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スズメバチのオスは樹液にも来る。オオスズメバチオスの2つの探し方。

スズメバチのオスについての知見を深めた

スズメバチのオスは面白いですよね。

樹液にやってきたオオスズメバチのオス。今回はオスに遭遇したい方に向けた2つの探し方を紹介。

見た目はいかにも毒針を持っていそうなのに針がない。

スズメバチは春から冬頃まで目にするのに限られた時期しかいない。

いかにも上空を飛んでいるスズメバチにオスが混じっているなどなど面白い要素が多く、見てみたい探してみたいと思う方がきっといるはずです。

そこで今秋オオスズメバチのオスを探してみていくつかの知見を得ましたので探したい方に向けて紹介していきます。

オオスズメバチの遭遇場所とは?

オオスズメバチのオスについて遭遇するためにはどこで遭遇するのか?が重要となります。

まずは出現する時期を押さえておきたいところ。秋以降の時期のみオスは見つかる。

一般的にスズメバチ類のオスは春から冬の始まりのハチ出現期間の内秋から冬の始まりまでのわずかな期間にしか出現しません。

オスバチの巣内での発生は真夏頃からといわれていますので、巣の駆除などの例では夏の終わりごろから個体を入手するチャンスがありますが、これは特殊な例であり一般的には秋以降(11月ごろから目につく)の時期に探していくのがおすすめです。

遭遇場所としては今期は2パターン見つけられました。

一つが高所の人工物、もう一つが樹液です。

人工物上に来るオスバチ

写真は適当な建物です。自然の中の人工物などの高所では当たりの場所があるかもしれません。

前者の人工物上に飛来するオスバチについてはなぜそこにやってくるのかがよくわかりませんが、スズメバチ類は木々の樹冠で交尾をするとされていたり、巣で新女王が来るのを出待ちしているなどの話があります。

木々の頂点の部分でオスとメスが出会う結婚飛行が行われる。もしくは巣の外で待ち伏せするといわれている。

つまり仮説を立ててみると人工物上を樹冠と勘違いして出会いの場所として待ち構えているとする説やオオスズメバチの巣の待ち伏せでの新女王との交尾にあぶれたものがそうした女王バチが来る環境を求めて集まってきているとするのが一説として建てられるのではないかなと思っています。

今年発見した人工物上では晴れた日の午前中、気温が上がってきた時間帯においてオオスズメバチのオスが2分に一回程度次々飛来する現象が見られました。

偶然ではなく何かしらの要因がかかわっていると考えられます。山地に張り出した人工物はオオスズメバチのオスに出会う有望なポイントである可能性が考えられます。

樹液にも来るオオスズメバチのオス

オオスズメバチのオスは結婚飛行という前述のトピックにあるような特定の場所に集中的に集まる行動が知られています。

樹液にやってきたオオスズメバチのオス。12月の頭にはオスがぽつりと飛来した。

一方でスズメバチ類といえば生きていくうえで必要な栄養を巣の幼虫からもらったり樹液や花の蜜から入手しています。

オスについても当然それらの資源を利用していると考えられますが、観察の機会はありませんでした。

今回12月の頭という寒い時期にオオスズメバチが樹液に来ており、撮影してみるとオスバチでした。さらにさらに続けて飛来する個体を見ればオスバチが来ています。

樹液に来るメスのオオスズメバチ(左)とオス(右)見分けについては別記事にて

オスバチもやはりメスバチと同じように樹液をえさ場として活用しているようです。

樹液にはメスバチも交じっている可能性がとても高いと考えられるため、接近には注意を要します。

しかしながらカメラなどがあればオスバチとメスバチの違いを識別してオスの可能性が高い個体を選別することができるため有効であると考えられます。

むむむ、触角が長いぞ?オスバチの可能性がある!

樹液にスズメバチが飛来したらまず写真を撮影してみます。望遠レンズならば細部のパーツも見やすいため、便利ですね。

この個体は触角が明らかに長く、撮影して確認すると13節。腹部の背中側の模様もオレンジが広いとオスバチの要素を満たしています。

このように判別をつけてしまえば樹液でもオスバチを捕まえることは十分に可能であると思われますね。

12月、初頭の時期もオスバチによい可能性

樹液で探す場合には時期的な部分を意識しておくとよいのではないかなと思っています。

オスバチは巣を出ると巣に戻らない。自給自足生活なため、花や樹液が減る寒い時期にそこに来る可能性が高い?

オスバチが活発に活動する11月時点では樹液にはたくさんのスズメバチが来ており、仮にオスバチが混じっていたとしても手を出すのには躊躇してしまうぐらいスズメバチが来ていることがあります。

これは時期が遅くなるにつれて樹液の出る木が減るためにそこに集中的にスズメバチが集まるためです。

11月の下旬や12月の頭頃に入るとスズメバチ類の個体数も減ってきており、樹液に来る時間帯なども遅くなります。

そのため、オスバチやメスバチの判別にじっくりと時間をかけることができ判別しやすいと思いました。

じっくり判別してオスの可能性を探っていこう。捕まえるときは素手ではなく網で。

認識後の取り違えのミスなども起こりにくくなるため、遅い時期に探してみるというのは樹液採集においては有効なのかもしれません。

11月中から12月上旬ごろはスズメバチのオスを捕獲するいいチャンスといえそうですね。


ということで今回はスズメバチ類のオスと遭遇する二つの方法を紹介しました。

メスバチが混じっていることを十分に理解したうえで今回紹介した探し方を用いれば以前よりもずっとオスバチと遭遇する機会が増えるものと思われます。

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