ヒラタ産卵セットの回収
5月の終わりごろに産卵セットを組み、メスを投入しました。

それからおよそ一か月がたち、うまくいけば幼虫が孵化してきているタイミングとなりました。
実際のところケース壁面に見えていた卵が孵化し、幼虫になっているのを確認していました。
幼虫を回収し、菌糸瓶へ回収していこうと思います。
割り出しはおよそ一か月後
産卵セットを組んでから容器をひっくり返して幼虫を回収するまでの期間はたまご及び初齢での回収ならば1か月、2例ならば1か月半から2か月ぐらいになるのかなと思います。

ヒラタクワガタの産卵セットに活用している産卵一番は恐らく栄養的にはあまり優れていないと思われ、大型を目指したいならば早めの回収をしたいところです。
RTNの店員さんにヒラタの飼育について軽く聞いてみたのですが、初齢から菌糸瓶に入れたほうが大きくなりやすく、かつ元気な個体ならば菌糸に巻かれることもないという話を聞いていましたので迅速に行動していくことにします。
幼虫を取り出していきましょう。
幼虫割り出しの必要道具
ヒラタのセットについては材を埋めていくタイプとマットオンリーで行くタイプがあるかと思います。

材の場合にはドライバーなどが必要となりますが、マットならばひっくり返してスプーンなどでマットを崩していけばよいです。
必要なものとしては以下の通りです。

マットを広げる広い容器
千枚通しなどの先端が鋭いもの
プリンカップなどの卵回収容器
幼虫を扱うスプーン
必要に応じて菌糸瓶

などですね。
初齢の割り出しにおいては幼虫自体が傷つきやすいので、少し慎重に掘り進めて行くほうがよいように思います。
幼虫はかなり繊細なのでこのときに傷つけてしまうと死んでしまいます。

割り出しは時間のある時にゆっくりとやるようにしましょう。
割り出し作業へ
さて早速ベランダにて100均で購入した容器に産卵セットをひっくり返していきます。

プッチンプリンのようにひっくり返して底をたたいて中身を出していきますが、壁面に幼虫がいる場合などもありますので叩く場所には気をつけましょう。
うまく返せればこのように業務用洋菓子のような美しいマットの塊になります。
壁面に幼虫がいる場合にはまずはそこからとっていきます。
今回も壁面に幼虫がいましたので早速プリンカップの菌糸瓶に千枚通しで穴をあけてスプーンで幼虫を掬い、入れていきます。

まずは一匹ですね。
ヒラタは60mm以上の個体を生み出したいと思っているので、数取れてくれると嬉しいのですが果たしてどうでしょうか。
マットを割っていきます。

これについてはスプーンで削ったりするよりも手でマットをブロックで割っていくのが効果的なように思いました。
スプーンでは幼虫が小さいのですりつぶしてしまうリスクがあること、千枚通しでは貫通してしまうリスクがあることなどから手で割っていくのに落ち着きました。

幼虫は堅詰めした部分にいることが多いため、ゆっくりと慎重にやっていきます。
ヒラタの幼虫は幼虫期の成長が早いことが知られており、大型にするならばなるべき早めに回収するのがよいのではないかなと思います。

何だったら卵は結構大きいので孵化前から回収してしまうというのもいいかもしれませんね。
幼虫は多くの場合ブロックでの割口にいることが多かったです。マット内に空間ができるからか割れやすいようです。

2匹目を回収します。
オオクワの時は適当過ぎて2齢まで栄養の薄い産卵材に入っていましたから、しっかり育てるためにも幼虫をしっかり管理していきたいですね。
さて、割っていくわけですがあまり幼虫がいません。

メスを取り出したのがセットを組んでから10日程度であったので早かったのかもしれません。
また、マットの加湿が少なかったのかなと思う部分があったため、ヒラタの好む産卵環境と少しかけ離れていたのかもしれません。
ヒラタは本来埋没材のぐじゅぐじゅな場所に見られるらしいですからね。
全然いる感じがしません!

とはいえ手で割り通づけていると3匹目4匹目と見つかりはします。10~15ぐらいいるかなと期待していましたがとてもそんなにいる感じではないですね。
菌糸瓶はランバージャックで購入したプリンカップのものがあります。
虫ショップを見た感じではランバージャックは菌糸瓶がかなり安いです。
800ccでも500円で買えるものがあるほか、サイズも多様で菌糸に関してはランバーが飛びぬけていいように思いますね。

プリンカップの菌糸瓶は5つ購入しており、初齢は1カップに1匹投入する予定です。これは幼虫の方が足りなさそうですね。
さて、割り出しから1時間ちょっとぐらいの時間でしょうか。すべてのマットを割り終えて幼虫は計6匹とることができました。

かなり少なめな感じですが、まあ最低限ほしい数という感じでしょうか。
もっと生んでくれそうなものかと思っていましたが、なかなかに難しいものですね。
ヒラタの産卵セットの反省
さて、取れた幼虫自体は6なのですが、孵化直後に死んでいるものが3匹見つかりました。産卵数は9ということでしょうか。

ここからは個人的な反省点を記していこうと思います。
まずはマットの加水ですね。加水による程度は結構難しいのですが、今回は握って固まる程度の水分感にしたつもりでしたが、もっと加水してよかったように思います。

ひよってしまったのが正直なところです。しかしヒラタ自体は本来水分条件が多い材を利用していたりするわけですから、水分は水が出ると多すぎるけど固まる程度ではやや物足りなかったのかもしれません。
また、産卵セットに投入したメスの回収が少し早かったかなというのもあります。
卵や幼虫をメスが食べてしまうのを恐れて壁面に卵が確認されたぐらいで取り出してしまいましたが、その時期でもまだゼリーを食べずに穿孔しているような様子が見られましたので、早かったかなと思います。

個人的にはまだヒラタの個体数はマット飼育を始め色々と比較していきたいのでもう少し欲しいなと思っています。
まだメスに余力があるように思いますので、そのまま上記の反省点を生かして2回目の産卵セットを組んでいます。

2回目の産卵セットについてはどのように行くのかは不明ですが、動きがあれば記事化していこうと思います。
幼虫の割り出し自体は難しいものではありませんが、うっかり潰してしまったり事故が起きやすいように思いますのでじっくりとやっていくのがよいですね。
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採集した個体でブリードをしています。

