虫が集まる白系のお花
初夏のこの季節には様々な花が咲きます。中でも白いお花は昆虫たちに魅力的なようで、多くの昆虫たちがやってきます。
虫に興味のある方に非常におすすめな時期です。今回はこの時期の虫取りに向くお花と、見れる虫を少々紹介していきます。
初夏の白い花たち
白いもこもこ状の花を付けるナナカマドです。
コガネムシやハナムグリ系のいわゆる小型カナブンの仲間がよく来ています。
庭木や植栽としてもよく植えられているため、見かける機会は多いと思います。
上向きの花であるため虫が利用しやすく、ハナアブ、ハチ類、コガネムシ類、ハナカミキリ類など小型の虫もよく取れます。
草地ではヒメジョオンやハルジオンといったキク科の花が人気です。
コガネムシ類を始め草地のチョウ類や小型のハナカミキリ類も訪れます。
この植物は背丈も大きいので見つけやすく、ナナカマドよりもより広範囲に分布しているのでこの時期の昆虫採集における強い味方ですね。
5月に現れるセセリチョウの仲間やモンシロチョウなどの仲間も訪れます。
意外と虫が来るミカンの仲間
町中でも見かけるミカンの仲間も5月頃花を咲かせます。
この白いお花も虫に大人気です。ハナムグリ系が頻繁に訪れる他、近くにハナカミキリ系の発生木があれば来る可能性があります。
例えばここのミカンは近くに竹があるため、竹で発生するベニカミキリが来ていました。
真っ赤な毒々しいベニカミキリ。見た目とは裏腹に毒はなく、竹の害虫です。また、ミカンの仲間にはアゲハチョウの仲間もやってきます。
白いお花での採集方法は待ち伏せ
晴れた日に白い花を見つけ、その花の前で待っているだけで様々な虫がやってきます。
写真のウツギは5月の代表的な昆虫が来る木で、特にアゲハチョウを狙うのに効果的です。
春型のカラスアゲハや他の黒系のアゲハはよくやってきます。待っている間が暇であれば白い花を網ですくってみてもいいでしょう。小型昆虫がたくさん入ると思います。
とにかく色々な生き物が探せて命の芽吹きを感じる新緑の5月。この時期の昆虫採集は爽やかで楽しいですから、ぜひ白いお花で虫探しを楽しんでみてください。
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白いお花に来る代表的な蝶としてベニシジミがいます。オレンジ色がとてもきれいな人気種です。
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季節は夏以降になりますが、白いお花にやってくるベージュの蝶も美しい種類です。
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夏場は白いお花にアゲハチョウがよく来ます。アゲハチョウの色選択の面白いお話を紹介し、捕まえるコツを教えます。