいは行けたかと思いますね。

ノコギリやヒラタも増加中

6月の中旬に入り、ノコギリやコクワもかなり増えてきましたね。

ウロの中にノコギリクワガタがいたことも笑

ノコギリは中歯が多いですが今回は大歯にも遭遇できました。

顎がずいぶん長いような?一年ぶりだからか?

この個体ですが樹液にいてなんか大きいなと思い捕獲したのですが、64mmあるいいサイズの個体でした。ボディはそこまでという感じですが顎が長かったですね。

コクワやノコギリが増えてきてヒラタの出現が今後減ってしまわないか心配ですが、夜の雑木林は確実に賑わいを増しているようです。

一方で木にアライグマを見つけるなどちょっと嫌な存在も見つけてしまいました。今後どうなるか不安ですね。

大型ノコギリと55mmのヒラタだけ持ち帰り。その他は隠れる場所に逃がした。

とりあえずの目標にしていた55mm超えの関東では巨大サイズとなる個体を見つけることができたので、ヒラタ探しも一段落となるかと思います。

6月中はヒラタクワガタも活発に出てくるようなのでより大型の個体やヒラタ採集欲が高まればまた探しに行こうかと思います。

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クワガタ採集に関するたくさんの情報はこのまとめから読めます。東京神奈川では特に役に立つ情報と言えますよ。

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