8月のヒラタクワガタ採集
記事化していませんでしたが、8月頃にヒラタクワガタの採集に行っていました。

今年の初夏にはヒラタをたくさん探していましたが、真夏のヒラタはどんなものかと気になり寄ってきたのです。
通常ヒラタにはイマイチとされる時期となりますが、果たしてその傾向はみられるのでしょうか?
乾燥した林
さて8月の頭もとい今年の夏は雨が少なく、カラカラしています。

この林も例にもれず地面はカラカラ下草ボーボーとひどいものになっていました。
初夏に訪れた時は薮蚊は多いは地面はぐっしょりで靴が汚れる程の感じでしたが、もはや砂ぼこりが舞うほどカラカラです。
とはいえ樹液は少ないながらも出ています。
時期的にも完全にノコギリとカブトムシの時期となっています。

後は蛾の仲間ですね。
樹液があればヒラタもいるかなとほんのり期待していましたが、樹液を占有しているのはノコギリとカブトばかりです。
低所の樹液にいるのもこの2種類ばかりでおいおい勘弁してくれよという感じですが、この状況を分かっているからこそヒラタの出現時期は異なっているのでしょうね。
そんなこんなでポイントを移動しつつ木々を見ていきます。

今期56mmの場所ではまさかの先行者がいました。
ここも夏になると人が来ているんですね。都市部らしくあいさつは無視。
高尾のように人が多いところならともかくこんな場所で無視しますかね?と思いつつその人がいない場所を探してヒラタを見つけます。

とりあえず坊主は避けられてよかったですね。今回見つけられたヒラタはこの1匹のみとなりました。
シーズン中には何匹も遭遇していただけにこの渋さにはびっくり。薮も深くなっており初夏に見ていた場所にはちょっと入れませんでした。
こうした環境の事情とヒラタ自体の出現の時期を考えると真夏のヒラタ採集はなかなかに過酷なものになりそうでしたね。
今回は古い内容なので短いですが、仕入れた情報とその情報の確認を兼ねて真夏にヒラタが多い環境を見てきたものとなります。
8月ヒラタが少ない理由の考察
さて8月のヒラタが少ない理由を好き勝手に考察していきます。

まずは有名な話ですが強いノコギリやカブトムシなどが出てくるためですね。
今回の樹液は初夏にはヒラタが見られるような場所でしたがノコギリとカブトばかりでした。
雑木林はどこもこんな感じになっている時期なのでライバルを避けている説は一理あるように感じられます。
しかしナラ枯れで樹液が豊富な現在においては樹液自体は点在しているのでヒラタがいればもっと見つかるように思います。

この地ではアライグマが確認されています。アライグマは樹上に登れるため、カブクワの捕食者として強力な存在ではありますが、この場所では人が見れる範囲ではヒラタの死骸は見つかりません。
真夏の時期だけでなく、初夏の時期でも死骸自体は散らばっていないため、捕食説も薄いような気がします。
かといって地際に潜んでいるかというとそんなこともなく、まさにヒラタだけがもぬけの殻になっているような雰囲気があります。
思うにヒラタは季節と共に樹液に上り始め出現シーズンの後半には高所にも上ると言います。

ヒラタクワガタはこの真夏の時期には樹上にある良質な洞などに潜入してしまっているのではないのかなと思ったりしますね。
樹上は見えないので妄想がはかどるのですが、そうした洞自体穿孔性の昆虫の都合で細めの木に生まれやすいものです。
よく幹回りには見えないけれども気を蹴ったら枝先から落ちてきたというケースはありますよね。

ヒラタは顎の力も強く、自身の顎で木を削り樹液を出すような行動も知られています。
高所にはもしかするとヒラタの楽園があったりするのかもしれません。
後は単純に採集圧ですかね。

一応都市圏の場所なので人は来ているようです。めちゃくちゃに広い環境ではないので先行者の影響を受けるのはまず間違いなく、長期的にそれが続くことでヒラタの発生と取られる数のバランスが夏頃には悪くなってくるというものですね。
ヒラタは5~6月頃に発生のピークがある種類で、これに越冬個体が加わるため、当然その時期が最も多くなります。
その後もまばらに発生はするようですが、追加ペースに対してシーズンインの取られる個体が多そうな気はしますね。
この場所に限らず夏のあらゆる雑木林で同じような傾向が見られます。
そんなわけで適当な考察ですが、真夏のヒラタは渋かったです。まあ回数をこなしていませんので、参考程度にしておいてください。
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