モミの木や針葉樹にグルグル巻きの痕
自然好きな方は標高のある山に登るとモミの木やツガやシラビソといった針葉樹を目にする機会が増えますよね。

木をよく見てみるとグルグル巻いたような変な模様を目にする機会があります。
こんな綺麗に渦を巻くなんて。と気になりませんか?それは実はオオトラカミキリという虫好き憧れの珍品種が残したものなんです。
グルグル巻いた模様とは?
低山では主にモミという木に見られるグルグル巻いた模様はこれです。

非常に美しい模様で、彫刻家が刻んだような特徴的な模様ですが、これはオオトラカミキリの幼虫が蛹化する際に掘り進んだ痕になります。
オオトラカミキリは生木のモミやシラビソ、ツガ類を利用するカミキリムシで、スズメバチに擬態した大型のトラカミキリの仲間です。
蛹前に巻く向きなどは別として必ず渦を巻くことが知られており、その特徴的なサインによりその地にオオトラが生息しているのかを示すサインとしても活用することができます。

通常、このように巻いた模様が出てきている時点でオオトラが木から出て数年以上の年月が経っていることになります。
木々は外に外に広がっていくように成長していきます。この際に材内部が傷つけられていると内部の傷は修復されることもなく外側に押し出される形で出てきますよね。
なので渦が見えるものはかなり年月が経っています。

通常、新しいオオトラの脱出痕はこのように穴だけが出ています。しかし場合によっては蛹化前に樹皮下をグルグルと齧っている場合があり、その場合には面状に不自然なヤニが出てきます。

オオトラカミキリはカミキリ愛好家から幻ともいわれる程人気が高い希少なカミキリであり、愛好家はこうしたサインを読み取って成虫が出てくる場所を探り当てたりすることもできるようです。
モミの木でオオトラを探すなら
オオトラカミキリは特徴的な模様、トラカミキリの巨大種、見事な色彩、そしてその希少性により遭遇難易度は非常に高いものとなります。

ここでは渦巻き模様からオオトラに興味を持った人に向けてその探し方を紹介します。
オオトラカミキリはおよそお盆以降の時期から9月中旬ぐらいまでが出現の時期となります。
現在判明している有効な探し方は30℃以上の暑い日にモミなどの樹冠から産卵のために降りてくる♀を探すというものです。

かなり運の要素が強い採集となり、時期とみる木の都合でほとんど他の虫もつまめない過酷な採集となります。
密度はエリアにより様々ですが、個体数の少ないエリアやモミの木が広く分布するエリアではまばらな分布となり、難易度も上がるようです。
私の行く場所では33連敗の方までは見たことがあります。
トラカミキリの最高峰と言われる姿を求めて多くの方が挑んでは敗れていく大きな壁です。
興味のある方はちょうどこれからがベストシーズンなので探してみてください。
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オオトラ探索シリーズです。
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この他、モミ利用の虫としてヒゲナガカミキリやネブトクワガタ、アオタマムシがいます。