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オオルリオサムシ、アイヌキンオサムシの美しさと面白さについて。ニセコ型やヒダカキンオサムシ、イブシキンオサムシや勇払移行型などの亜種たち。

北海道の生きた宝石

地域に出現する昆虫や、その地域にしかいない昆虫というのは人気が高いですよね。

オオルリオサムシの標本を集めている。図鑑にも手を出し始めてしまった。

ましてやキラキラした虫で大型種となれば虫好きにはたまらない対象です。

私も最近コレクションにはまっているオオルリオサムシは北海道にしか見られない大変美しいオサムシの仲間です。

今回は私がはまっている虫についてその魅力と好きなことをを延々と語っていきます。

オオルリオサムシとは

オオルリオサムシは北海道に固有のオサムシの仲間です。

亜種の一つ、キタオオルリオサムシ。北部に分布するオオルリオサムシ。

翅が退化しており、飛翔することができませんので河川や山地を挟むことで遺伝的な多様性が異なることで知られています。

採集経験はありませんが、通常春から夏頃にかけて出現し地表にいる昆虫類やカタツムリなど様々なものを捕食するハンターです。

なんといっても変異に富むことと色彩が豊富なことが魅力であり、同じ産地でもカラーバリエーションが豊富なことや上翅に刻まれる条線の形が異なるなどコレクション性に富む昆虫です。

生きた宝石とも呼ばれ、実物はタマムシなどにも引けを取らない光沢があります。

アイヌキンオサムシとは

アイヌキンオサムシも北海道に固有のオサムシの仲間です。

亜種のオリジナルとなる基亜種のコルベキンオサムシ。

こちらも飛翔することはできませんのでオオルリオサムシと同様に地域による変異が見られます。

出現時期はオオルリオサムシよりも遅いようで、活動時期をずらしているなどの可能性があります。

オオルリオサムシよりも一回り小型である場合が多く、色合いこそ似たものも多いですがサイズ感で見分けることもできますね。

オサムシと亜種

亜種という言葉はゲームなどをしていると時折目にすることがあります。

これはアオオサムシ。基本となる種類は緑が強い。

形態的な特徴の違いが認められるものの別の種類ではないものに使われる言葉です。

これは千葉県南部のアオオサムシ。赤色が基本となる。これが亜種の面白さ。

オサムシには多数の亜種が存在しており、北海道でオサムシを始めとした昆虫のブログや、グッズを取り扱っているbugs designのオオルリオサムシ特集本では9の亜種が、アイヌキンオサムシでは10の亜種がいると言われています。

それらの亜種には基準となるものがおり、それが基亜種(きあしゅ)と言われます。

こちらはお土産でもらった千歳型の生きた個体。この色がベースと思われる。

オオルリオサムシでは千歳などの周辺に出現するものが基亜種とされているようです。

千歳型は緑と赤系のものが多いように思います。

アイヌキンオサムシではコルベキンオサムシが基亜種であり、これは緑青系のものが多いように思います。

コルベキンオサムシは小型で上翅が青系、胸部が緑系のものが多い?

これらを基亜種として地域により僅かな変異や大きな変異が見られるものがいます。

そしてそれらに多くの色彩変異があるのがこのオサムシの面白い所です。

オオルリオサムシとアイヌキンオサムシの面白さ

採集もせずに面白さを語るなという声も上がりそうですが、コレクター的な視点からこの虫の面白さを述べます。

黒化しているものもいる。上翅の淵の色が違うなどの変異もある。

まあ言うまでもないですが、色彩がかなりの割合を占めています。

キタオオルリオサムシのよく見る色、千歳型のよくいる色、ニセコ型の人気の色。各亜種や型を代表する色がある。

色彩の何が面白いかというとまず各亜種には出現する色の傾向というのが見られまして、千歳型の上翅が緑で胸部が赤のものや北部亜種の赤系統が強く条線が途切れないもの、アイヌキンオサムシの亜種のヒダカキンオサムシのように上翅の緑が鮮やかに強く、胸部は強く赤いというように産地別の傾向というのが見られます。

これをベースとして例えばですがヒダカの中でも上翅の縁に強い光沢があるもの、胸部の赤が薄いものアカではなく緑のもの、頭部、胸部、翅で色が全く違うもの、頭部や胸部などパーツの一部の色が異なるものというように多数の変異が見られます。

ヒダカのよく見る色合い。強烈な緑の光沢があるが、全く違う色のものもいる。

つまりひとえにヒダカキンオサムシという亜種ひとつとっても同じものは無いと言えるぐらい色彩のパターンが多いのです。

これは面白いですよ。

これがオオルリで9の亜種、アイヌキンで10の亜種に見られるわけです。そりゃあもうこの虫だけでも他の虫に目を向けてる余裕がないくらい楽しめます。

そしてオサムシに見られる面白い特徴が移行型です。飛べないからこそあるオサムシの魅力です。

移行型の魅力

移行型とはある地域とある地域の境目に近づくにつれて2種の特徴を持った個体群のことを指します。

千歳個体群。これに隣接する地域との間には中間型のものが見つかることがある。

Aの地点とBの地点の中間に出現するABのような色合いのものです。変異にもかなり富みます。

丁度で元に勇払移行型のものがあるので見ていきますと、これは千歳と南部でしょうか(詳細分かりません)の移行段階で出現する個体となります。

勇払移行型。暗色系が多いが千歳のベースとなる色合いがほんのり見える。

標本数は少ないですが、千歳型とかと比べると色合いが明らかに混ざった様な暗くもありつつ浮かび上がるような不思議な色をしています。

また、オオルリオサムシの代表的な色合いのニセコ型も支笏湖型の青色をより鮮やかにしたような色合いとなっています。

青色が出る支笏湖のものと西部に出現するニセコ。

胸部の色が青ではなく緑系に変化する大人気の色合いですね。ニセコ型が移行型なのかどうかは分かりません。

コレクター的な視点で見ていってもオオルリオサムシの標本との出会いは一期一会です。

本当にすごいんですよね。この辺の変異は。

ニセコ型を手にして嬉しい

全くの私事で申し訳ないのですが、先日のインセクトフェアでついに念願のオオルリオサムシのニセコ型を手にしました。

ニセコ型は一際輝きが美しく見える!配色が芸術的。

それ以外にも多くのオオルリオサムシ、アイヌキンオサムシの亜種を入手しまして、嬉しくてこの記事を書いています。

ニセコ型は美麗種で有名なんですが、これまでも確かに標本即売会会場でニセコ型を見てはきたんですけども高い割にはまあニセコっぽいかなぁという感じでした。

こちらもニセコ型。人気なだけありいい値がする。

オオルリオサムシの採集においてはユメ記事というブログのユメキさんという精力的に活動されている虫屋の方がおり、ブログも運営されているので大変楽しく読まさせてもらっているのですが、その記事で見たニセコ型がとても美しくていつか見てみたいなと思っていたんですよね。

今回入手できたのはそれに該当するレベルの美しさであり、ケースをあけてニヤニヤしてしまうぐらいの嬉しさがあります。

いやぁニセコ型素晴らしいですよ!他のももちろん綺麗ということは前提として、ニセコ型の美麗種は飛びぬけていますね。

箱の中で輝いて見えます。

この素晴らしい美しさを多くの方に体験してもらいたいですね。知らないのがもったいないぐらいですよ。

ライトで輝きを確認したらそれはそれはもうつまみみたいなもの。

ということで少ないですが手持ちの標本の中から北海道のいいオサムシたちを紹介していきます。

人を虜にする北海道オサムシの標本を紹介

最近始めたものなので色々間違いがあるかと思います。ご容赦ください。

オオルリオサムシ(基亜種)
標本売り場でもよく見る色合い。千歳は有名産地であるため、出回る標本も多い。

千歳のもの。人気エリアなのかラベルを見ると千歳のことが多い。

緑色に胸部が赤い色合いのものをよく目にします。出回る数も多いので今後も注目です。基亜種にも産地があるようで、千歳型やニセコ型などはこれに該当するのかな?

キタオオルリオサムシ(北部亜種)
途切れない背中の条線がはっきりと目立つ

条線が途切れずに走っているものが多い。赤系と緑を混ぜたような色で、頭部胸部翅同じ色のものが多いようです。色合いはこの系統が多いですが、他の色合いでも条線は途切れないものが多いようです。

オオルリオサムシ(富良野型?)
紫と黒みたいな色。サンプルが少ないのでベースの色かは不明。

B品だったので購入。色の傾向などは不明です。ヒメオオルリオサムシの名の通り小さいそうですが、手持ちのは小さくないですね。

オオルリオサムシ(勇払移行型)
暗色の傾向が入ってくる

暗めな色が多いですが、ブルーを交えた千歳型みたいな面白い色合いです。中間的な色合いをしていますが、今後サンプルを集めていきたいですね。

オオルリオサムシ(ニセコ型)
ブルーの上翅と鮮やかな緑の胸部だと人気がとても高い

上翅が青、胸部と頭部が鮮やかな緑色というのが理想ですが、こうなるものに出会うのは大変なようです。胸部がほんのり緑や紫のものなど青色をベースにした変化が多いようです。

コルベキンオサムシ(基亜種)
ニセコチックな配色。胸部はもう少し金色っぽいものもいる。

アイヌキンオサムシの基亜種です。ニセコ型みたいな上翅の青と胸部の緑がベースですが、もちろん他にも色合いがあります。
これなどはヒダカキンオサムシなどの方に近い系統のコルベなんじゃないかなと思います。

ヒダカキンオサムシ(日高山脈亜種)
クリスマスカラーがとてもきれい

緑の上翅と胸部の赤色をベースとしたものが基本かなと思います。この系統の色のヒダカを見る機会がとても多いですね。
上翅が感覚ですがとても綺麗でとても好きな亜種です。流通も多いのかアイヌキンオサムシの中でも目にする機会は多いと感じます。

イブシキンオサムシ(積丹半島亜種)
千歳や北っぽい色合いのものが多いらしいが、手持ちのはヒダカみたいな色。

垢緑が混じったような色がベースっぽいですが、手持ちのものはヒダカに似た色合いのものです。ヒダカじゃないのかなこれ?


とまあラベルや販売時の○○型に従って色々と集めていますが、亜種ということもあってなかなかに違いは分かりません。

色合いも傾向こそあれどさまざまですので採集エリアでおおよそ決まるという感じなのでしょう。

とにかく集めていて綺麗ですし、面白いです。キラキラ虫が好きな人にはとてもおすすめできる昆虫ですね。

採集も死ぬまでにはしてみたいものですが、ヒグマのいる地域というのはどうにも怖いですね。

手元に綺麗な虫がいてそれをニマニマ眺めているぐらいが私にはちょうどいいのかもしれません。
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オオルリオサムシの生き生きとした採集が楽しめるおすすめのブログです。

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