ウスタビガに会いたい
晩秋~初冬で大型蛾のトリを飾るのがウスタビガです。

ここ最近はヒメヤママユと合わせて探していたウスタビガですが、いよいよ本格的に狙える時期になってきたので高尾に行ってきました。
結論から言うと遭遇することはできず、ヒメヤママユもいないかなり厳しいものとなりました。秋や冬の気温の影響を受け、発生タイミングが変わるものと考えられます。
日没の早い11月下旬と新規開拓
この時期の日没はかなり早くなってきており、日は16時半頃には山の陰へと消えていきます。

日没直後に活性があると言われるウスタビガを狙ってそれぐらいの時間に高尾の麓へ来るわけですが、10日前とは比較にならない人手がありました。
行く見込みを立てている人は最終ケーブルカーが17時45分なのでそれ以降訪れることをおすすめします。
せっかく早めに来たので麓以外で探せる外灯はないかということで6号路の方へ進出。17時時点で山中はかなり暗く、水の音で周囲の状況がわかりにくい6号路の夜を体感します。

この6号路、日没後に来ることはなかったので知らなかったのですが、外灯がついています。しかも古い感じの外灯であり、意外と昆虫の飛来が見込めるのではないかと思います。

琵琶滝分岐路までにおよそ5個程の外灯がありました。中でも琵琶滝のところのものは昔ながらの白色灯という感じで良さげでしたね。
とはいえソロで粘る気にもならず早々に退散します。かなり寒いですね。
最終ケーブルカー後に開始
最終ケーブルカーがおりてきたあたりから本格的に麓でウスタビガを探していきます。シンプルに外灯及びその周辺を巡回していくだけです。

この日というか本格的に寒さがおりてきたからか虫の活性はかなり低く、キリガ類を除いてほとんど虫の仲間は見つかりません。前回見られたエグリバの仲間やアケビコノハなどは掠りもしませんでした。

少ないながら見られた面々としてはケンモンミドリキリガはポツポツ見つかりましたね。
それからスギタニモンキリガらしき模様のあるキリガ、黄色のまだら模様がある不思議な蛾。


とにかく虫の数が少なく、面白みがありません。この時期の夜の高尾では中腹からおりてくる人の数のほうが多く、外灯を見ては少し時間を置き、再度見て回るというのを繰り返していました。
コウモリが麓の街道沿いの外灯を飛んでおり、これがヤママユのように見えてしまいましたね。

今回の意外な発見としてはムササビです。中腹ではよく見かけるムササビですが、高橋家さんあたりにある池のある一体の頭上でムササビが鳴いていました。
一応17時~20時頃まで滞在したのですがめぼしい出現もなく、ヤママユには1匹も遭遇できずに終わってしまいましたね。
今回は満月直後で下弦の月だったので月もなかったのですが、この感じを見るに外れ日か発生の遅れが考えられそうです。
(追記)
翌年の春、イボタガを狙っているときに蛾の人と遭遇しました。その時に暖冬の影響で11月下旬には発生していたと教えてもらいました。
2025年は寒いので11月中旬には発生しているようです。
前回の学びからアンモニア注射を持ってきたのですが、使うことなく終わってしまいました。

今回の発見としてはムササビが麓にいることと麓からビアガーデンのある中腹があることが分かったくらいです。

今季高尾観察記はおそらくこれで終了です。
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翌春の2025年編、始まりました。
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前回分はこの記事より。ヒメヤママユに多数出会えたものです
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神奈川編です。日中の早い時間に外灯をめぐります。