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カトカラの採集記。初夏の黄色い蛾、アサマキシタバとフシキキシタバを狙う。

色が綺麗なカトカラを求めて

カトカラといえば虫好きには人気が高い蛾の仲間の一部のカテゴリーです。

ターゲットとなるフシキキシタバ。色があるというのはそれだけで素晴らしいものだ。

後翅に種に応じた色合いを持つことが知られており、黄色いキシタバの仲間や白いシロシタバの仲間、赤いベニシタバの仲間など目を奪われてしまうほどの美しさを持つ人気の蛾の仲間たち。

それらキシタバの仲間をその学名から愛称を込めてカトカラと人々は呼んでいます。

蛾の仲間の中でも分かりやすく美しいこの種類を今年は手を付けたいと思っていました。

まずはさきがけで現れる2種類のキシタバの仲間、アサマキシタバとフシキキシタバを探してきましたよ。皆様もぜひ探してみてください。

アサマキシタバを求めて

アサマキシタバはカトカラの仲間の中でも最も早く出現する種類として知られており、早いと5月上旬ごろから見られます。

記事化していない5/11日の採集にてアサマも狙ってきた

カトカラの仲間の内キシタバの仲間は樹液や外灯にもよく来ているため、その種の利用樹種、出現時期などを把握して探していく必要があります。

この内アサマキシタバは個体数は多くはないものの色々な場所で見られる可能性があるということで、地味に困る対象です。

アサマの時期には樹液も出始めの時期であり、樹液の発見に苦労することもありますからそんな中でこのアサマキシタバを見つけられるのか?という難しさがあります。

色味で言うとキシタバの仲間の中でも地味目な方の種類なのですが、カトカラ採集の好調なスタートを切るためにも捕まえたいところです。

ちなみにアサマを捕まえたことはない

アサマの採集においてはアサマだけを狙ってやるのは渋いのでヒラタクワガタの採集と並行して行ってきました。

ところが探してみるとこのアサマキシタバは思うほどおらず、苦戦します。もともと多い種類ではないとは聞いているものの恐らく多産はなかなかしない虫なのではないかなと思います。

昔ながらの雑木林が残るとあるポイントで外灯付近を飛び回っている怪しい蛾の姿を発見します。

灯に誘引される虫は不規則な動きをするため、見失いがち

ヒラタの採集で網を出していないため、手元の強力なライトで対象を撃墜します。

しかし下が下草まみれになっているために見失ってしまいます。絶対この辺に落ちたはずだと5分ぐらい探し続けてようやく対象を発見し、捕まえることに成功します。

この色の薄い微妙な感じはアサマキシタバ

時期的にも5月の早い段階であったためにアサマキシタバであろうと考えていましたが、後程確保した個体を確認してアサマキシタバであるとわかりました。

この1匹だけ何とか見つけることができましたが、その後も網がなく捕まえられないだけでアサマらしきものが飛んでいるのは確認できましたので、アサマのサンプルを増やしたい場合には困ることはなさそうです。

表側はぼちぼち色があるのだが裏側はかなり地味

しかし改めてみると初夏のフシキキシタバと比べると全く色味が違います。

アサマは個体差もあるようですが、裏地が白っぽいような印象ですね。

探す場合には時期も限られているので結構頑張らないといけないかもしれません。

フシキキシタバの採集

アサマから時が流れ、つい先日オニベニシタバの出現とほかのキシタバの出現、そしてフシキキシタバもそろそろ出てくるだろうと過去オニベニを見つけていた雑木林を訪れました。

樹液も増えてくる時期なので、樹液巡りを中心に

オニベニシタバは今年絶対に捕まえたいと考えているほど美しい色をもつ美麗種なのですが、いてもまだまださきがけの時期となるので本命はフシキキシタバです。

フシキキシタバは富山県の伏木で取れたことに由来するキシタバの仲間なのですが、かつては非常に珍品のカトカラとして有名だったそうです。

ところが近年ではどういうわけか分布を急激に拡大しており、しかも身近な環境にまで平気で出現するようになりました。

フシキキシタバはキシタバの良さが分かりやすく詰まっており、まず色合いがとても美しいです。

アサマの次に見ると鮮やかすぎる

黄色は特に濃く、個体によっては非常に濃い黄色からオレンジ色がほんのり混じるような美しいものもいます。

翅の模様も特徴的で、樹液などを吸っているときにはハの字状に見えるために分かりやすいのもいい点ですね。

5月中旬下旬ごろから現れる早めのカトカラであるため、カブクワのシーズンよりもやや早いぐらいの時期から見つけることができます。

黄色い翅の黒模様が分離している

さて、現地では6月に入ったこともあり樹液の量も増えてきました。しかし日が落ちてしまうとまだまだ蒸し暑さが足りないということでオニベニシタバの感覚にはまだ足りないかなという感じですね。

当地に詳しい虫仲間がいるため、日中に昆虫ショップに行きその足で雑木林へと向かいます。

樹液のポイントを案内してもらうと、やはり乾いているからか虫の出は蒸している状態に比べると少なめです。

そんな中で雑木林を飛翔するなぞの蛾を見つけます。

サイズ的にも怪しい感じなのでネットインし、下翅に模様があることも確認したので、酢酸エチルにInし軽く締まるのを待ちます。

そして取り出して三角紙に入れ、何キシタバかを確認します。
すると...!

すごいアサマ感があったんだけどなぁ

誰だ君は!?


全然違う蛾を捕まえてしまいました。

今日この蛾は良く見つけることになり、何回も間違えて捕まえることになりましたがなかなかに美しい模様を持ち、蛾ってやっぱり面白いなぁと感じましたね。

さて、樹液のよく出るご神木があるとのことで案内してもらいます。

この時期にいい樹液が出ている木がいくつかあるとのことです。

その樹液の木に蛾が来ているよと教えてくれたので見てみることにします。いったい何がいるのでしょう?

フシキキシタバがたくさんいた。思ったよりもずっといた。

フシキキシタバですね!

フシキはキシタバの仲間の中でも鮮やかな色とその黄色の中の模様が分かりやすいので見分けやすいです。

キシタバやアミメキシタバのように黒模様が外側とつながるような種類とは違うんですね。

裏側から見てもとても鮮やか

ということで目的のフシキキシタバは新鮮な個体を確保することができました。

当地においてはフシキキシタバが大量に発生しており、この日最も見れた虫はフシキキシタバになりました。

この時期の雑木林に虫を探しに来ることがあまりないので知りませんでしたが、思った以上にフシキキシタバは身近になっているようです。

オニベニシタバには会えませんでしたが、樹液の場所は覚えたのでまた後日訪れてオニベニシタバも捕まえたいと思います。

カトカラの捕獲方法

さて、蛾の採集を今年から始めた素人的な視点ですが、カトカラのサイズ感というのは採集における処理が難しいなと思います。

勝手が分からず胸部圧迫したアサマは頭がはげた

アンモニアを打つべきなのか、胸部圧迫すべきなのか?この記事でキシタバの仲間に興味を持つ人もいるかなと思いますので現在の処理方法について述べます。

現在は2種類の容器を用意して一つが軽く〆るよう、もう一つが三角紙ごといれる酢酸エチル容器です。

毒瓶に入れ、その後軽く弱らせたら三角紙に移して別の容器へ移す

2つの容器に入れるため、手間はありますがこのやり方は結構いいように思いますね。

カトカラは胸部圧迫してもなかなか死なないのでこれはおすすめしません。

もう一つの選択肢としては網の中でメッシュネットなどから直接アンモニアを注入することですかね。

ナイロンでは難しいが、メッシュなら網の中でつかんで打てる

サイズが小さいので取り出して注入するような大型蛾のやり方は難しいように思います。

私は細かいのは苦手なので、毒瓶に入れる方法を採用していますが、オニベニシタバぐらいのサイズ感からは直接注射してみいいのではないかなと考えています。

なるべく美しい姿を残すためにもこの辺は考察していきたいところですね。

これからシーズンが始まるので、またカトカラ採集記事を上げます。今後バージョンアップすることがあればそれも書いていこうと思います。

キシタバの仲間は楽しいですね

皆様もこのカトカラの仲間は多様性に富み、見つけて集めてうれしい種類になっていると思いますので探してみてください。

蛾採集シリーズ

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カトカラはライトトラップでの採集ができます。蛾類をやるならばぜひとも欲しい道具ですね。
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どんな感じか気になる方は今年ライトラを導入した私の感想を読んでみてください。
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春のライトトラップ満喫編です。夏のライトトラップも始まります。
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蛾類を調べるならば今は図鑑はこれがよいですね。