虫好きなら行ってみたいむし社
昆虫採集などしていると一度は名前を聞くむし社がありますよね。

業界最王手ともいえるお店で、専門の図鑑や採集用品などお世話になる事が多いお店です。
ちょうど今季の採集用品や標本関連用品を補充したいと思っていたので、どんなものなのか様子を見てきました。
高円寺駅
むし社ですが中央線の高円寺にあります。新宿からは確か二駅くらいなんですが、八王子側から来ると快速で40分くらいかかります。

三鷹のあたりからかなり東京らしい町並みになってきており、とにかく道が狭く建物が凝縮されて配置されています。

日頃の生活圏では味わえない街の圧迫感が新鮮でしたね。駅から北に進み続けたら道路にぶつかるので、右手に見えるマルエツを頼りにむし社のあるビルへ入れます。
いざむし社
むし社はクリニックと同じフロアに入っているんですね。おなじみのお店の入口です。

内部の写真はありませんが、当日のワクワク感をお伝えします。
店内はほぼクワガタの生体販売という感じです。幼虫の販売も行っていました。
私は外国産クワガタには現状ほとんど興味がないのですが、流石にあの規模で生態が並んでいると気になってしまいますね。

ヒラタクワガタ類などあまりにも巨大で実際に目にしてみると厚みや幅が別格です。ギラファやメタリフェルエル、ヘラクレスなど人気種が動いているところはあんまり見たことがないので面白かったですね。
とにかく種類が多いです。外国産クワガタが好きならばかなり楽しめると思います。
一部国産種も扱っているようです。

オオクワガタなんかはやはり憧れますよね。ペアで50mm代で5000円ぐらいだった記憶があります。
個人的にはトカラノコギリクワガタが動いているのが見れてよかったですね。結構オレンジ感が強く、日頃目にするノコギリとは全然違いました。

お値段も61mmで9900円とかなりビッグでしたけれども、島からもう持ち出せない種類なので仕方ないですね。
やはりメインコーナーだけあって生体関連はすごいです。ゼリーや飼育用品も充実しているようで、ケースから菌糸ビンの容器まで色々なサイズが有りました。
図鑑コーナー
むし社といえば図鑑ですかね。

むし社の図鑑は1万円以上程度のかなりいい値がしますが、その分内容も濃く素晴らしいそのジャンルの王という感じです。
図鑑コーナーではそれら図鑑のサンプルが読めるのがいいですね。やはりむし社の図鑑はいいものです。
昆虫関連の図鑑の取り扱いは広く、同じく有名の六本脚の図鑑や各種ハンドブック、あとは市販では殆ど見かけないような図鑑がありましたね。

私の興味はもちろんオサムシ図鑑です。これいつか買いたいなと思っているんですけどもお値段が税込み27000円ぐらいするんですよね。
流石にオサムシ本当にやるのか吟味しないと手は出せません。
まあこれ一冊でオサムシが完結すると思えばカミキリムシ類よりは全然安いのですけども。(3巻構成各巻2万円ほど)

オサムシ図鑑の見本もあったので堪能しておきました。やはりいい図鑑はこんな亜種もいるのかと興味をそそられますね。
標本コーナー
むし社の奥には標本コーナーがあります。引き出して中が覗ける収納なので結構ワクワク感があります。

インセクトフェアやフェスティバルに比べると常設な分いいお値段はしますが、中にはB品などのお買い得なコーナーも有り、更新頻度がどの程度なのかは不明ですが寄ったら見ておくのが良さそうです。
外国産昆虫では人気のモルフォやトリバネ類なども多くはありませんがありました。
国産昆虫標本も見ることができ、オサムシ類の箱もありましたね。アイヌキンオサムシ類はヒダカキンオサムシだけ売られていました。
他にはシズオカオサムシとマイマイカブリ、あとはラベルなしのエサキみたいな微妙な紫っぽい種がありました。

こう見てみると標本類はイベントが圧倒的にお買い得なんだなと感じましたね。
B品コーナーにオオルリオサムシの系統っぽいオサムシと、コアオマイマイとヒメマイマイがあったのでそれを購入しました。ラベルがないものもあるので詳細は不明です。
標本関連商品コーナー
標本用品はレジの棚にありました。

甲虫用に太めの有頭針とあとは台紙が欲しかったのですが、台紙は規格が1つのみでだいぶ小さい。
オサムシ類を乗せたかったので台紙は駄目ですね。
その代わり柄付き針を発見。蝶や蛾の展翅でほしいと思っていたんですが、なかなかいいのがなく困っていたんですよね。
値段も550と安くこれは助かりました。
戦利品
ということでむし社を満喫してきました。だいぶ生体メインという感じでしたがやはり一度訪れてみることをおすすめします。


B品のオサムシ系はどれも安く、オオルリ系のやつは普通に綺麗です。
オサムシ類はやはり数揃えて行くとより見応えがありそうですね。
昆虫針や展翅道具も買えたので今季の採集が楽しくなりそうです。
直近ではイボタガとエゾヨツメが狙い目で、アオオサムシやエサキオサムシなどもカラーバリエーションを増やす意味とオサ系の標本作成に慣れる意味で挑んでみたいですね。
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相場感を見るためにもこうした常に標本をおいている環境に足を運ぶのは必要ですね。
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