蓼食う虫も好き好き

カブクワの採集に関するお得情報から身の回りの自然に関する疑問まで自然のいろいろな不思議を解決、考察していくブログです。自然への興味を持つきっかけを目指しています。

*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

便所コオロギことカマドウマはなぜ不快なのか

不名誉な便所コオロギ

便所コオロギを知っていますか?コオロギではないのですが、夜行性で雑食性とコオロギのような性質を持ち、湿気のある環境を好むことから昔の便所に出現するあのバッタのことです。

群れるカマドウマ。夜遭遇したら鳥肌ものである。

カマドウマと呼ばれるこの虫は、特に害があるわけでもないのに非常に嫌う人がおり、なかなかに可哀そうなものです。

そこで今回はなぜ便所コオロギことカマドウマは嫌われているのかを考えてみることにします。

カマドウマとは

カマドウマは直翅目(ちょくし)カマドウマ科の昆虫の一種です。

丸いフォルムが特徴的なカマドウマ

愛称であるコオロギとは直翅目と目レベルまでは同じですが、カマドウマ上科とコオロギ上科で分類が異なります。

丸みを帯びた特有のフォルムを持ち、その姿はパスタのニョッキなどを彷彿とさせます。

雑食性の昆虫であり、植物や小型の昆虫、虫の死骸などを食べます。

エゾゼミの死骸を食べていた。

湿った場所を好む傾向が強いため、自然下では湿度が維持される広葉樹林下や針葉樹林下などの堆積物が多いような場所に出現します。

便所コオロギの由来については昔の家屋に特有の現象であり、現在は便所で見られるようなことはあまりないかと思います。

一方で山地のトイレや田舎の環境では現在でも便所コオロギとしての存在感を示しているようです。

カマドウマは夜の遭遇が怖い!

カマドウマはおよそ人が昆虫を嫌うおおよその要素を満たしています。それを紹介します。

夜の山でジャンプして大きな音を立てるのも怖い

まずは家に出ることですね。これは昔ながらの家やそうした家で生活をしたことがある人に多いかと思います。

家は基本的に外部の要素から守られる場と言えますよね。

そんな中で家に出てくる虫といえばハエ、蚊、クモ、ムカデ、ゴキブリ、ゲジゲジ、ヤスデ、コオロギ、ガ、カマドウマなどが代表種として挙げられるかと思います。

家に出る虫というのは人は怖がりがち

おおよそほとんどの人が苦手意識や嫌いと結論付ける生き物のカテゴリーです。

日本人は昔ながらの生活の中でこれら生き物に対し苦手意識を持ってしまっているのではないでしょうか?

思い出してみると私も祖父、祖母の家に止まったときに夜間台所を徘徊するゴキブリにはさぞ恐怖した覚えがあります。

カマドウマもトイレにいたことがあります。

夜、急に現れる虫は苦手な人にとってはどんな種類でも怖いはず

ずいぶん昔の記憶なのですが、そのシーンというのは随分はっきりと覚えているものです。それだけ安全エリアで遭遇する敵の恐怖心は強いというものです。

特に日本家屋の夜間のトイレなどは特有の緊張感がありますよね。そんな状態で武器もない中で出会うカマドウマにはある種のトラウマを覚えても仕方がありません。

カマドウマは移動速度が怖い!

カマドウマの脚力はかなりのものを誇ります。

瞬間的な跳躍力、恐怖の瞬間到達性能がとても高い

ジャンプ力だけでいうとトノサマバッタにも負けないくらい力強いのではないでしょうか。

彼らの真の恐怖は夜のトイレという閉所にて人が接近した時の驚異的なジャンプ力にあります。

よく知られる通り人は素性の分からぬ素早いものが大嫌いです。

ゴキブリ、ネズミ、ムカデ、ハエなどなど挙げれば切りがありません。

わけわからない生き物が超スピードでやってくるほど怖いものはないのです。

その点カマドウマは素晴らしいものです。

カマドウマは写真がないため、使いまわします

閉所のトイレで瞬間的なジャンプをするわけですから、された側は一瞬で目が覚めますし、そのシーンは小さい頃のものでも記憶に残るものです。

虫に興味がない私の親でさえ便所コオロギが嫌だったというほどですから、それはもう強烈な体験です。

カマドウマは群れが怖い

カマドウマなのですが、群れていることも多々あります。

どういう言うわけか群れている

彼らの好む場所がそのエリアで似ているから当然なのですが、いる場所に潜伏しているんですよね。

例えば木の洞。ふらりと夜の雑木林に目を向ければ木の洞にカマドウマがびっしりということはあります。

便所コオロギとして出現する個体もトイレのような居心地のいい場所に複数の個体が出現することがあるのです。

いくら人が大きく、対象が小さいものであるとはいえそれが夜間一人ぼっちで、強靭な足から来る俊敏性を兼ね備え、あまつさえ自分に向かってくるとなればもうそれはホラーの一場面なのです。

野外で見てもカマドウマ系は好きな環境での個体数が多く、ぴょんぴょん跳ねていてびっくりしてしまうほどです。

カマドウマはなんか不衛生っぽい

もはや印象の話なのですが、カマドウマって便所コオロギの印象が強いのでその名前と不衛生さがリンクしてしまっています。

湿った側溝とかも不衛生な印象を受ける

じめっとした環境に出現する生き物は例えばカタツムリ、ハエ、蚊、ゴミムシやオサムシ、シデムシ、カマドウマ、菌類などなどどことなく連想にマイナスイメージが付いてしまうものが多いように思います。ゴキブリなんかも湿っぽい環境にいますよね。

例えば果物は美味しいものですが、果物を育てている環境ではぐじゃぐじゃのフルーツを見てダメになってしまうという人がいます。ファーストインプレッションはとても大事です。

便所コオロギを便所で見てしまえばそれはどこにいても不衛生なものに感じられてしまうのです。

それが自然の落ち葉の下にいても連想されるのはトイレにいる姿なんです。

これは森林性のモリチャバネゴキブリやオオゴキブリなどの綺麗なゴキブリなどにも言えるかと思います。

ゴキブリのフォルムを見ただけでもはや拒否反応が出てしまうのです。

恐らく森林にパスタのニョッキを置いておくだけでも便所コオロギが苦手な人は反応してしまうかもしれません。


ということで今回は不名誉な愛称の便所コオロギの何が彼らを不快としているのかを考えてみました。カマドウマに限らず人が苦手とする多くの生き物に当てはまる視点だと思うので、参考にしてみてください。

バッタ関連記事

pljbnature.com
セミファイナル編です。現代人特有の苦手意識から考察します。
pljbnature.com
危険な虫特集です。
pljbnature.com
バッタの噛む噛まないについてはこちらから