意気込んだライトトラップの罠
4月といえばイボタガにエゾヨツメ。

関東民的にはオオシモフリスズメには縁がありませんので春の三大蛾で狙えるのはこの2種類になります。
地球には月の動きがありますよね。ライトトラップを始め外灯周りにおいても月の動きを事前に把握しておいて効果的に採集を行うのは虫屋のご挨拶のようなものです。
そのため、イボタガを狙って4月中旬からの下弦の月~新月にかけては多少無理をしてでも足を運んでいます。
2026年の春は生涯で今しかない。そんな熱意をもって採集に行ってきました。が、ライトトラップ初心者あるあるな落とし穴にはまってしまいました。
イボタガ求めてよい月齢の時にGO
この前の月曜日の出陣に続き、連日続けての出陣です。
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疲労もたまるなかなかに無茶なスケジュールとなりますが、2026年の春は生涯でこの時しかありませんから、行ける時に行っておかないと後悔することになりますからね。
ちょうど虫仲間の内トンボ好きのY君がイボタガをとりたいということであったので昨年のリベンジを兼ねて一緒に行くことにしました。
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(昨年は夜に雨になってしまいました)
今年はライトトラップも用意したので月齢の良い中旬にお山へGOです。
ということで私が先に現地へと到着します。現地の状況を見てライトのポイントを変えようと思っていたのです。
そんな中で登山を始めようとするわけですが、道行く人の中になんだか見たことのある人がいる様な...
会釈をすると向こうも返してきまして、もしかして?とお尋ねすると一年半ぶりに遭遇した当地のカミキリ屋の方でした。
久々にお会いしたもので、一時期は虫をやめるかもなんて話が合ったのでこの遭遇は嬉しかったですね。

色々話をしつつ春蛾やサクッとヒラヤマを捕まえていましたのでそれについての知見なども教えてもらいました。
イボタガの飛翔気温などの情報も教えてもらうことができ、これはのちの機会に役立つことになります。
時は過ぎてカミキリ屋とはお別れします。しかし、会話中に不安材料が姿を見せます。
風が寒いし強いような...

この風はまずいのではというようなぐらいの強い風が吹いており、今日の採集に心配が募ります。
しかし採集の環境における影響を見ておくのも成果を上げるためには有益なものとなります。
まあ行けるだろうという気持ちで春蛾を求めて登ります。
強風の山中で蛾を探す
山中では麓以上に風が強く、先日の穏やかな状況とは打って変わった明らかに悪い状態でした。

トンボ好きのY君との合流には時間がかかるため、私が先に様子を見ていますが、ライトをつけても風が強すぎてライトまで昆虫類がたどり着けていないことがよくわかりました。
この時の風速が5~4mです。
皆様も5~4mの風速があるときには蛾類の飛来は厳しいという点を覚えてもらえるとよいかなと思います。(多分ビギナーぐらいにしか需要がない情報)

しかしなんとかエゾヨツメのメスが1匹だけ飛来しました。
Y君はエゾヨツメに出会ったことがないとのことだったので先にキープしておきます。
そんなこんなで本来の効果的な開放空間における照射は不可能であるため、樹林内で紫外線による誘引を試してみることにします。
風の影響がないうっそうとした場所でも紫外線を中心とすれば誘引することができるはずです。
当たりをつけていた樹林内のポイントでライトを焚いてみると、開放空間ほどではありませんがぼちぼちと虫の飛来が見込めました。

時間帯が早いこともあってエゾヨツメの活性時間に間に合ったようで、こんな狭い空間なのにエゾヨツメが5匹も飛来してくれました。
思わぬ成果に写真を撮りつつ、紫外線の波長特性から考察を膨らませながら、写真を撮ったり手乗りして楽しみます。
我々はシーズン中に1,2匹ぐらい採集できれば満足する民なので飛来する蛾を見て楽しみます。

それでもエゾヨツメがこんなに乱舞するのはライトトラップでもないと難しいでしょうからよかったですね。
肝心のイボタガについてはこの日の飛来はなく、ライトトラップを持ちながら2敗するというなかなかに渋い結果となりました。

風速の影響は思ったよりもはるかにあるようです。一方で山に行かないとわからない要素でもあるので、この辺は難しいですね。
イボタガの時期にはこの日から1週間程度が月齢込みでいい頃合いとなるため、出会うためには無茶をしなくてはなりません。
頑張って今年もイボタガに出会いたいところですね。
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ライトトラップの導入についてはこの記事がおすすめです。持っていると虫へのアプローチが変わるいいアイテムですね。
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先日のものです。エゾヨツメには遭遇できていますが、肝心のイボタ君はいずこに。
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エゾヨツメやイボタガについては高尾で昨年やったものもあります。