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ヒラタクワガタの越冬。針葉樹マットでの越冬とゼリーの交換頻度。

ヒラタクワガタの冬超しについて

採集したヒラタクワガタの冬の管理を見ていこう

クワガタの中でもコクワガタやオオクワガタ、そして本記事の対象でもあるヒラタクワガタなどの黒くて平べったいクワガタの中には冬を越すものがいます。

せっかく捕まえたヒラタクワガタですから、可能であれば冬を越してその飼育をさらに継続したいものですよね。

そこで今回はヒラタクワガタを飼育していて実際にどんな風に冬を越させていくのか?気を付けるべきことは?死んでしまったけどなんで?などの要因についていろいろと紹介していこうと思います。

採集編は関東ですがこれらの記事があります。

pljbnature.com
(都市部ヒラタクワガタの採集編です)

ヒラタクワガタの越冬について

ヒラタクワガタのケース。霧吹きするタイミングのもの。

まず結論としてはヒラタクワガタの成虫の越冬については気密性の高い容器、クワガタが隠れるぐらいのマット、気温が暖かい日の餌、程よい霧吹きなどこれらの要素を満たすことで比較的簡単に冬を越させることができます。

越冬と聞くと一か八かの一大事というように考えてしまうかもしれませんが、そんなに難しいものではないので要点だけしっかりと抑えて越冬に備えたいですね。

越冬の時期について

ヒラタクワガタは温度に敏感であるように感じます。

今期ヒラタクワガタのメスの越冬容器の例

私はオオクワガタとヒラタクワガタの両方をそれぞれ4匹ずつぐらい(ペアを1つとカウントして)飼育していますが、越冬時の起床具合についてはヒラタのほうがよく起きています。


ヒラタクワガタはおよそ15度程度の気温を目安として活性が低下し、時期で言うとおよそ11月の中旬ぐらいを目安に活動が鈍くなってきます。

そこから飼育下においては室内飼育では3月ごろを目安に日中での活動が増えてきます。

飼育環境下においては越冬期間は11月中旬ごろから3月中旬ぐらいを目安に備えておくとよいかなと思います。

ヒラタクワガタ越冬の注意点について

ヒラタクワガタを越冬させていくうえではいくつかの注意点が挙げられます。

餌の確保を忘れないようにしよう

項目としてあげるとエサの確保、湿度の確保、温度への配慮、マットの深さなどなどです。

また、ヒラタクワガタはオオクワガタよりは寿命が短いと考えられますので越冬で力尽きてしまうケースなども考えられます。少しでも可能性を上げていきたいですね

餌の確保

越冬性のクワガタを越冬させる場合には室内で越冬させるケースと室外で越冬させるケースが考えられます。

ゼリーの減り具合から活動を推測しよう

これに加え日の差し込む部屋なのか日の当たる屋外なのかその逆なのかというのがありますよね。

基本的に太陽光が当たっていると越冬モードに入っていても気温で日中活動してしまうケースがありますので気を付ける必要があります。

越冬する昆虫はこうした事態を招くと起床しても樹液や葉などがないために死んでしまいますよね。自然下では温度差の少ないような環境に入るのが彼らのセオリーなのですが、人の管理下ではそうはいきません。

日差しが差し込むと12月や1月などの真冬の時期であっても日中に活動します。

その際に必要となるのはやはりゼリーなどの餌です。

メスの飼育ケース。屋外管理だが日が当たると活動している。

越冬時期とはいっても管理する環境次第では目覚めて動いてエネルギーを消費しますので、ゼリーカッターなどで小さく切ってあげたゼリーを飼育ケースの中に入れておいてあげるようにしましょう。

そして1週間に一度ぐらいはゼリーの様子を見て消費しているかどうかを見て活動をどれぐらいしているのか判別してあげるといいです。

この点を知らずに越冬に暖かい場所を選ぶと、活動を続けてしまい餓死して死んでしまいます。

湿度の確保

個人的な飼育の体験からヒラタクワガタは乾燥に弱いように思っています。

左が湿度のあるもの(オオクワのケース)右は乾燥している

もともと温かい環境や湿度の高い環境に生息していることが多いクワガタであるためか、乾燥環境においておくと足のまひやフセツが取れやすいように思います。

越冬時は乾燥しやすいため、マットが乾燥しきらないように適度な加湿をしてあげるのが好ましいですね。

また、飼育ケースが100均の虫かごや上部が大きく空いている風通しのよいものである場合には、クリアスライダーやコバエシャッターのような気密性の高い飼育容器で越冬させることを推奨します。

単純に寒風が入りにくいだけでなく、ゼリーなどの水分でマットが乾きにくかったり、霧吹きの蒸発速度が遅かったりと越冬において非常にヒラタが好む条件を維持しやすいかなと思います。

越冬させたら翌年はそのケースを産卵ケースにしてもいいですからね。

加湿については飼育時と同じようにマットを湿らせてあげますが、屋外飼育では凍ってしまうリスクもあります。

その場合には気密性が高いケースの内部が湿度を維持できるように霧吹きをしてあげればよいと思います。

温度への配慮

冬季にクワガタが目覚めるとそれだけ活動しますので寿命を消費するものと考えられます。

気温が低くても日があると活動する

越冬時にはできれば日の当たらない部屋や屋外の寒い状況で管理しておきたいですね。

私は室内での飼育となりますが、12月や1月などでも日が差し込む午前中においてヒラタクワガタが活動しているのを目撃しています。

午後になって日がなくなると動かなくなり夜もほとんど動きません。午前中だけ動くという感じです。

しかしながら午前中はゼリーも食べており、越冬といえるのか怪しいような管理となっています。

室温は10~14度ぐらいであると思いますが、それぐらいの気温で彼らは活動を開始しますので温度への配慮は必要です。

マットについて

ヒラタの越冬については針葉樹マットでも広葉樹マットでもどちらでも問題ありません。

飼育時に使っていたもので量を少し増やしてあげればいい

マットについては夏に飼育していたものをそのまま流用して少しそこの厚みを増やしてあげれば問題ありません。

針葉樹マットでは混合の針葉樹の種類によってクワガタが落ち着かなくなったりするような事例もあるようですので、飼育している個体に問題がないかなどの確認は必要かなと思います。

マットの敷き方については室内飼育をしている私の例では午前中の活動が見られますので、ヒラタが隠れられるぐらいの厚さに敷いてあげてハスクチップのような転倒防止のものを入れてあげるとよいですね。

冬季は飼育容器を観察する機会も少なくなるかなと思いますので、放置による死亡リスクを減らせるようにしておきましょう。

私は試験的に針葉樹マットで越冬させてみましたが何も問題はありませんでした。飼育も普段から針葉樹マットです。

越冬中のゼリー交換と湿度の維持

越冬中の飼育容器はこちらはオオクワのものですがこんな感じです。

ゼリーはゼリーカッターでハーフにするといい。クォーターでもいいぐらい。

この状態で温度が高くならなければゼリーを食べることもなくずっと動かずに固まっています。

一方で都市部や室内の飼育環境ではそんな都合よく低温も続きませんのでゼリー交換は必要になります。

その交換の頻度なのですが、残念ながらこれは管理する家の位置や部屋の位置に寄るので一概には言えません。

しかし少なくとも越冬気においては活動自体はかなり鈍っていますので、ゼリー自体の消費量は抑えられます。暖かい日には飼育ケースを覗いてあげてゼリーを食べているかどうか、ここ数日で食べているのかどうかをその消費量から読み取りましょう。

生存確認と霧吹きとゼリー消費量の確認は週に一度ぐらいしよう

寒い日が続いている場合には彼らは活動しませんので暖かくないならば1週間ぐらいは様子を見なくても問題はありません。
1週間に一度ぐらいは生存確認もかねて気にかけてあげたほうがよいと思いますね。

冬季は同じような管理体制になるため、適当になりがちです。気が付いたら数週間も放置していたなんてことにはならないように気を付けてあげましょう。

併せて加湿もしてあげてくださいね。あまり水を上げないでやると土の水のしみ込みが悪くなってしまいます。

その状態になると足が取れてしまったり麻痺してしまったりしてしまう可能性があります。

これらの要素をしっかりと抑えておけばヒラタの越冬については難しくはありません。

越冬中に死亡する個体

とはいえ生き物ですから寒さの状況、管理の状況においては死亡する個体が出てきてしまうことも考えられます。

生き物なので絶対はない。

まず一つが餓死。続いて転倒による死亡、そして寿命もあるのではないかなと思われますね。

餓死は前述のとおりゼリーを切らさないように気をつけましょう。

転倒は気温が上がるとのろのろと動き回るため、起こる可能性が高いといえます。ハスクチップなどで対策しましょう。

寿命についてはヒラタは自然界に出て一冬は確実に越せます。二冬目はどうなるか検証中ですが、寿命については比較的長いクワガタです。

屋外での採集時期によってはそうした寿命で冬季に死亡するケースもあるのかもしれません。

いずれにせよ突然死は越冬に限らず元気な期間中でも急に起こりますので、一概に原因の特定をするのは難しいかなと思いますね。

この冬を超えればまた飼育を楽しんだりブリードに挑戦したりと楽しいカブクワライフが待っています。

捕まえた、購入した個体との2年目を楽しんでいきたいですね。

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