大人気のミヤマクワガタを探しにまた高尾山へ
夏の夜高尾には親子なども見られ、その多くは憧れのミヤマクワガタを求めています。
前回は樹液中心に探したので、今回は外灯中心に探してみました。
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夜高尾についてやり方などの基本はこちら
夜高尾開始時刻は19時
とはいいつつ虫屋の性。樹液も見ます。
いつもは中腹~山頂の往復のところ本日は山頂→中腹→外灯往復にします。いわゆる安全親子で採集できるコースです。
本日の環境コンディションは日没後に小雨。風強い。曇。蒸してない。と比較的悪い条件です。しかし人もいませんでした。
外灯採集前に早速ミヤマに遭遇。
恐らく昼間もずっといたと思われます。変なところの樹液でした。


オスも中歯程度の大きさはありますね。坊主は避けられたみたいで安心です。
本日は風が強すぎて飛んでこれないんじゃないかと心配です。
高尾山は毎年夜でも虫の人が多い印象なんですが、ここ最近の平日は少ないです。
人の往来が欲しくなるとは思いませんでした。
なんか緊張するのでトイレに寄りましょう。
高尾山頂のトイレは割りと虫を寄せる効果が強いです。
前回のイタヤカミキリやミヤマクワガタも♂♀共に捕まえていたりします。
しかしあくまでトイレです。トイレ前で待ったりするのは普通に止めましょう。
外灯ミヤマ採集開始
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前回のミヤマ採集はこちら。
山頂から樹液を見つつ薬王院に下ります。
ここから外灯を見ていくわけです。
外灯採集というか採集で念頭に入れていただきたいのは、ライバルにより成果が著しく落ちるということです。
山頂~薬王院は真っ暗で行く人も限られますが、明るい中腹は多数の方が往復します。
今日のような悪コンディションのほうが良かったりするかもしれません。(不明)
早速ミヤマ♀に遭遇しました。
外灯下でひっくり返っていました。現れる外灯の傾向は不明ですが、この♀がいた所には♂の翅も落ちており、前回もミヤマを見つけた場所だったりします。
♂ミヤマの翅。同じ場所にて。
外灯採集されている方を遠目から見ていると下や外灯だけを見ている方は多いです。
しかしそれはもったいないです。
クワガタは月などの光源に対して一定の角度で飛ぶ習性があります。そのため光源の周りを円を描くように飛びます。
そしてたまたま引っかかった所に捕まるので、光源の10m範囲くらいの木々の先や幹をしっかり見ていく必要があります。
そんなこんなで見逃されていたミヤマの♂をGET。
光源からやや離れた木の幹で発見。
外灯のルッキングは簡単そうに見えてこうした知識を抑えているかどうかが重要です。ちょうどミヤマを求めて遠くから来た親子がいたので先程の♂♀を差し上げました。
その後はノコの♀を見つけたくらいです。
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面白いものでノコやミヤマのメスは強いLED懐中電灯を照射するとこちらによってきます。1つの裏技みたいなものですね。
その後ケーブルカー~薬王院間を1往復し、見つけたものはミヤマ♂♀1、ノコ♀1です。
山頂エリアは人がいなかったのに対し、外灯エリアには4名ほど人がいました。正直4名くらいでも割りとキツそうな採集圧の感じがありますね。
本日のミヤマは樹液♂1♀1
外灯♀1 樹木ルッキング1 で計4匹。滞在時間は17:00~21:15分でした。
中腹の樹液巡り
中腹の樹液も見ていきます。この暑さで結構樹液も枯れてきています。また、カブトムシも出てきました。
カブトが出てくると明らかにクワガタの出現が減るので、樹液ミヤマ採集の場合はこれからの季節はカブトに悩まされるかもしれません。
樹液が見つけられればコクワガタやスジクワガタは相変わらず多数見られます。
結論ですが、外灯だけでもミヤマ採集は可能です。しかし他採集者の状況や、自身の探し方などの知識、リアルラックなどに左右されます。(あくまでこの記事の7月中旬までの話です)
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次の採集記はこちら。新月の日にネブト、アカアシ、ミヤマの採集に成功しました。
新月や満月という月齢が採集に及ぼす影響を体験してきました。
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その後の記事です。7月下旬以降高尾山ミヤマの発見数が極端に減りました。同条件においてなぜ取れないのか?という点を考察しています。
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外灯にミヤマがこないなら...外灯を捨て、樹液に集中してみた記事です。65mmのジャンボミヤマと計9匹のミヤマに遭遇できました。
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興味を持っていただいた方は高尾山昆虫採集記シリーズの一読がおすすめです。外灯、樹液でのミヤマ採集の雰囲気が分かります。