幼虫を発酵マットへと移していくために

前回までで産卵セットと幼虫の割り出しを行いました。ここからはオオクワガタの幼虫を発酵マットを用いて育てていくプロセスになりますね。
ガス抜きをした発酵マットをボトルに硬く詰めていくことになります。
実際に作業をしてみたので必要な道具や100均で揃えられる道具、地味に困るマットプレスの代用品などやってみたことを紹介していきます。
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ガス抜き編はこの記事です。
100均で道具をそろえていく
まずは道具を持っているかどうかを確認しましょう。幼虫を移していくにあたり必要となるのは以下の道具です。

PPボトル800cc~1200cc程度のボトル
幼虫用のスプーン
マスキングテープ
規模に応じてゴム手袋など
遠沈管や底の広い容器(マットプレスの代わり)
ボトルに穴をあけるキリなどの工具
いずれも100円ショップにてそろえることができます。
ただ、穴あけ道具は売ってないかもしれません。
これについてはチョウ標本用の柄付き張りで穴をあけました。
100円ショップはセリアで購入しました。
PPボトルについて
PPボトルは選択肢が非常に広いため、どれを選んだらいいのかわかりにくいかと思います。

基本的にはオオクワの蛹化は横向きに行われるため、縦よりは横に広いものをチョイスするのがよいかと思います。
ボトルについてはキリなどで穴をあけて空気を通す必要があります。
キリがあればアルミ製やプラの蓋でも穴をあけられますが、柄付き張りでは穴があけられないため、今回は横に穴をあけてみました。
容器は700㏄が横に広かったのでそれと1000㏄のものも試しにやってみました。

スプーンは長めのものが扱いやすくてよいと思います。幼虫を扱うために必須です。
マスキングテープはボトルに親情報や投入日時などを記します。
マット飼育においてはおよそ2~3か月に一度程度で入れ替えが必要となるようなので、その目安にするためにも日時を記しておきましょう。
マットをボトルに詰める際には幼虫が本来木材にいるのと同様に硬く詰めてあげる必要があります。

マットプレスは専門店などで売っていたりしますが、幼虫飼育を今後もするかわからないので今回は見送りました。
代わりに使ったのが遠沈管です。遠沈管の蓋が平面になっているのでこれを利用しました。
発酵マットをボトルに詰めていく
ボトルには必ず空気穴をあけておきます。

4~5か所ほど開けておけばよいのではないかなと思います。
ガス抜きをしたマットをひっくり返して臭いや発酵熱がないかを確認し、スコップでボトルに詰めていきます。

ボトルへは700㏄で4~5回に分けて詰めていきます。少ない量を入れて遠沈管をマットプレス代わりに押し付け、しっかりと固めていきます。

堅詰めしてみるとマットは思った以上に圧縮されてしまいますね。繰り返して詰めていくだけでもなかなか腕が疲れます。
横から見るとぎっしりです。これらのマットは堅詰めしていくと数日で水分同士がくっつきあって土のように固くなります。

いまはふんわりに見えますが、発酵マットのガス抜きではマットの底が塊になっていました。
固めて乗せてを繰り返し、5分程度で1瓶が完成です。

一番上の部分は幼虫を載せて隠してあげるために固めずにふんわりとさせてあります。
引き続きこれを10瓶分やっていきましょう。

あっという間に完成です。道具とガス抜きされたマットがあれば堅詰めするだけなので難しいことはないですね。
この状態で何日か放置し、この状態で再発酵して熱が出ないことを確認したら幼虫を移していきます。
今回は冬の作業なので再発酵の可能性は薄いですが、気温の高い初夏や真夏においては発酵もしやすいので気を付けたほうがよいかと思います。
幼虫をボトルへと移していく
割り出しで簡易的に移していたプリンカップからボトルへと幼虫を移していきます。

幼虫はスプーンで扱うように注意し、取り出す際につぶしたり引きつぶさないように細心の注意を払いながら扱います。
取り出した幼虫はボトルに敷き詰めたマットの一番上の柔らかい部分に乗せて軽く穴を掘ってあげて埋めておきました。

勝手に潜ってくれるでしょう。
投入後には一応発酵熱や発酵によるガスが出ると幼虫が上部に出てくるかと思いますので、数日間は毎日ふたを開けて様子を見てあげます。

投入したボトルには投入日時や産地、親のサイズに累代飼育が進んでいるならばその状態なども記入するのがよいと思います。
マットの下準備や堅詰めなどやや手間のかかる作業がありますが、やってみれば10匹ぐらいならば全然楽しく成長を期待しつつ作業ができました。
うまくいってくれるとよいですね。

また、ボトルの交換タイミングが来たらオオクワ幼虫のマット飼育編を更新したいと思います。
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