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春にだけ現れるモンシロチョウの仲間を知っている?ツマキチョウはモンシロチョウやスジグロシロチョウと違う春の虫。

珍しい春だけのモンシロチョウの仲間

春から初夏にかけては自然の中を飛び回るちょうちょの仲間がよく目につきますよね。

今回紹介する春にだけ見られるツマキチョウ

蝶の仲間の中でもとにかく知名度が高いのがモンシロチョウ。

キャベツなどのアブラナ科を利用し、アブラナ科は雑草などにも多いですから街中などの少し緑があるような場所でもひらひらと飛び回るモンシロチョウの姿は目につくはずです。

春先にモンシロチョウらしき白い姿が飛んでいるとどうしても白いチョウはモンシロチョウであると考えてしまいますが、なんと!春先にはモンシロチョウではない白っぽいちょうちょがいるのです。

今回は春の僅かな期間にだけ見ることができる白いチョウ、ツマキチョウを紹介します。白いチョウを見つけたら本当にモンシロチョウ?と疑ってみてくださいね。

ツマキチョウとは

ツマキチョウはシロチョウ科のチョウの仲間の一種です。

分かりやすい特徴の一つ、翅の裏側の苔のような模様。

モンシロチョウやスジグロシロチョウなど身近に生息しているシロチョウの仲間よりも一回り位小さい姿をしているほか、捕まえて細部を確認してみると模様や形状も大きく異なることが分かります。

具体的にはツマキチョウは翅のつま先が黄色点でモンシロチョウとは大きく異なっているほか、翅の形状が尖っていたり、翅の裏側には苔のような模様があるなど細部では大きく異なります。

黄色い模様はオスにだけ見られる

一方で飛翔時には知らないとモンシロチョウにしか見えないかもしれません。

オスはかなり分かりやすいですね

一応飛翔の速度や癖が違ったりはします。

ツマキチョウはその出現がおよそ3月の末から5月頭程度の限られた期間になります。

類似種のモンシロチョウやスジグロシロチョウが冬を除いてほぼ通年見られるのに対し、似たような姿をしているのに探すことができる期間は僅かです。

外来種のミチタネツケバナ。産卵していた。

成虫は主に開けた草地を中心に出現し、アブラナ科の植物を利用します。

外来雑草のミチタネツケバナを利用しているのを目にしました。これを活用できるならば都市部の緑のある草地にいるのもうなづけます。

早春を告げるスプリングエフェメラル

ツマキチョウですが、早いと3月の末ごろから出現します。

4月中旬以降個体数が多い印象

同時期に見られる昆虫としてはコツバメやミヤマセセリ、スギタニルリシジミにギフチョウなどなど春真っ先に現れるチョウたちと名を連ねるシーズン初期に出会えるとついに出てきたかぁとほっこりしてしまう存在です。

レア度的な部分で言えば早春のチョウの中でもかなりの普通種といえますが、ビロードツリアブが見つけられるとうれしいようにツマキチョウもまた普通種でありながらもいいねぇと感じさせる味わいがあります。

トラフシジミやスギタニルリシジミ。みんな大好きなチョウ。

早春の昆虫たちは春の妖精ことスプリングエフェメラルの愛称で自然好きからは愛されています。

蝶の仲間ではその多くが多少知識を持ったうえで探さないとなかなか出会えない種類であるにもかかわらず、ツマキチョウは草地環境に足を運べば出会うことができますので、実は最も身近なスプリングエフェメラルとしてのポテンシャルがあるんですね。

簡単に出会えて春を味わえる身近なチョウ。虫で春を感じるのは虫屋だけか?

悲しむべきは捕まえないとモンシロチョウと間違えられてしまうことから春先に飛んでいるツマキチョウが正しく認識されていないことでしょうか。

飛翔の時点では動体視力や飛翔の癖などを理解していないとツマキチョウであると見抜くのは難しいかなと思いますね。

モンシロチョウやスジグロシロチョウとの違い

肝心のモンシロチョウとは何が違うの?という点が気になる方もいるのではないかなと思います。

モンシロやスジグロのイメージ。

ツマキチョウは捕まえてみるとモンシロチョウとは大きく異なります。この記事を見てスジグロシロチョウというモンシロチョウに似た蝶がいることに驚いた方もいるかもしれません。

春の場合には白いチョウを見かけた場合にはモンシロチョウ、スジグロシロチョウ、モンキチョウのメス、ツマキチョウ、ウスバシロチョウなどが候補として挙がってきます。

右がツマキチョウ。モンシロの半分ぐらい程度の大きさ。

虫に慣れている方は問題ないと思いますが、そうでない方は一度捕まえて細部を見ていく必要がありますね。

この記事ではツマキチョウの特徴のスポットを当てます。

ツマキチョウの見分けについては非常にわかりやすく、翅を開いてみた時に前翅の先端に黄色い模様があるかどうかでほかの類似種と区別できます。

メスの場合には先端の色がないので注意

併せて翅の裏の苔のような緑色の模様も確認しておけば間違いないですね。

翅の形状がツマキチョウのほうが尖っている

ツマキチョウは飛翔のスピードと羽ばたきの速度がモンシロチョウやスジグロシロチョウよりも早く小刻みに羽ばたいている感覚があります。

サイズも一回り位小さいので慣れていると飛翔時点で分かりますね。

ツマキチョウを探してみよう!

春にだけ現れるツマキチョウに出会えるのは今だけです!

ツバメシジミやヤマトシジミのような草地性の虫をヒントにしてもよい

その姿を見てみたいなと思った場合には素早く行動に移しましょう。

ツマキチョウは飛翔も早いとはいえシロチョウの仲間なのでゆったりめです。特に大きな網や専門の網がなくても100均の網などでも捕まえることができます。

場所については主に草地環境や河川敷など開けた草違うづいているような環境に行ってみればよいですね。

都市部であっても緑豊かな公園な緑地があれば彼らは生息しているはずです。

春の白いチョウは限られているので捕まえて観察してみよう

怪しい白いシルエットが飛んでいたら捕まえてみて黄色い模様と苔模様を確認しましょう。

珍しいチョウではないため、時期さえ押さえておけば見つけられると思いますよ。

今回は春にだけ現れるモンシロチョウと間違えられているツマキチョウという蝶を紹介しました。このように出現時期が限られている昆虫というのが虫の世界では非常に多いのです。

いい虫を知らずに出会いの機会を逃してしまうのはもったいないですから、春の妖精を探してみてください。

まもなく初夏の妖精(勝手に呼んでいるだけ)の時期も来ますので忙しくなりますね!

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