2025年昆虫採集の振り返り
楽しかった夏も思い返せばだいぶ前です。

今年も終わりを迎えようとしていますが皆様の一年の自然との付き合いはどうだったでしょうか?
一年間活動していれば大なり小なり印象的に残る採集や出会い、後悔などなどのいろいろな振り返りがありますよね。
今回は私のこの一年間を例にこの虫に出会えてよかった、この採集が特に記憶に残ったというものを紹介し、来年探す目標や採集計画を立てる人のために役に立てればと思います。
この虫に出会えてよかった2025

2025年に出会えて記憶に残っているものは数多くいますが、種名を上げていくとイボタガ、ムカシトンボ、ヒラタクワガタ、アオマダラタマムシ、キベリタテハ、ベニヒカゲ、コエゾゼミ、マルタンヤンマ、辺りですかね。

ランクをつけるとするとヒラタクワガタ>アオマダラタマムシ>イボタガでトップ3になるかなという感じです。
ヒラタクワガタ

昨年オオトラカミキリ採集の時にお会いしたSさんという方がヒラタに詳しい方であったことを契機にいくつかのポイントを紹介してもらい案内の元採集におけるコツなどを教えてもらいました。
結果的にヒラタクワガタになかなか遭遇できるようになりヒラタ採集にはまりました。
シーズン中に使える時間の多くをヒラタに費やすほどハマりまして今年も記事だけでも8記事を書いています。

サイズを狙って探すのはもちろんこれまで知見も全く取れなかった虫だったので行くたびに考察がはかどり採集に行く前から楽しかったり虫仲間と一緒に採集する楽しみがあったり時期的な出現の変化を体感したりととにかく楽しかったですね。
今年がっつりやったので来年はブリードとか別路線で楽しもうかなと思っています。
アオマダラタマムシ
アオマダラタマムシは憧れの虫でした。

探し始めたのが2023年であり、いる場所自体はわかっていたのですが巡り合わせが悪く生きた個体には出会うことができていませんでした。
ヒラタ採集時にSさんがタマムシ科もやっているとのことでアオマダラタマムシについて教えてもらっうたのです。
また、一緒にポイントを回ってくれるとのことで現地へ。

一度目の訪問では今年は寒いこともあってか遭遇できず、2度目の訪問ではたくさんのアオマダラタマムシに出会うことができました。
1匹目をアオハダの樹上でそれらしきものを見つけた時のあの胸の高鳴りは今でも思い出せますし、初めて手に取った時の感動もはっきりと覚えています。
憧れのタマムシであったため、とにかくうれしかったのと達成感がありましたね。3年目だったので区切りをつけられてよかったです。
イボタガ
イボタガは私のようなミーハー虫屋はやはり捕まえたいと思うものです。

有名産地で張り込むのですが飛来時間が遅いことや今期は寒さが強くて発生がかなり遅れたことなども相まってなかなかに苦戦する相手です。
イボタガは今期の初めにSさんとともに探しに行ったのですが、仲間とともに行ったためにイボタガが出現するまでの長い時間を虫トークなどを行って潰せるためにとても有意義にできました。
会うのが半年ぶりとかだったので虫の話にも花が咲きますし、イボタガの採集はイボタガ以外には甘いいい虫が来ないため暇な時間が多いのです。ソロでは退屈してしまいそうで大変そうだなと思いました。

一匹目の飛来は日没直後から数時間経った8時半ごろ、暗闇から外灯へ蝙蝠のように超スピードで飛来するイボタガの姿が見えます。
あの瞬間のきたあああああという感覚は忘れられませんね。
もう一気に血がたぎるような感覚です。イボタガをネットに入れて鮮度を確認し、完品の美麗個体が出てきたときには仲間とハイタッチしたくなるぐらいの嬉しさが沸き上がりましたね。
キベリ、ベニヒカゲ、コエゾゼミ、クジャクチョウ
余談的な部分ですが上記に次いで印象的だったのが恩師とともに行った湯ノ丸高原での昆虫観察です。
2000mの山に行くこと自体が私にはなかなかない機会であるため、昆虫に関心を持ってから行く高山にはワクワクしていました。

キベリタテハはやはり一度は生で見ておきたい高山蝶であり、ビジターセンターの入り口でお出迎えしてくれたこともあって非常に印象に残っています。オオムラサキのように滑空のような飛来をする様子も見れました。

ベニヒカゲは当地では時期を間違えなければ個体数もかなりみられるものなのですが、とにかく人懐っこくズボンや靴にとまって来るのがかわいかったですね。

コエゾゼミは当地で鳴いている代表的なセミであり、やはりエゾゼミの仲間は平地で活動している人間からすると憧れのセミです。しかもエゾやアカエゾは近場にもいる場所がありますがコエゾは出現場所も限られるものであるため見ることがなかったので嬉しかったです。

クジャクチョウも理由はキベリと同じですね。平地ではまず見られない虫が駐車場でお出迎えしてくれて感動したのを覚えています。高山性のこうした虫たちはやはりその環境の真新しさや全く知らない環境へ来た冒険感もあって強く記憶に残りましたね。
後悔、オオトラカミキリとマルタンヤンマ♂
後悔を振り返ればはっきりしており、オオトラカミキリとマルタンヤンマのオスですね。

オオトラカミキリはやはり採集に行き始めると辛いものなのですが、去年同様シーズンが終わるともっと行けばよかったと思ってしまいます。
成果を上げている人もいるのに行かずに精神的に負けてしまった感が強く、今期の後悔ナンバーワンの種類です。でも取れる気はしません。

マルタンヤンマは今年の夏の終わりごろからトンボの中でもヤンマ類に興味が湧いてきているために見ておけばよかったなと思いました。
来年はアオヤンマやマルタンヤンマなどミーハーヤンマを撮影してみたいですね。
人との行動が楽しい一年だった
今年であった虫で記憶に残ったものはどれもが誰かと一緒に楽しんだものでした。

虫仲間はあまり多くないのですが、これまで一人で行っていた昆虫採集も人と一緒にやることで全く違って楽しめるというのが新鮮でしたね。
特にオオトラで昨年であったSさんとは多くの採集に同行し、いろいろな知見もいただきました、こちらも生き物情報を色々と渡せるように日々の昆虫採集に意欲がわいたのを覚えています。
また、トンボ仲間のYくんや恩師の先生、大学時代の仲間などほかにもいろいろな人と採集や観察に行くことがあり虫のネットワークが広がった1年であったと思います。
私もまたこのブログを通じて皆様に生き物を通じて自然の面白さをさらに普及できるよう頑張っていきたいと思います。
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イボタガは寒い春の時期ですがとてもおすすめ。見たことがない人はぜひ来年挑んでください。
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高原環境なのに車でアクセス可能な湯ノ丸高原での昆虫観察です。