恐怖のカミキリムシ
カミキリムシに苦手意識を持つ方は多いですよね。

なんといっても苦手な昆虫の中でも大型であること、身近な場所でも発生すること、灯などにもやってくること、強靭な顎を持つこと、長い触覚を持つことなどが要素として挙げられるのではないかなと思います。
今回はカミキリムシが苦手な方に向けてこういう要点を押さえれば苦手意識を減らせるという視点を紹介していきます。筆者はカミキリムシが好きです。
カミキリムシの怖い所
虫に関して怖いという場合にはその虫について良く知らないからという場面がとても多いかと思います。

カミキリムシ愛好家としてカミキリはこんな虫だよという視点を紹介していきます。
まず大あごについてですがこれは非常に強力です。よく目にする黒色のゴマダラカミキリのレベルでも噛まれると出血する程度の顎の力を持っています。

しかし基本的に危険を感じないと噛むことはしません。
カミキリムシの怖さは多くの場合この顎に由来すると考えられます。
私が噛まれる場合には掴んで手の上で噛まれるというケースや、持った際に顎に触れてしまったという場合が殆どとなります。

それでもグローブなどをしていれば出血は避けられますので、噛まれたくない場合には手を守るようにしましょう。
また、カミキリムシは足が特殊な形状をしています。足の先に細やかな毛が密集しており、これにより吸着することができます。
仮に体を持っていても暴れたことで足が引っかかり、そのまま張り付こうとしてくることがあります。

これでビビッて掴まれると恐怖体験の始まります。
基本的に掴んだりする際には掴む場所が重要で、掴んだら離さないというような意志を持ちましょう。

国産のカミキリには毒性はありませんので、毒については心配する必要がありません。触覚なども長いですが危害を加えるものではありません。
掴む場合には背中の部分にかけてをつまむようにすれば持てます。とはいえこの記事を読む方は持ちたくないかと思います。別の対策も紹介します。
いや、虫自体が怖いんだけど
カミキリムシの怖い所を説明されてもそもそも虫が怖いんですよ。

という方は多いのではないでしょうか。
カミキリが怖いけれども遭遇せざるを得ないということは、おおよそ自然の中に行くのではなく庭木や果樹などの木々にやってきてしまうという場合ではないかと思います。
ここにカミキリムシの生体が関わってきます。

カミキリムシは幼虫が生木を利用する場合があります。お庭に導入されるような適度な細さの木はカミキリにとっても加害しやすい良い木であるため、どこかからやってきてしまうのです。
しかし怖いからと言ってそのカミキリを放置してはいけません。
産卵されて木が内部から食い荒らされるだけではなく、翌年以降に大事な木から嫌いな虫が発生してしまいます。ここは頑張って対処しましょう。

カミキリムシの対策として有効なのは庭木レベルであれば生物農薬であるボーベリア菌を利用したり、目視した個体に殺虫剤を噴霧することが有効です。
種類により加害箇所が異なりますが、最も身近な種であるゴマダラカミキリならば幹の太い所を加害する傾向が見られるため、幹の部分を目の細かいネットで防護してしまうというのも有効な防除方法です。
庭木レベルであればこれらの対策はできるはずです。

とにかく直接触りたくない場合にお勧めしたいのがタッパーやドレッシングボトルなどの縦型の容器です。
この中にスポット入れてしまえば触れることなく取り除けますよね。そのまま容器を冷凍庫に入れれば死にます。
昆虫が本当に苦手で触らずに駆除したい場合には殺虫剤が楽ですが、お庭に殺虫剤を撒きたくないというような場合には酢酸エチルを利用するのがおすすめです。

ネイルの除光液などの成分に酢酸エチルが含まれていることがあります。セリアなどで100円で購入できます。
これを化粧品のパフなどにしみ込ませ、先ほどのボトルに詰めてカミキリムシを触れずに容器に落とし込み、蓋をすることで簡単に安く防除することができます。
昆虫採集者が標本をつくる時に虫を〆るやり方なのですが、一般の方には知られていないと思うため紹介します。家に侵入した虫などの駆除も簡単にできるため、実はおススメです。
カミキリムシがいるサイン
虫自体がいなくともカミキリムシの存在を示すサインがありますので紹介します。

まずは木くずですね。幼虫が内部に潜入して、内側の木部を食べることでこうした木くずが出ます。ゴマダラの場合カリントウ状の木くずが出ます。
樹皮に小さな穴が開いている場合にも注意が必要です。
卵から孵った幼虫が内部に侵入したかもしれません。

また、木自体に穴が開いている場合にも気を付けましょう。ゴマダラカミキリの場合には丸い穴が開きます。こうした木は選ばない方がいいですよ。
樹木に入り込む虫は蛾の仲間やゾウムシなど多岐にわたりますので初心者では判断が難しいかもしれません。
が、これらは無視による加害を示すものなので見つけた場合には穴にスプレーをしたり、針金を刺して幼虫を潰すなど対策をしましょう。
最初の1匹に挑めば後は慣れる

今回はカミキリムシという虫の危険な要素とその生態を絡めて簡易的ですが挑むべき相手の特徴を紹介してきました。
虫の危険要素さえ理解しておけば対策は容易です。そして、最初の一回は苦手な人からすれば困難かと思いますが、今回紹介した方法を使えば苦手な人でも駆除することは簡単です。
生体を知り、その姿を見慣れればあとは楽ちんに対応できますので、カミキリムシに苦手意識を持つ方は活用してみてください。
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