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オオスズメバチのオスとメスの見分け方完全版。触りたい方、探したい方必見の雌雄の違いを徹底解説

スズメバチのオスを触りたい!

秋頃から冬にかけて非常に珍しいスズメバチの♂が出現します。

オオスズメバチのオスとわかればこのように持つこともできる

よく知られるようにスズメバチを始めとしたハチ類の針というのは産卵管が変化したものであるため、♂バチには毒針が無いというのは各所で目にする文言です。

しかしいざオスバチを探してみたいと思ってもその違いについて詳細述べているものはほぼなく、鮮明な画像付きで解説されているものはなかなかないように思います。

話題性に富むから実際には分からなくてもコタツ記事で書いているものばかりで、♂バチ本当に捕まえて書いた?と言いたくなるようなものがとても多いんですよね。


そこで今回は実際に実物のオスを例にこれからオスのオオスズメバチに出会いたい方へ向けてどこが違ってどう見分ければいいのか?を紹介していこうと思います。

オスのオオスズメバチを捕まえたい方にお勧めの記事です。

スズメバチとは?

スズメバチはハチ目スズメバチ科の昆虫の総称を指します。

オオスズメバチの女王。言わずもがなの最大種。

黄色と黒のストライプを持ち、頭部には大きな顎と腹部には毒のカクテルともいわれる強力な毒針を持ちます。

成虫は主に4~12月頃にかけて雑木林などの環境に出現し、樹液などを舐めたり幼虫からもらえるエキスを餌資源として利用しています。

身近なスズメバチにはいくつかの種類があり、コガタ、キイロ、ヒメ、モン、オオスズメバチなどが身近なスズメバチの代表例です。

女王バチが越冬し冬を越した後に自分自身で巣を作ります。その後働きバチが生まれ秋にかけて巣を拡大し秋頃になると新女王と交尾するためにオスバチが生まれます。

オスバチが見られるのは一年の内僅かな期間のみであるため、スズメバチのオスに出会いたい方は秋以降の季節に一生懸命探す必要があります。

スズメバチのオスとは

スズメバチのオスは♂であるために産卵管を持たず毒針が無いことから時折注目を集める存在です。

偽の針を持ち、メスのように刺すマネはしっかりとしてくる

特に一般的に恐怖の対象となるこれらスズメバチでありながらも毒が無いことからふれあいしやすく、また生き物の面白さを学ぶ対象としても優れています。

オスのスズメバチを特に親子層に見せると非常に興味ありげにスズメバチを眺めてくれるなど潜在的にはスズメバチにも好奇心があるという姿を見ることができます。

画像付きで分かりやすく見れるものがないため、難しいのが現状としてある

一方でスズメバチのオスについてはweb上でもオスに針がないとの記述は見られますがその判別点の詳細については実際に捕まえて確認しているのか怪しいものも多く、読み手に置いてはどうやってメスと見分けたらいいのかが分からない。

万が一刺されてしまったら大変だし興味はあるけど手を出せないという事態に繋がっていそうです。

スズメバチのオスはどこで判別したらよいのでしょうか?一年でわずかなハチの不思議を判明するために詳しく見ていきましょう。

ハチ類にはむやみに触らないこと

早速ですが注意喚起からです。

触らないこと。飼わないこと。できれば有識者と一緒に判断すること。

スズメバチのオスの見分け方を紹介していきますが、実際には一度捕まえてからその判別点を見ていくことになります。

つまりスズメバチと間近に接近することになることには間違いありませんので多少のリスクがあります。

いきなり毒針を確認するのは危ないため、後述する目視で分かる判別点を複数チェックし、オスだと確信を持ってから最後に針も念のため確認するということをお勧めします。

オスバチに挑みたい方は基本的にはメスバチを捕まえたと思い慎重に取り扱う必要がありますのでご注意ください。

オオスズメバチオスの見分け方

これが♂。読み終わるころには見分けられるように!

オオスズメバチのオスはどこを見て見分けていくのでしょうか?判別点について紹介していきます。

尚、オオスズメバチの内容であり他の種類には適応できない要素もあるため、注意してください。

オオスズメバチのオスは触覚が長い

まず捕まえたことを前提としてみてくとオオスズメバチオスの触覚は長く見えます。どれぐらい長いのか比較していきましょう。

上がメス。左下がオス。体感以上に触角が長く見えるのだが、雄を見てその自信が持てるのはすでに判別ができる人だろう。

具体的に言うと♀が12節、♂が13節あるというのはよく目にしますが、実際に見てみるとこんな感じです。

メスの触角を胸部に流してみて長さを比較!

まずは♀。触覚は標本を例にすると胸部の後ろにあるオレンジ色の模様に全く到達しません。

胸部の後ろにあるオレンジ色の模様に余裕で到達するのがオスの触角

一方のオスではこの胸部後ろにあるオレンジ色の模様に到達してしまうほど触覚が長いです。

メス(左)とオス(右)胸部後ろのオレンジの模様への到達位置に注目

最もよく目にする雌雄の違いとしてメスで12節、♂で13節あるということが述べられています。違いは確かに一節分なのですが、実態としてはかなり触覚は長く見えます。

とはいえ飛んでいる段階で分かることはあまりなく、動体視力に優れていないとなかなか分かりません。

触覚の詳細も見てみましょう。

基部から2節目が見逃しやすい。計13の節に分かれ、一つ一つがちょっと長い?

マクロよりのレンズなので先端の方が見えにくいかもしれませんが、♂については画像の通り13節あります。

基部のふと長い1節とその次の短い2節目を飛ばさないように注意する必要があります。

一説が詰まっているため、赤い点も過密に。メスの触角は短い!

メスの方はどうでしょう?同様に2節目に気を付けながら見ていくと12節に分かれていることが分かります。

捕まえて、標本をつくる時ぐらいしか悠長に数える時はありませんが、触覚の節の違いは確かにあります。

体感的な長さとして胸部の模様を。ミクロでは節の違いを覚えるとよし。

そして合わせて長さも大きく違うことが確認できましたね。

腹端の形状と模様が違う

オオスズメバチのオスの判別では複数のポイントを見て判断するのが重要です。

腹部の先端の形状の違いも有力な手掛かり

触覚が長いと思ったら次は腹端を見ます。

腹端とは腹部の先端のことです。

スズメバチなどの毒針は産卵管が変化したものなので♂には毒針が無いというのが知られています。これに合わせてオスとメスでは腹端の形状が違います。

メスは腹端の形状が>となっているのが分かる

働きバチや女王などのメスバチの先端は尖っています。ご存じの針が出るためです。

オスバチの先端は凹んでいます。

先端がつぶれているのが分かるでしょうか?

凹むというと語弊があるかもしれませんが、先端が窪み、突起が1対あるように見えます。

針のようなものは一対であるのがオスの特徴。

また、♂では先端が平たんに見えるのも特徴ですね。

一番上のお尻がとがっている奴がメス

慣れるとオオスズメバチ位のサイズなら分かりやすいポイントです。

これに加えて腹部を裏側から見てその先端部の模様を見ておきましょう。

メスの腹部の模様は縞々。

メスでは黒と黄色の縞模様が続いているのに対し、♂では腹部先端の方に丸い斑点があることが分かります。

オスバチの腹部裏側に見られる模様。特徴的。

これはオスバチに見られる特徴なので、参考にしてください。

左がメス。右がオス。

腹部の節の数が違う

スズメバチ類の腹部は段々状になっています。

この縞模様の部分の数が実は違う

腹部の先端の形状が異なる影響を受けて、メスバチとオスバチではここの数が違うことも挙げられます。

お察しの通り標本にするときなどしか分からないと思います。

メスの腹部の節を分かりやすく

メスバチは6つに分かれています。節は触覚よりは大きいので分かりやすいかなと思いますが、視覚的にわかりやすいよう位置を記しました。

オスの腹部を分割。交尾器の影響で1つ多い。

オスバチは7つです。交尾器の影響か1節多いのが特徴です。数えれば確かにという感じですが、実際にパッと見ては分からないです。じっくり見れるなら堪能しましょう。

私は触覚の長さをとりあえず見て、腹端の模様を見て、形状を見てある程度オスを確信したら網の中でスズメバチを掴み、飛び出るものが毒針か偽針かまで確認しています。

念には念を入れて徹底的に確認はしていきましょう。

腹部のオレンジ色面積が広い

色合いとしてはオスとメスでは腹部の色合いが違うため、オスバチのほうがオレンジが強く見えるという特徴も見られます。

上から見たオオスズメバチのオスとメス。一つだけ模様が違うのが分かる。

ちょうど腹部における2節目の部分の黒帯の割合が違います。

左がメス。右がオス。腹部のオレンジ色のラインがオスのほうが目立つ。

オオスズメバチのオスと触れ合う場合の注意点

オスだと判別してもオオスズメバチに触るのはドキドキブルブルしてしまうものです。

刺すマネはしてくるため、オスメスの違いはしっかりとする必要がある

オオスズメバチのオスには毒針こそありませんが、偽針があります。これはチクリとすることがあるため、知らないとびっくりしてしまうかと思います。

オスバチには当然針はありません。しかし刺すマネはとてもよくしてきます。

手に乗せたり掴むときは雄であることが100%分かってからにしよう!

お尻が動いて指に向かってくる様は♂でもかなり怖いなと思ってしまうためあらかじめ気合は入れておきましょう。

オスバチはスズメバチ類をじっくり堪能できるため、もし捕まえることができたならばとても喜ばしいことです。

秋以降にスズメバチ類が巣以外でたむろしていたら結婚飛行を疑ってみてください。

それから顎で挟んでくるので、そこも事前に知っておきましょう。


オオスズメバチオスの探し方?

オオスズメバチは土中に営巣し、自然度が高い場所に生息しています。

オスがいる時期に結婚飛行を狙うのがおそらく最適

通常、オオスズメバチの交尾は巣の付近で行われることが多いようで、オオスズメバチのオスの採集には危険を伴うものと思われます。

前述のとおりオスは晩夏から初冬頃の僅かな期間にしか出現しないため、出会える期間というのは限られています。

そのため、遭遇にはわざわざリスクを取らないといけないものと思い込んでいたのですが、同やらハチ類の♂には人工物の上空に集まる習性というのがあるようです。

秋でも樹液などにはメスのハチがたくさん来ている

これはもしかすると環境などにもよるのかもしれませんが、人工物の上空や突起物などにやたら執着しているハチがおり、なんだこれはと思って捕まえたところオオスズメバチのオスでした。

偶然来てしまったものかと思っていたのですが、その場に張り込み飛来するスズメバチを次々捕まえるとなんと飛来するのは全てがオス。捕まえた数は30程度に及びましたが♀はいませんでした。

この日にたまたま来ていたのかなと思い、1か月以上時々来ては見ているとそれでもやはり来ているので好む何かしらの要因があるようです。

結婚飛行でどんなところに来るのかは高所の人工物以外には不明。飛び回るらしい。

なのでもしかするとオオスズメバチにおいても他のスズメバチ類と同様に樹冠などの高所に集まり結婚飛行をするようなことがあるのかもしれません。

難易度が高いオオスズメバチのオスを見つけやすい方法なのではないでしょうか。

開けた環境にある人工物に集まってくるようです。(周りから突き抜けた建物、避雷針など)

11月の寒い時期でしたので基本的にはオスバチの結婚飛行のセオリーである午前中の日差しが暖かい風の少ない日がねらい目の様です。

鉄塔や避雷針、どこに来るかは不明だがハチが目印にしている何かがあるのかもしれない

ここでは2分に一度ぐらいオスバチがやってきていました。こんなこともあるんですね。

探したい方は一つ参考にしてみてください。そしてネットインした際には今回の判別点を確認してみましょう。

一応この寒い時期でも樹液や飛び回るスズメバチは見つけられます。ですが、働きバチの割合がかなり高いため、♂を狙う場合には結婚飛行の個体を探すのがとてもおすすめです。

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