身近なコクワガタは珍しいのか?
カブクワ採集初心者の第一歩となる目標がコクワガタです。

生息域は緑が全く無いような場所を除いてほぼ全域に生息しており、最低限樹液が分かっていれば遭遇できるコクワガタという印象ですが、このコクワガタは珍しいのでしょうか?
今回はもっとも普通なコクワガタの珍しさを紹介していきます。
コクワガタは珍しい?

まず結論として、一般的に見つかるコクワガタは珍しくはありませんが、その個体の中に見つかる雌雄混合型や一定のサイズを超えるコクワガタは非常に珍しいということができます。
コクワガタの珍しいサイズを述べると47mmに壁があるかと思います。
これ以上を見つけられたならばミヤマクワガタやヒラタクワガタに並ぶ程度の珍しさがあり、50㎜に乗ったならばそれは誇っていい記録です。
そう、コクワガタにも珍しいものはいるのです。
コクワガタは普通種であり入門種
とはいえ普通に見つかるコクワガタは珍しくはありません。

コクワガタは知識を身に着けると逆に出会わないのが難しいぐらい遭遇できるクワガタです。
ノコ、ミヤマ、ヒラタなどなどの人気種を探し始めれば、それらのクワガタのハズレとして遭遇することになります。
外れとは言えレア種を探していると珍しい種類が取れないことも珍しくはありませんので、そうした坊主の日に癒してくれるのがコクワガタたちです。

ゆえに多くの採集者はわざわざ狙うものでもないけど嫌いにはなれない対象として認識しています。
あまりにも成果が上がらなくて、人は皆気晴らしにコクワガタを捕まえて離すのです。
認識が変わる巨大コクワ
一方で大型サイズのコクワに対する認識は採集をしている人や、ちょっと慣れてきた人ほど扱いが変わります。

日頃の採集の中で無数のコクワを見ている採集者は、コクワガタの1mm単位の大きさの違いを読み取り、見つけた瞬間にあいつやばくね?と緊張が走ります。
その巨大さは48mm位から横から見た時にヒラタの厚みとケツを連想させるものであり、顎の形を見なければ河川敷などの2種が混じる場所ではあれヒラタじゃね?と盛り上がります。
そうした賑わいが起こるほど47mm辺りからのコクワガタは慣れた方でも盛り上がれるくらい珍しいです。

私の最高サイズは48㎜なのですが、見つけた瞬間に顎が見えておらず、横から上翅がみえている形であったので完全にヒラタを見つけたと思っていました。
落としてみてびっくり、凄い厚みのあるコクワガタだったのです。
あの個体の驚きは数年たった今でもはっきりと覚えており、ただのコクワガタなのにヒラタやミヤマをとったときよりもはっきりと覚えています。

それ以来秘かに50㎜コクワを狙っているのですが、あれから5年以上48㎜を更新できていません。
なので47㎜サイズからのコクワは非常に珍しく価値がある個体です。
ちなみに46㎜までは47と比べると割と遭遇できます。
1㎜が価値を大きく引き上げるのはクワガタの世界あるあるなのでこの1㎜を追及してみてください。
雌雄同体は非常に珍しい
写真こそありませんが、クワガタには半身がオス、半身が♀のような個体が出ることがあります。
そうした個体は種を問わず珍しいです。

コクワガタは生息地も安定しており、今後も個体数を安定的に見ることができると思われます。
珍しい大型のコクワに出会うためにはとにかく数に出会うことが重要なので、大型を狙うならば最新のナラ枯れ採集を利用して珍しいコクワを狙いましょう。
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