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東京のアオサナエ撮影リベンジ2026

アオサナエに出会いたい初夏

アオサナエという名前は東京神奈川の珍しいトンボの仲間として知っていました。

感動のオベリスク姿勢である。色が綺麗すぎてもう好き。

また、アオサナエがいるといわれている場所も知っており、何度か足を運んで姿が見れないかなぁと訪れてみたもののなかなか運に恵まれず、その美しい姿を見ることは叶いませんでした。

その存在を知ったのは2024年程度と比較的最近なのですが、トンボもいいなぁと思い始めた今年はぜひその美しい姿を撮影したいと思い、5月中に様子を見に行きました。

しかしながら初陣では現地の有名種2種は撮影できたものの肝心のメインターゲットの姿はなし。

このままでは引き下がれないと意を決してアオサナエリベンジに行ってきましたよ。

朝起きるとアオサナエの気分

朝、目が覚めると今日はアオサナエと直感的に何かを感じ取りました。

この前は天気も悪く消化不良感が残った。今日は午前中はいいコンディションのはず、行くしかないと感じた

午後からはゲリラ豪雨が予想されていますし、これまで午前中の早めにいったことがなかったので、今日は早めから行動することにします。

アオサナエの今期の出現はすでに確認されていますが、アオサナエはギンヤンマなどに捕食されたり物理的に採集されてしまうなど個体数も少ないので時期が遅れるほどに遭遇のチャンスは減るように思います。

行ける日には行っておけというオオトラカミキリ様からの教訓をもとに、アオサナエに会えそうな時間を生かし、午後の雷雨までには帰る短期戦とすることにしました。

ウェルカムアオサナエ

さて現地でのルーティンであるほっともっとでその日の気分の弁当を購入します。

外でおいしいビビンバを食べることを想像してご覧?ワクワクするだろう?

ビビンバ弁当がとてもおいしかったのでビビンバにするか、それとも王道ののり弁にするか迷うものの限定だしビビンバをチョイス。

晴天の外でビビンバが食べられるなんてこれだけでもウキウキしてきますね。

あわよくば彩り豊かなビビンバにアオサナエやホンサナエの色どりが加えられるとなおよしという感じです。

今回の目的は前回曇りで色味が出せなかったホンサナエを晴天の下で撮影することと、夢見たアオサナエとの遭遇を果たすことです。

前回、晴れ間のコサナエと曇りのホンサナエが撮れた

写真で見ると非常にきれいなその姿をぜひ見てみたいものです。

現地に到着し、まずは彼らの出現する水辺にて既に個体が来ていないかを確認します。個体の確認というよりは撮影している人がいないかの確認という感じでしょうか。

人気ポイントなので午前中のいい時間帯には大体人がいます。

この池で撮影している人がいれば恐らくアオサナエかホンサナエのどちらかであると考えられますので、そうした行動をする人がいるだけで期待が上がります。

現地には先客が3名おり、近場の人が立派なマクロレンズで慎重に対象に近づいています。

失礼ながら遠目から対象をパシャリ

あの近づき方はいいトンボでしょう。

まずは何を撮影しているのか失礼ながら遠目からパシャリ。

ホンサナエかアオサナエ。どちらだ?距離は対岸なのにドキドキです。ボケボケながら映るその姿は緑色を帯びており、明らかにホンサナエのそれではありません。

流石に2種の違いは素人でも分かります

マ、まじか。アオサナエがいるー!!

と、この時点でテンションは急上昇です。私も撮影している人の側に回り、非常にゆっくりと遠くから迂回してアオサナエを刺激しないように日陰にかばんを置きます。

撮影している方の様子を見ながら、その方が撮影でひと段落置いたタイミングでおはようございますと声をかけ、アオサナエですか?と確認します。

アオサナエは飛んでしまったのですが、そのお方はトンボにも詳しい方でこの地でも撮影の経験が多い方でした。

同行前にホンサナエとオオヤマトンボがいるのを確認していた

快く情報を提供してもらえ、同行しながら様子などをうかがわせていただくことにします。

年代関係なくトンボという共通の好きをテーマに一瞬で意気投合するこの感じ。アオサナエという対象にかける熱意がお互いに瞬時に伝わるようでした。

池の周りを歩いているとオオヤマトンボが出現しています。撮影したいけれども今の技術では到底無理ですね。

去年は気にしていませんでしたけれども今年はずいぶん美しく見えます。トンボセンサーが起動してしまい、トンボという対象を見る目が変わったようです。

サービス旺盛なアオサナエ

ぐるりと池を回っていると今日はアオサナエが2匹もいるとのことです。

シオカラトンボやギンヤンマもいる

そしてホンサナエもいるとのことです。近づけない場所にホンサナエがいることは確認しており、まさかの2つのターゲットを達成できそうな予感がします。

池の縁にようやくサナエトンボの姿を見つけ近づくと、それはホンサナエでした。

いきなりホンサナエと間近で接近し嬉しい

太陽光があると同じホンサナエでも曇りの日とは違うように思います。

今日もホンサナエに出会えるなんて!と感激していると、アオサナエもいますよと教えてもらいます。

こ、これは順光でベストな立ち位置のアオサナエ。初めて肉眼で見たその対象の美しく濃い緑色はこれまで見たサナエトンボとは全く異なる色合いでした。

まずは証拠写真に遠目から撮影していく!逃げられて飛んで行ってしまうかもしれない

日を浴びたアオサナエってこんなに美しいのか!

同行してくださった方はもう十分とったとのことと別の個体をマクロで狙うとのことで気にせず撮影していいよとありがたく譲ってくださいました。

このアオサナエは今日ずっと遭遇し、非常にサービス旺盛な個体で思い出に残る一匹となりました。

アオサナエのオベリスク姿勢

千載一遇のチャンスを逃すわけもなく腹ばいになりアオサナエの姿を収めていきます。

おや?アオサナエの様子が?

すると、なんとアオサナエの腹部が逆立ちするかのように上昇していきます。

これはまさか、うわさに聞いていたオベリスク姿勢というやつなのでは!?

こ、これはまさか!?うわさに聞くやつなのでは!

「う、うおー!!逆立ちしている!こんな姿をとるトンボは見たことがない!」と心の中は少年のようにワクワクしながらも私から発する言葉にその節が出ていたのでしょう。同行してくれた方も嬉しそうな感じでアオサナエの良さを語ってくれました。

望遠レンズでのオベリスク姿勢。初のシーンなので感動である。高い!

同行の方に感謝を述べ、その方も別のアオサナエを探しに行くとのことでここでお別れです。

私の方は望遠から広角のいいレンズへと切り替え、アオサナエへの接近を試みます。

背後から急な動きを避けて動いていないように動く!

まだ時間も早いし、あの方も接近していたからまだいけるはず。

腹ばいになり、汗をかきながらアオサナエに接近する不思議な生き物の姿がそこにはありました。

腹部が上昇する...!

本人的にはそんな周りの視線など気にしている場合ではありません。

私も接近し、オベリスク姿勢を堪能する

目の前でオベリスク姿勢をとるアオサナエに目先50cm程度まで接近し、オベリスク姿勢のアオサナエに急接近します。

30cmぐらいの距離感だったんじゃないだろうか。緑の鮮やかさに目を奪われる。

レンズ越しに見るアオサナエの姿がそれはそれは美しく、改めてプロレンズの透明さを感じます。

単に緑というのは失礼な緑色である

アオの色合いが望遠とは全然違いますね。

まさかこんなに近くで撮れるとは。感無量である。

そして接写で取れたアオサナエのオベリスク姿勢です。

アオサナエに出会えれば満足であったのに当日の人との出会いのおかげもありこんなにいい写真が撮れました。

素晴らしきオベリスク姿勢への移行シーン

もうアオサナエに夢中ですよこれは。

綺麗すぎます。もう一度同行の方とすれ違えたらお礼を伝えたかったのですが、お会いすることはありませんでした。ありがとうございます。

ホンサナエの撮影にチャレンジ

アオサナエはシオカラトンボにちょっかいをかけられてどこかに行ってしまいました。

アオサナエも上から。ホンサナエとの比較に

代わりにホンサナエが近場に出てきます。

アオサナエの次はホンサナエの撮影チャレンジ?どんだけ贅沢なんだと思いつつもいたら挑まざるを得ないのが撮影というもの。

アオサナエで鍛えたにじみより術をうまく活かしてホンサナエに接近し、その淡い色合いやふと短い特有の姿を観察していきます。

アオサナエを見た後だからこそいい。

晴れているとアオサナエを見た後に見るホンサナエの色合いは対照的でいいものですね。

ホンサナエの色が淡い緑系ならばあまり感動はしなかったでしょう。

2種とも綺麗

色々な角度から撮影します。なぜなら後からいらないのを消せばいいから。シンプルイズベストです。色々な角度で撮影して気にいるものを残せばいいのです。

どちらも肉眼で見た美しさには勝てないなぁ

ホンサナエを撮影しているとオオヤマトンボがまた飛来しており、そして再び現れるアオサナエ。

かばんを日陰において再戦を申し込みます。

撮影チャンス自体は比較的多い

先ほどとは対岸に当たる別の角度からのアプローチです。色合いが少し違うように思いますね。

アオサナエににじり寄るver2

アオサナエの角度が対岸であるため、にじり方が変わります。

にじり寄りver2この角度は色味がよく出るのかより鮮やかに見えた

そこでにじり寄り方を改善しver2へと進化します。

足の動きをスライド式にし、体の揺れを抑えて近づくバージョンアップ版です。

これが功を奏し、アオサナエにかなり接近することができました。

20cmぐらいまで接近で来たように思う。立体感で腹部がボケるレベル。

アオサナエのオベリスク姿勢は程度が色々あるのですが、最大に近い垂直になると翅の位置が浮き上がり、ボディがしっかりと見えるようになります。

そこを撮れればいいのですが、蹴散らすシオカラトンボたちの事情もありなかなかうまくはいきません。

面白いじゃないかアオサナエ。うまくやれれば非常にきれいに色が出るので楽しいですね。

写真だと大きく見えるけれども結構小さい

あとはアオサナエは思ったよりもずっと小さいですね。

ヤマサナエぐらいあるのかななんて思っていましたがホンサナエと変わらないサイズ感で意外とちんまりしています。でも色の主張は強いです。

夢中で撮影をしているとまたオオヤマトンボが蹴散らしてしまいました。オオヤマトンボもいつか撮ってやるからなと思います。

サナエは撮影しやすくていいですね。もう虜です。

ホンサナエとビビンバを楽しむ

さて、アオサナエもホンサナエも満喫できましてもうホクホクでございます。

いい虫にいい飯。最高の天気。

昼食に買っておいたビビンバもさぞ美味しく味わえることでしょう。せっかくですからアオサナエやホンサナエの色どりを加えつつこの瞬間を楽しみたいと思います。

アオサナエはいませんのでホンサナエの隣にお邪魔し、一緒に水を見ながら昼食とします。

このビビンバが美味しいんですよね。今日は隣にいいトンボもいるしよりおいしく感じられますよ。

多分世界に一枚のホンサナエとビビンバ

密かにこんな風景あったら嬉しいなぁと思っていた希少トンボと昼食を食べるというささやかな目標も達成できました。

ホンサナエの色合いはたくあんかな?

食事中もずっと離れることなくいてくれましたよ。

昼食後におじさまとアオサナエ

引き続き雷雨までのタイムリミットまでアオサナエを狙っていきます。

ちょっと構図を変えてアオサナエの魅力を追及していこう

アオサナエ自体は割と水辺の縁に止まりに来るので見つかることが分かりました。

オベリスク姿勢をとる対象を別の形で撮影するために再び狙っていきます。

腹ばいになりアオサナエをとる奇人は、撮影に夢中になっているわけですがそんな私を見るオジサマの姿が。

おや?この前お会いしたような気がしますね。

こんな画角がいいような気がするなぁ

ご挨拶をし、それよりもまずアオサナエがいますよと伝えお互いにアオサナエに集中します(笑)

このワンシーン面白い光景過ぎましたね。私の指差しですべてを察し、お互いにカメラをすっと構えたのです。

そして私が順光であったのでこちらいいですよと譲り、おじさまもしゃがんでスレスレ、私は地べたにべったり。

前景に草が入りなかなかに難しい

二人して寝転んでいるような状態でオベリスク姿勢のアオサナエに挑みます。

年で言えば倍近い差がありそうな我々ですが、アオサナエを前にしてしまえばどちらも少年のようなものでした。

オベリスク姿勢に移行し、腹部が上がるとうおおお~きたきたぁ!最高だねぇ。

何もなしバージョン。なかなかシンプルでいいかも?

この子はサービス旺盛だねぇ。人懐っこいねぇと。年齢は違えども心の年齢はこのとき同い年であるかのように感じましたね。

この感じは虫取りでは味わえないといいますか捕まえずに撮影するからこそ楽しめる空気感であるように思いました。

とにかく捕まえられないからその瞬間に必死になるというのは撮影していて楽しさを感じる瞬間ですね。

前ボケのラメっぽい感じのバージョン

ということで満足のいく姿が十分に撮影できましたので雷雨の前に帰宅し、美しいアオサナエの写真を眺めつつこの記事を書いています。

ずっと見たいと思っていた対象であったために今回の撮影は非常によく覚えており、記事には現地でのワクワク感やライブ感がよく残っているなと思います。

短期間の生涯を生きるはかなさが感じられるシーン。アオサナエよありがとう。

それほどにアオサナエとの遭遇はわくわくするものでした。ヤンマは採集するのも楽しいですが、サナエは撮影するのがとても楽しいですね。

皆様もぜひ希少な昆虫ですがアオサナエやホンサナエなどの実物を見てもらいたいと思います。眼を奪われる美しさとハラハラする撮影が楽しめ、夢中になってしまいますよ。

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