HIDライトトラップの金字塔
クワガタシーズンも始まり、夏休みの昆虫観察どうしようかな?虫好きだから話題の今峰製HIDライトトラップを買ってみたいなと思う方も増えてくるのではないかなと思います。

今峰ライトは実際に使ってみると価格に対する性能は非常に高く、HIDライトトラップのイメージをひっくり返すような衝撃がありますが、使ったことがない方の中には市販のHIDライトを買って紫外線を阻害するバルブを割れば近い性能なんじゃないの?と疑問に思う方もいるのではないかなと思います。
今回今峰を所持している私と虫仲間でライトトラップを初めて購入し、手持ちの作業用HIDライトの紫外線除去ガラスを割ったものを持つAさんとの2台でライトトラップを行ってきました。
たかがライト、されどライト。圧倒的な集虫力を持ち、思わず同行者も今峰を買ってしまったその差を比較していきましょう。
2台を並行してライトトラップの比較!
今峰製HIDライトはオオクワガタにミヤマクワガタを始め色々な昆虫採集に使えるライトトラップです。

使用に関してはポータブル電源やシガーソケットなどを活用して電源を確保する必要がありますが、非常にお手軽に本格的なライトトラップができるアイテムとなります。
詳細は別記事にて。
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対抗馬として出てくるのはいわゆる作業用ライトとして活用されている55wのHIDライトとなります。

こちらも接続方法はポータブル電源に繋ぎます。
市販のものでも紫外線を除去するガラスを割ってしまえば紫外線が放出されますので、紫外線が出て昆虫が誘引されるはずです。
今回は同一の環境でライトを焚きそれぞれ50wの条件で各ライトの虫の集まり具合を堪能していくものとなります。
もしも割ったHIDライトの方にもそれなりに虫が集まるようであるならば、今峰ライト以外の選択肢が出てくるかもしれません。

そうなれば作業用HIDライトは7000円前後で買えますから、3万5千円の今峰ライトと比べてかなりお買い得にライトトラップができるということになります。
実際にやってみるとどれぐらいの差があるのか?なかなか検証できる機会なんてありませんから楽しみです。
今回はシンジュサンを狙ってオールナイトで炊き続けます。
格闘ゲームにおける10先のように確実に実力差が出る長時間の勝負です。果たしてどうなることでしょうか。
先に市販のHIDライトを点灯する
さて比較といいながらも今峰の実力は過去のライトトラップ採集記事においてその実力は証明済みです。

市販ライトの頂点ともいえる今峰を前にチャレンジャーである市販HIDライト側から点灯を許可しましょう。
(初点灯なので飛来する感じの様子見と今峰の影響を排除)
思ったよりも虫が来るかもしれません。同時に点灯してしまうと今峰で集まった虫が市販側になんてことも考えられますからね。
19時過ぎて点灯します。今峰は19時30から点灯します。
さて、市販側の方は初点灯ということなのですが、一晩中扱うためのポータブル電源込みでなんと18㎏にもなっているそうです。

今峰側はライトが1.6kgポータブル電源がおよそ9㎏(576wh)、三脚が1㎏と12㎏ぐらいで済みます。
ポータブル電源の重量が最も重いのですが、今峰側は三脚も付属しその重量も軽いため、設営場所までの負担の差も考えなければなりません。
持ち運びは今峰側の方が優れている状況でした。
なぜその点が重要かというと例えば市販側が18㎏でも今峰以上に虫を集める力があるならば、持っていく価値があるからです。

肝心の点灯をしてみると、今回のものは暖色系の色をしています。ガラスの割方で光軸の形状が変わってしまうらしく、ビーム状にはなっていませんでした。
肝心の集虫力に関してはイメージとしてはぽつりぽつりと虫が集まるかなという感じです。

決して虫が来ないわけではないのですが、いっぱい来るわけでもなく、都市部住の方に向けて説明すると高尾山の中腹の外灯ぐらいの虫の集まりです。
たまに虫は飛んでくるけれども集まる感じではないという印象ですね。
しかしこの日のコンディションがいまいちで虫自体がそんなに飛んでいないという線も考えられます。
今峰側も点灯していきましょう!
今峰製HIDライト点灯!
暗くなってきたので今峰側も点灯していきます。

ライトをパチッとつけるとすぐにはやってこないのですが、5分もすれば虫たちが飛来し始めます。

小さい蛾たちから中型の蛾、スズメガを始めとした蛾まで飛来し始め、今峰側は大繁盛している行列のできるラーメン屋。市販側はガラガラでむしろ入りにくいラーメン屋のような雰囲気です。

もちろん市販側にも虫は来ないわけではないのですが、今峰の方は市販側の何十倍でしょうか。50倍でも足りないかもしれませんがそれぐらいの差を感じました。
どれぐらい凄いかというと今回ライトトラップを初めて自身で炊いて感動のワンシーンとなる市販ライトの所持者がほとんど今峰側で写真の撮影をしていたり、このオールナイトトラップを終えて即座に今峰製HIDライトを購入してしまうぐらい圧倒的な差がありました。
一応ライトの中盤から終盤にかけてのタイミングで幕につく虫を撮影したのですが、このような感じです。

来ている虫は幕に必ずついてくれるわけではないので部分的な結果となりますが、飛来する虫の数には市販の価格が7000円、今峰が35000円であることを考慮するとおよそ5倍ですが、虫の飛来数は50倍以上。


正式な数は測定不能です。多分累計で来た数を述べれば市販が一晩で70~100ぐらい。今峰はどうなんでしょう?想像できませんが我々すらも虫まみれになるくらい来ています。数千匹はくだらないでしょう。
正直同じライトとして語るのがどうなのかというぐらい別物でした。私も同行者も改めて今峰製ライトってすごいんだなと感じましたね。
性能差は何なのか?
HIDライトという点から同じなんじゃないのと思われる2つのライトでしたが、その差は圧倒的でした。

今峰ライトは紫外線量を強化する紫外線強化ガラスというのが搭載されていますし、今峰氏の熱意ある研究により虫が好む波長やライト自体の出力が50w~102程度まで扱えることなどが分かりやすい大きな違いです。
そのほかにもきっとたくさんの熱意が込められているものと思いますが、私が今峰氏のブログでパッと思いついた点がこれらです。

記事で見ていると虫の好む波長とか出力に応じた紫外線領域の拡大とか、すごいのかなという感じですが、実際に出力してみると確かに75w程度まで出すと虫の飛来及び飛来した虫の活性が大きく変わるように思います。
今回の実験では市販側が55w(実際は機材の実際の出力は42wらしい)と今峰52wで検証していましたが。それでもやはり似た姿をしていながらも虫を集める力には圧倒的な差がありました。

目の前で体感してみれば今峰のパワーは圧倒的です。
初めてこのライトを手にして使うと凄さが分かりませんでしたが、市販のものと比べることでなおさら今峰製HIDライトってモンスターなんだと驚かされることになりました。
ライトを持ってきた同行者側が即座に今峰を購入するあたりにいかに性能差があったのかが現れていたように思います。

今峰氏の熱意が込められた今峰製HIDライト。HIDライトでライトトラップなんて。と考える人にこそぜひ使ってその驚きの威力を体感し、昆虫採集を楽しんでほしいですね。
使えばわかる今峰氏の熱意をひしひしと感じられますよ。
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