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ノコギリクワガタの顎の形を比較。大歯、中歯、少歯の違い。

ノコギリっぽいクワガタを発見。ノコだよね?

屋外でクワガタを探してみると身近でも色々なサイズ感のものが見つかることが分かります。

圧倒的不動の人気を誇るノコギリクワガタの大歯。水牛の相性でおなじみ。

図鑑の姿をイメージして見つけた赤っぽいクワガタ、よく見てみればなんだかとても小さかったり顎が変だったりすることがありますよね。

実は同じノコギリクワガタでもサイズによって顎の形が違うんです。

今回は水牛でおなじみの大あごから、ちっちゃいハサミまで様々なノコギリクワガタの姿を紹介していきます。

ノコギリクワガタとは?

ノコギリクワガタはクワガタムシ科に所属するクワガタの仲間です。

私的によく撮れた一枚。ノコギリといえば赤色のボディとツヤ。

赤みがかった同科の中でもユニークな体色と、子供たちを魅了する大あごを持つ大人気のクワガタの代名詞と言えます。

体長は25~70mm程度、出現時期は5月~9月頃です。

♂には代名詞のノコギリを冠する大あごがあります。

どことなくノコギリの歯っぽいか?この特徴は中歯や小歯の方がそれっぽい。

湾曲した大型サイズのものは水牛の愛称で知られ、子供たち憧れの存在として昔から君臨しています。

成虫は主にクヌギやコナラなど広葉樹の樹液に集まります。

広葉樹の雑木林で遠目に見つけたノコギリのシルエット。

夜行性の印象が強いですが昼間でも比較的見つけやすく、振動などにも敏感なので採集方法を理解していると都市部でも簡単に遭遇できる種類です。

幼虫は広葉樹の朽ち木の中におり、平地では1年で、山地などの寒冷地では2年で成虫になります。

ノコギリクワガタ3つの顎を紹介

今回の記事では採取することが目的ではありませんので、それに関することは述べません。
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しかし当ブログには捕まえるためのコンテンツも豊富にありますので紹介しておきます。

ノコギリクワガタの顎は大きく分けて大歯、中歯、小歯と分けることができます。

大中小それぞれのサイズ。体の大きさに合わせて顎の形が変化する。

カテゴライズしてしまえば3つになるのですが、ノコギリクワガタの楽しみはそんな単純ではありません。

一応出現の目安となるサイズがそれぞれの歯によりあるのですが、時折そのサイズよりも大きい、小さいのに大歯、中歯、小歯なことがあります。

中歯でもおかしくないサイズ感での大歯。夢がある。

これに加え、ノコギリは個体による色の違いもあるため、多くのファンが身近な種でありながらノコギリクワガタを求めています。

ではそれぞれの歯を見てみましょう。

大歯

大歯はまさにクワガタの華型と言えます。

大人になってもこの瞬間は子どものようにリアクションしてしまう。

体長でいうと55㎜前後から出現するようになる大型の顎で、愛称はモッツァレラチーズで知られる水牛の角より「水牛」です。

水牛の写真はありませんが、非常に雰囲気がよく似ています。

大人が手を伸ばして肘を曲げると丁度この形になりますね。

個体数が多く、樹液争いを良くしている

クワガタのハサミは樹液における戦闘時の武器として使う他、樹皮を削り樹液を出すことに使われたり♀ならば産卵のために使われたりします。

大歯はまさに掴んで投げ飛ばすムシキングさながらの姿を見ることができます。

一方で大歯サイズは体の重量が非常に重くアンバランスです。

サンプルがないのでミヤマですが、このように何もしなくても慌てるとひっくり返ってしまう

自然下では逃げようとしてひっくり返ってしまうケースも多々見かけます。

どっしり構えれば強いのにちょっとお茶目ですよね。

大歯サイズは大きさの競い合いが楽しいものです。

木の上にいると大きく見えて、落とすと縮む。

自然下では特に都市部では62mm程度を境目に遭遇することが難しくなっていきます。

私は大サイズにご縁が無く、かなり出会っているものの最大サイズが63㎜です。

ここからは1mmごとに体の幅や顎の太さが変わってくるため、太い個体を見つけるたびにワクワクしてしまうものです。

そして木の上にいる大型個体はなぜか以上に大きく見え、落としてみると縮んでいるということを採集家のほとんどが経験します。楽しいですね。

ちなみに現在のギネスは77mmとされており、信じがたいです。

中歯

中歯は大と小の中間的な特徴を持っています。

顎の曲がりが弱く、どちらかというとストレート。

顎は大歯ほど湾曲せず、まっすぐなのですが、小歯ほど短くはありません。

ノコギリクワガタの名に最も近いのはこの中歯型なのではないかと個人的には思います。

ギザギザ感が強く、サイズによって小、大の傾向が混じる。

中歯型は体長も4~5㎝と小さいものが殆どで、顎が非常に長い印象を受けます。

目立った嬉しさは無いのですが、小と大に挟まれていることからイレギュラーな顎を発見しやすい面白いタイプです。

こいつです。

以前50㎜程で大歯の個体を見つけたことがあり、小さい体に大あごで大興奮したことがあります。

そうしたイレギュラーを見つけるには多くの中歯個体に遭遇することが不可欠です。

小歯

小歯は極小のロマンが狙える面白い顎です。

小歯だと思われる。中歯との中間とも言えるか。

最大サイズが盛んなクワガタですが、最小も姿が違くて面白いです。

小歯はおよそ40mm以下程度の個体に出現します。

クワガタのメスかと思える程度に一見顎の存在感が薄い

小型のハサミのような姿をしており、顎につく内歯の数もかなり少なく、挟む箇所は主に先端に集中しています。

見た目はかなり弱そうに思えるのですが、挟む場所が一転に集中しており、かつなかなかに鋭利な形をしているため、挟まれると大人でも顔がゆがむくらい痛いです。

採集をしていたりイベントをしているとノコギリの小型はよく見つかるのですが、これを掴んで挟まれた人のほとんどがイタイイタイと声を上げるか、腕を振って瞬時に跳ね飛ばしてしまう(ヤカンに触れた時のような反射)行動を取ります。

可愛らしいのですが、リーチが短い分挟まれやすいようですね。

最小個体。これは過去最高に小さかった。逆ギネス目指すのも面白いもの。

私の観察では最小個体は26.2mm。ギネスが24mm程度らしいのでかなり小さいですね。

サイズ感はペットボトルの蓋と同程度でした。ギネス来たかと思ったのですが甘くはないですね。

なぜサイズの違いが生まれるのか?

サイズの違いや顎の形がなぜ生まれるのか疑問に思いますよね。それについては別記事で掘り下げるというか考察してみたものがあるのでそちらをどうぞ。
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様々な要因からサイズ差が生まれる理由を考察してみます。


ノコギリクワガタの基本的な3種類の顎の形を紹介しました。

非常にかっこよく、出会いやすいので愛されているクワガタ

平地でも探し方が分かっていればかなり簡単に出会えるのがノコギリクワガタです。

しかし顎の形や色、サイズ感に注目してみると普通種でも奥深いものです。

サイズに注目してカブクワ採集を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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カブクワ採集に関する樹液、木の見分け、時期などのあらゆる情報はこの記事から学べます。初心者が学ぶべき順番で紹介していますので理解しやすいかと思います。取りたい方におすすめ。

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抑えておきたい採集方法です。昼行性種には特に有効です。
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採集時期に関するアップデートもしておきたいですね。ノコギリは5月中にも少ないながら出ています。
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各種採集記で今季のモチベーションもあげておきましょう。