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オニヤンマとオオヤマトンボの違い。出現環境と色が判別のポイント!

オニヤンマに非常に似たオオヤマトンボ

オニヤンマは知名度も高く大型であるためとても人気が高いトンボです。

今回のメインとなるオニヤンマ

一方でオニヤンマに似ているトンボというのは多く、ヤンマの仲間やサナエトンボの仲間、ヤマトンボの仲間など色合いがとても似た種類が多いのです。

その中でも特に間違えられているのがオオヤマトンボ。知らなければオニヤンマにしか見えないこのトンボとオニヤンマを見比べていきましょう。

オニヤンマとは

オニヤンマは日本最大クラスのトンボです。

緑色の複眼を持つオニヤンマ。

オニヤンマはオニヤンマ科のトンボで体長10㎝にも届く大きな体と黒いボディに入る黄色のストライプ。美しい緑色の複眼を併せ持ちます。

出現は6月頃から始まり、10月頃まで見ることができます。細長い流れのある環境に好んで出現し、成虫はそうした場所をパトロールしています。


成虫は主に昆虫類を捕食しており、蚊などの小型昆虫から時にはスズメバチなどの大型種までも見事に捕食します。

その驚くべき飛翔能力は昆虫界でも随一であると言われており、ホバリングはもちろん宙返りに後退などもできると言われています。
真豪事なき空中戦の王者として最強格の昆虫としても名高いトンボの1種ですね。

オニヤンマがいるような環境

オニヤンマは細いほんのりと薄暗いような流水息に出現します。

細めの流水域に出現する。環境はあくまで例。

こうした水辺ではオニヤンマが流域をパトロールしており、他のトンボ類が縄張りに入ってこないか見回っています。

オニヤンマのヤゴは過去のガサガサの経験ではやはり流れのある小川的な環境で採取しており、水深は浅く縁に草が少し覆いかぶさるような環境に出現しました。

オオヤマトンボとは

オオヤマトンボはオニヤンマに非常に似た体格、色合いを持つヤマトンボ科のトンボの1種です。

オオヤマトンボの姿。オニヤンマに非常に似ている。

飛んでいると非常にオニヤンマに見えるため、オオヤマトンボがオニヤンマと間違われているケースはイベントガイドなどをしていてもかなり多いです。

オオヤマトンボは開けた水面に出現するトンボの一種であり、基本的には水辺が空にしっかりと向いている場所に出現します。

出現は6月頃から9月頃まで見ることができます。

未成熟個体は開放水面から離れてやや開けた樹林内で見つけることができました。

複眼はオニヤンマほど濃い緑ではなく、胸部には金属光沢のある緑があり、少しガッチリとしています。

類似種には細い流水息に現れるコヤマトンボがいます。

オオヤマトンボがいるような環境

オオヤマトンボは基本的には開放水面に出現するトンボです。

開けた広めな水辺があるといることが多い

水辺の見渡しがいい所にオニヤンマののような大きなトンボがいた場合にはオオヤマトンボを疑う必要があります。

オオヤマトンボも開放水面でパトロールを行っており、オニヤンマ同様一度通ったルートで待ち構えているとほとんどの場合において同じ場所を通ります。これを知っておけば捕まえるチャンスがたくさん生まれますね。

開放水面と言えども適応範囲は広いらしく、湖の縁がヨシなどの抽水植物やミゾハギなどの湿地植物群落であるケースや雑木林に囲まれた水辺のような場所でもよく見られました。

オニヤンマとオオヤマトンボの見比べ

よく間違われるオニヤンマとオオヤマトンボの違いについてみていきましょう。

オニヤンマ(左)とオオヤマトンボ(右)サイズ感には圧倒的な差はない

単体で見るとどうしてもこの2種類は似ています。

さて分かりやすいのは複眼の色が一つありますね。

オニヤンマは濃い緑色をしています。オオヤマトンボは緑の中でも鮮やかではなくくすんだ色合いです。

オオヤマトンボの複眼拡大写真はありません。オニヤンマはとても緑が目立つ。

飛んでいる怪しいトンボの複眼を見分けて...というのはよほど動体視力があっても難しいものであるため、まずはざっくりと2種の出現環境から絞ってしまうことをお勧めします。

細い少し暗い流水息ならばオニヤンマ、開放水面を飛んでいるならばオオヤマトンボといった感じです。

水辺環境の違いは分かりやすい。一方で未成熟個体やパトロールなどでは参考にならないケースも。

しかしながらオニヤンマもオオヤマトンボも自身の成熟具合により自らのパトロールエリアを離れて接触しているような場面に遭遇しています。

この場合には長竿網などの網があれば捕まえられる可能性がとても高いため、一度捕まえてみることをお勧めします。

摂食に来ている場合でも彼らには飛翔ルートがあるらしく、見送って待ち構えていると同じ場所を通っているのを確認しています。

捕まえて複眼を確認するのが一つ。それから胸部に光沢があるのかどうかを判別しましょう、

似た雰囲気を持つコヤマトンボ。胸部の光沢の参考に。

ヤマトンボ科の特徴として胸部に緑色の金属光沢がある特徴が見られます。

これはオニヤンマには無い特徴なので、捕まえて細部が見られれば確実ですね。

改めて比較すると胸部の光沢の違いは分かりやすい判別点

まとめると捕まえられない場合には出現した環境条件で判別をし、水辺以外のパトロール域ならば頑張って捕まえるもしくは近くで模様や複眼などを目視する(場所によっては可能です)判別点は複眼と胸部の色が分かりやすい。という点を押さえておくのがおすすめですね。


難しい2種類を紹介してきましたが現実には同所的に多くのヤンマ類が出現してきます。オニヤンマのような虫たちをまとめた記事もありますので他記事も活用してトンボの世界を知っていきましょう。

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